花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

Stop the Travel

2021年01月06日 | 学校
12月下旬の国会議事堂です。
環境研究班は第4回JAPAN SDGs AWARDで
副本部長賞を受賞したため、上京しました。
受賞と出席依頼は授与式の数日前と突然。これには学校も慌てました。
なぜなら現在、コロナの関係で県外に行くことは自粛中。
ましてやこんな状況を把握していながら高校生を派遣し
もしコロナに感染でもさせたら問題になるからです。
しかし環境班が受賞する本部長賞とは官房長官賞のこと。
本部長である菅総理も出席され、
官房長官から直接授与されるということもあり
欠席の選択肢はどうやらなさそう。
そんなことから校長が出席し代表でいただくことになりました。
久しぶりの東京は暖か。ご覧のような青空です。
しかし人影はまばら。行きの新幹線もガラガラでした。
マスクよし。手洗いよし。距離もよし。
会場は首相官邸。まるで決死隊です。
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大御所ばっかり !!

2021年01月06日 | 学校
どこの家にもあるのがジャガイモ。皆さんが大好きな野菜です。
ところで皆さんの家にあるジャガイモの品種名はご存知ですか。
ダンシャク(昭和3年登録)、メークイン(同)、ワセシロ(昭和49年)。
みんな昭和時代の古い品種です。登録されたのは昭和ですが
ダンシャクが日本に入って来たのは明治時代、メークインも大正です。
このジャガイモはキタアカリ。やはり昭和生まれの品種です。
ジャガイモには新品種がないのでしょうか。
でもこれは間違い。毎年新品種がデビューしています。
ではなぜ大御所の品種がいまだに主流なのでしょうか。
以前、北海道農試の先生から教わったのですが、
ジャガイモの消費量は大きな変化がなく、毎年ほぼ一定。
ダンシャクやメークインなど年間通して安定した需要があります。
大々的な新品種のキャンペーンを打ってもいいのですが
日本人の消費量がびっくりするほど増えることなんて考えらません。
もしキャンペーンが成功してもダンシャクやメークインに置き換わるだけです。
つまり今も十分な需要があるのだから、あえて多額の費用をかけて
PRする必要がないということのようです。
しかしジャガイモの品種はびっくりするぐらいたくさんあります。
私たちが知らないだけでコロッケ、フライドポテト、煮物など
それぞれの料理に最適な品種があり、企業ではちゃんと使っています。
つまりダンシャクやメークインよりも美味しい品種がたくさんあるのです。
通販でいろいろな品種が手に入る時代。
ぜひ調べて最適な品種を育てたり料理をしてみてはいかがですか。
フローラはかつて赤肉、黄肉、紫肉などの品種を使った
カラフルフライドポテトを名農祭で披露して絶賛されました。
品種を選んで買えるサービスなどありません。
今年こそはそんなユニークな商品を披露したいものです。
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