花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

一瞬にして永遠

2021年01月23日 | 研究
フローラやハンターズの卒業アルバムに必ず記録されるのが
個人ごとの出場した大会一覧と結果。
分析していると、いろいろ面白いことがわかってきました。
なんとこの2年間でハンターズは30もの大会に応募していました。
これはかつてのフローラにひけをとらない数です。
名農の研究活動は2年時から始まる課題研究の2年間。
しかし1年目はまだ試作段階なので大会にエントリーできるものは多くありません。
したがって全応募数の半分以上は3年時ということになります。
ところがハンターズは2年、3年生とも約15大会と同じ。
2年間の限定活動ということもあり、
最初から積極的にチャレンジしていたのがわかります。
ところが問題なのは、この30もの大会のうち、
校外の会場に行って実際に発表したのはわずか6大会と5分の1しかありません。
おそらくフローラであれば参加した大会の半分は県外。
東京や京都、新潟など飛び回っていました。理由はコロナ。
それを示すかのようにハンターズの6回しかない県外遠征のすべてが2019年。
2年時です。コロナの感染が拡大した2020年はゼロ。
ほとんどが書類審査かオンライン大会でした。
ハンターズの活動記録にも目に見えないコロナの姿があらわれていました。
でも賞賛すべきこともあります。たった2年間のうち、バブルボーイズとの連携を含めて
なんと5回もの大臣賞を受賞。年末の官房長官賞を入れると6回です。
もちろん誰も成し遂げられなかったストックホルム青少年水大賞グランプリも受賞。
特異な誕生理由で、先輩も後輩もいない孤独なハンターズですが、
わずか2年間の短い活動で超新星爆発のように一瞬にして永遠の輝きを放ちました。
存在はまもなく消えますが、名農の歴史に深く刻まれるはずです。
コメント

危うしイチゴ園

2021年01月23日 | 学校
名久井農業高校のグラウンドに掲げられている国旗。
このところの暴風でちぎれんばかりです。
いつも思うのですが、名農の国旗はなぜか短いんです。
おそらくこれは毎日取り込んでいないから。
常に掲げているため、風雨で先がちぎれてしまったのだと思われます。
それにしても見事な冬晴れです。
青森県は県の中央に八甲田連峰があるため
日本海側と太平洋側では真逆の天気。
今の時期、青森市など津軽地方はたくさんの雪が降りますが
こちらの太平洋側では晴れる日が多くなります。
そのため冬でも日照時間がある程度確保できるため
県では冬の農業を推進しています。
なかでも今の時期はイチゴ。
お隣の八戸市は昔からハウスイチゴの産地なのです。
いつもであれば観光イチゴ園がそろそろオープンするのですが
先日のニュースによれば、八戸のあるイチゴ園は今年コロナのため中止。
一般開放をやめて市場出荷するのだと思います。
コロナの影響が農業にも及んできました。
でも新聞によれば南部町のイチゴ園は開園したようです。
イチゴを皮切りに「フルーツの里」の1年がまた始まります。
コメント