花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

EMG

2021年09月01日 | 研究
課題研究が始まる直前の土肥実験室です。
机上にずらり並んだのはMacのノートPC。
全部見えませんが、各机ごとに置かれています。
1学期とはまったく違う様子に、研究活動がほぼ終わり
次なるステージに移行したのがうかがえます。
実は今取り組もうとしているのは、ビジネスプランの考案。
なぜ研究チームが商業高校のようにビジネスプラン作りにチャレンジするのでしょう。
「環境班は環境システム科園芸ビジネス類型に所属する研究班として
誕生した経緯もあって、結成当時からさまざまなアイデアを考案しているんだ」
人に尋ねられるとこのように答えていますが、本当は違います。
環境班と名前を変えるまで、チームは園芸科学科所属の草花班でした。
初代メンバーが目指したのは高校発のベンチャーチーム。
新しいアイデアを考案して、社会貢献できるビジネスに発展させようと結成されました。
つまり極端にいえば研究は商品化する製品やサービスを開発するため。
そのため研究が終わると必ずその成果を生かすビジネスプランを製作発表していたのです。
10年もこのローテーションを繰り返してきたので、
新生環境班になってもスタイルは継承。
生活習慣病はそう簡単には治らないようです。
今日はそんな活動の2回目。いろいろ頭の中で描いたアイデアを
いよいよ文字に落とす作業が行われます。
さてそんな活動をしている環境班ですが、緊急事態(EMG)発生。
なんと本日から9月いっぱい部活動禁止。対外試合も含めてあらゆる活動が禁止です。
高体連、高文連にも行事の中止や延期が要請されました。
もちろん原因はコロナの感染拡大。県独自の対応策です。
環境班は9月に2度学会主催の発表会に数名オンラインで参加することになっています。
メンバーによっては進路にも影響する緊急事態。いったいどうなるのでしょう。
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秋の訪れ

2021年09月01日 | 学校
今年は天気が良かったのでたくさん夏野菜が採れました。
この地域では自宅で栽培している人が多いため
キュウリやトマト、ナス三昧の食卓はもう嫌だと
贅沢な愚痴をこぼしている声も聞こえてきます。
さてここにあるキュウリ、左端が少し太いと思いませんか。
中には卵でも入っているんじゃないかと勘違いするぐらい
先だけとんでもなく太っているものもあります。
太いのは茎についている反対側。したがって尻太り果とか
先太り果といわれます。でも病気ではなく生理障害。
これは果実の先端だけに種子ができてしまったため
その部分だけが発達して肥大してしまう現象。
日照不足や草勢が衰えてきたのが原因です。
9月に入り、北国では晩夏というよりも初秋。
元気だった夏野菜も葉色が薄く枯れ始めています。
おそらくこれは老化し勢いがなくなったのが原因だと思います。
次第に増えてくる先太り果が秋の訪れを教えています。
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