花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

ラストチャンス

2021年09月28日 | 研究
4月から活動を開始した新生環境班フローラハンターズ。
1学期の約4ヶ月間は、とにかくデータの収集に全集中してきました。
しかし夏になるとボランティアの大会や
先日行われた発表会に参加するため、発表練習などに進路変更。
そんな大会も一段落した今、実験室を見回すと
実験に用いた試験区がそのまま放置されているではありませんか。
そろそろ片付けなければなりません。
でもこのまま撤去してはもったいない。
貧乏性なので最後にもう一回だけ測定してみることにしました。
なぜなら同じ状況を再現するとしたら、また半年もかかるから。
まずまずの成果が確認できた7月末。あれから約2ヶ月経ったので
もしかしたら現在はデータが変わったかもしれません。
不要と思えば不要な調査ですが、
チャンスと捉えればラストタイミングです。
これは測定している様子。みんなが机で分業しながら
それぞれの担当試験区のデータ収集をしています。
これからいろいろな試験区の最後のデータが続々と集計され
分析されていきますが、どんな結果か楽しみです。
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ブドウの話のはずが

2021年09月28日 | 学校
フローラハンターズがベースキャンプとして利用している馴化温室。
その隣には壁の一部がコンクリートという特殊な大型ガラス温室が建っています。
この二つの温室の間に、ご覧のような果樹が植えられています。
おそらくブドウではないでしょうか。
しかしまだ実をつけたところを見たことがありません。
8月後半から土肥実験室で課題研究を行っているので
もしかしたら見逃したかもしれません。
名農の第1農場は果樹園。夏はモモ、8月下旬からはブドウ、
9月は早生リンゴ。そして10月は中旬から下旬になると
中生、晩生のリンゴ主力品種の収穫が始まってきます。
11月は初雪が降ってもおかしくない季節。
雪の中で収穫される風景も時には目にします。
かつてチームフローラフォトニクスは収穫まで袋で果実を覆い
真白なリンゴを作って、日本中の注目を浴びたものです。
チームが考えた商品名は白いリンゴ単独では「ピュアホワイト」。
赤いリンゴとのセット商品は感謝やお祝いの気持ちを伝えるという
役目を担うため「メッセージアップル」と名付けました。
ある時、皆さんご存知の東急ハンズのバイヤーさんたちがこのリンゴを知り
いろいろ名前を考えてくれました。その名は「サイレントホワイト」。
雪が降ると不思議なことに、あたりは無音になります。
そんな静けさの中で、黙々と収穫する人たち。
いろいろなストーリーが想像できる素敵な名前でした。
そんなことからチームは単独の場合は「サイレントホワイト」と呼ぶようになりました。
いけません。ブドウの話がいつのまにかリンゴの話になってしまいました。
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