花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

Team Hunters

2021年09月15日 | 研究
フローラハンターズの元に何やら荷物が届きました。
ずっしりと重い手応え。なんだろうと開けてみたところ
素敵なトロフィーが出てきました。
これは夏休みに行われたボランティアの全国大会でいただいたもの。
プレートにきちんと名前が刻印されています。
ここで注目したいのは「環境班 Hunters」という名前です。
現在の環境班のニックネームはフローラハンターズ。
なぜかこのプレートにはフローラという言葉がありません。
実は今回の大会での発表の半分は先輩である
トレジャーハンターズが開発した集水システムの話。
自分たちの研究も半分ありますが、
それだって先輩の研究をベースに発展させたもの。
トレジャーハンターズと一緒に活動したことはありませんが
彼らは常に隣に先輩の存在を感じながら初陣に臨んだのです。
そんなことから先輩と同じハンターズという部分を抜き出して
環境班ハンターズというチーム名にしたのです。
初陣ながらしっかりクリスタルトロフィーをゲット。
フローラ、バブルボーイズ、トレジャーハンターズも出来なかった
鮮やかなスタートを切りました。


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秋空の下の温室群

2021年09月15日 | 学校
このところ爽やかな毎日が続いています。
ここは温室が並ぶ名久井農業高校の農場。
名農の農場は1から3までナンバリングされていて、ここは第2農場と呼ばれています。
右の大きなガラス温室は、かつて熱帯植物が栽培されてた特殊な施設。
数十年前、初めて名農を訪れた際、この熱帯植物園を見学しましたが
水田や畑という農業高校のイメージがだいぶ変わったことを覚えています。
しかし園芸科学科がこの秋、閉科されることもあり現在は活用されていません。
壁がガラスではなくコンクリートと石積みという珍しい作り。
サクランボなどを植えて促成栽培に取り組むなど新たな活用に挑戦してはいかがでしょうか。
左の小さな建物は馴化温室。バイオテクノロジーで育成した試験管育ちの植物を
外環境にならすためのガラス温室ですが、ご存知の通り10数年前に
当時草花班だったチームフローラフォトニクスの大活躍が認められ
この温室を無償で借用させていただいています。彼らは2018年に解散しましたが
後継者のトレジャーハンターズ、そして現在のフローラハンターズが引き続いて
使わせてもらっています。しかしなぜ本家本元の生物工学から返還するように
求められないのでしょうか。実はこの温室もあちこち壊れているのです。
特に窓が開きっぱなしで閉まらないのが致命的。冬になると気温が氷点下になるのです。
建設当時は最先端のコンピュータ制御の温室でしたが、これでは生産には使えません。
一時、フローラのために修理しようと学校も動いてくれましたが、
建ててもう20年以上経ちます。とっくに製造した会社はなくなっていました。
普通の温室でも建てると数千万円。こんな環境制御ができる温室だったら
今なら相当な予算が必要になるのではないでしょうか。
そんなことから、今もここは環境班の本拠地となっています。
10年以上も暮らしているとほとんどの機材がここに揃っており居心地抜群。
温室の上には「うろこ雲」。秋も本番です。
来月には今年温室で行った実験機材を片付けながら、
冬ごもりの準備が始まります。
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