花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

間に合うかもしれない

2021年09月23日 | 研究
9月も後半に入りました。
4月からJr.も入れて8テーマもの研究を同時並行で行ってきた環境班も
ほとんどが終了し、まとめ作業。
メンバーによってはもう成果を発表しています。
しかし、いざまとめてみるとやり残しの実験があることに気がつきます。
頑張ればあと1ヶ月あるので、幾つか追加実験はできそう。
そこで現在、2つの実験の準備に入っています。
これはお得意の三和土の実験。主任研究員は女子ですがいろいろ忙しいので、
三和土作りに慣れている男子メンバーが代わりに準備しています。
この時期はすでに今年の研究が終わった人が半数もいるので
みんなで手伝いながらチームとしてワイワイ取り組んでいます。
さて先日、準備に当たっているメンバーたちの話に聞き耳を立てていると
面白いことがわかりました。名農は10月中旬に生徒会と農業クラブの
役員改選があるのですが、立候補しようと考えているメンバーがいるらしいのです。
そこで誰が出るのか尋ねてみると、なんと4名が手をあげました。
チーム6名中4名、それも全員農業クラブ役員に立候補するというのです。
環境システム科は生物生産科と違い、あまり深く農業にかかわらない学科。
メンバーのほとんどが農家ではありません。
したがって今まで農業には無関心だと思っていたのですが
いったい何があったのでしょう。びっくりです。
もし4月から始まった課題研究が彼らの意識を変えたのならば
とても嬉しいことです。総裁選挙ではありませんがチームから4名が出陣。
役職は違うのでしょうが、結果によっては
活動のモチベーションが下がる可能性もあり心配です。
今日は秋分の日。彼岸の中日です。
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名農工務店

2021年09月23日 | 環境システム科
第2農場には園芸実験室と施設園芸実験室という
似たような名前の実験室が2つあります。
園芸実験室は昭和の時代、高台に移転した際にできた古い実験室。
鉢替えなどの作業ができるよう床が土の珍しい建物で
長い間、園芸科学科の本拠地となってきました。
もうひとつの施設園芸実験室は、そのすぐそばにある
まだ建って7年ぐらいの新しい実験室です。
こちらは農場にありながら土足厳禁。
ちょっと面倒ですが靴を履き替えて入るきれいな建物です。
こちらは環境システム科の本拠地。
中にはエアコンのついた植物工場のような栽培室があります。
土を相手にする園芸科学科、水耕栽培を扱う環境システム科。
同じ農業でもスタイルの違いが実験室にもあらわれています。
さてこれは施設園芸実験室の玄関脇にある可愛らしい花壇。
花が終わってしまったので、花壇の作りがよくわかります。
なんとこの花壇、環境システム科の生徒が作ったもの。
確かコンピューターで図面を引くCAD設計です。
設計も施工も自前。工業と農業を融合させた
いかにも環境システム科らしい取り組みだと思います。
庭造りの専門家は造園家、造園業ですが
彼らは大工さんのように木工作業はもちろん、溶接もこなします。
したがってどちらかといえば造園業ではなく工務店。
次なる作品を楽しみにしています。
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