花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

シクラメンのかほり

2021年09月24日 | 園芸科学科
第2農場、園芸科学科のガラス温室にたくさんの鉢花が並んでいます。
これは名農の園芸科学科が誇るシクラメン。
価格はもちろん、とにかく品質が良いということで
毎年たくさんの地域の方が名農祭でお買い求めくださいます。
さて昭和の時代、「シクラメンのかほり」という歌が大ヒットしました。
しかし残念ながら市販されている園芸種はほとんど香りがありません。
原種には香りがあったようですが、品種改良を繰り返すうちに
香りがなくなってしまったのだそうです。
しかし2000年になる直前、市場に香りのあるシクラメンが登場します。
品種改良は長い年月がかかる作業。歌がヒットした頃から
取り組んだ成果がやっと花開いたのだそうです。
そういえば名農の温室にもかつて芳香シクラメンが栽培されていました。
この花たちに香りがあるかどうかはわかりませんが
ぜひ今年も、家庭で花を楽しんでもらいたいものです。
ただ心配なのは今年の名農祭。秋野菜やりんご、そしてシクラメンの販売は
毎年、地域の皆さんが楽しみにしています。
昨年はコロナで校内の一般開放はありませんでしたが
農産物販売だけは社会的距離をとりながら行われました。
1年たった今年もコロナでいつもと違う秋を迎えています。
果たしてどうなるのでしょう。
詳細がわかりましたらご案内したいと思います。
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巣篭もり家電

2021年09月24日 | 環境システム科
コロナで巣篭もりが増えたといいます。
外出自粛が続くとストレスが溜まってくるのはみんな同じ。
そこでこんな家電をお勧めしたいと思います。
これは家庭用の植物培養装置。
水槽のようなものが3段重ねになっています。
電源を入れるとライトがつき、ファンが回ります。
また養液槽には金魚のエアレーション装置が入っており
根に酸素を送り、根腐れを防ぎます。
使い方はとても簡単。ホームセンターなどで売っている
レタスや小松菜などの種子を買ってきてスポンジにまくだけ。
なんと春なら1ヶ月、秋でも1ヶ月半もすれば
立派に育ち収穫することができます。
家庭で新鮮野菜を育てて食べる。子供だってこれなら楽しいはずです。
またレンジや炊飯器と違って価格がお手頃なのも嬉しいところ。
家族はもちろん一人暮らしの方も楽しいでほしいと思います。
さて長い間チームはLEDを使った植物栽培に挑戦してきましたが
一番良かったと感じた点は、夜の姿。
LEDで鮮やかな緑の葉が浮かび上がるので素敵なインテリアになるのです。
まるでアクアリウム。そういえば2010年、まだこのような装置が
一般的になる前に、大先輩のチームフローラフォトニクスは
家庭やレストランで機能性を高めたレタス栽培を行い、お洒落なインテリアを兼ねた
サラダバーを作ろうという提案をして受賞したことがあります。
その時のネーミングは「サラダリウム」。
あの時はまだあり得なかったものが、今はこのように実現しています。
時代の流れの早さを感じるとともに、ビジネスチャンスは一瞬であることを痛感します。
閃いたらすぐ実行。決断力と行動力が勝敗を分けます。
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