花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

腑に落ちる

2021年09月04日 | 環境システム科
これは環境システム科のビジネス系の科目で使う教材。
ハツカダイコンの種子です。ビジネス系の入門的学習では
まず売上と経費と利益の関係を理解しなければなりません。
しかし確かに教科書には売上、原価、固定費、変動費など
いろいろな専門用語が記載されていますが、どうもピンとこないのです。
そこで考えたのは実際に商品を作って売ってみること。
商業高校でも同じようなことをしていますが、
彼らの場合は生産できないので、もっぱらシミュレーション。
バザーもやっていますが仕入れ販売です。
ところが農業高校生なら野菜ぐらい簡単に栽培できます。
たとえそれが小規模であっても、かかる経費の項目はほぼ同じ。
つまり実際に生産販売することで、何が固定費で変動費なのかなど
経営の仕組みが自分たちのお金の出入りを通してとてもよく理解できるのです。
「腑に落ちる」とはまさにこのことだと思います。
現代の農業は6次産業化が主流。いかに売るかが重要な力となりました。
そんなことから農業高校ならではのビジネス学習を長い間行なっています。
今年の商品はハツカダイコン。1学期に種子の半分を使い、
2学期は残り半分の種子を播く計画。
いよいよ後半戦のスタートです。


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お楽しみはこれからだ

2021年09月04日 | 環境システム科
ハツカダイコンの生産販売を通して、
経営の仕組みを学んでいる環境システム科園芸ビジネス類型。
いよいよ秋の陣が始まりました。
この日は天気に恵まれたので、屋外で播種。
最高気温は25℃、湿気もなくとても爽やかな自然の中での作業です。
1学期の夏の陣で、ほぼ種苗費などのコストはペイ。
したがって秋からは売り上げがどんどん利益となっていきます。
お楽しみはこれからです。
さて育てるのが簡単なハツカダイコンとはいえ、
育てた経験のほとんどない環境システム科の生徒たち。
1学期は危なっかしい手つきで作業をしていましたが
2回目となる2学期はもう慣れたもの。
じょうずに土やプランターを各自で準備しては播種していました。
知識として知っているのと、実際にやったことがあるのでは大違い。
何事も経験が力になります。
卒業までの1年半、いろいろなものに挑戦して
経験を積んで欲しいと思います。
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