東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

登山シーズンに備えて(1日前編)

2015年06月10日 21時28分37秒 | 航空機
消防本部と岐阜県防災航空隊が合同訓練を行います

恵那山の山岳地での救助事案に対し、岐阜県防災航空隊への出動要請からケガ人の救出、
搬送、収容までの的確で迅速な協力体制の確立と連携強化を図ります。
■日時
平成27年6月1日(月) 9時00分から11時30分
平成27年6月2日(火) 9時00分から11時30分
■場所
恵那山ウエストン公園(中津川市中津川川上(かおれ))
中津川場外離着陸場(中津川市茄子川1683-797)
■活動隊
中消防署指揮隊、中消防署救助隊、坂下分署救急隊、西消防署救急隊、防災航空隊
■訓練内容
・想定
恵那山黒井沢登山道において登山中の男性1人が滑落、助けようとした男性1人も足を滑らせ負傷。
・訓練
防災航空隊と協力して2人を救助し、中津川場外離着陸場で防災航空隊からケガ人を救急隊に引き継ぐ。



 直接情報を仕入れに行った次の日にHPで公表。
 自分みたいなバカのためか、広報のためなのか…。

 ヘリの出番は10時頃からとのことだったのでそれに間に合えば十分とは思いつつ、どうせなら初めから見たい。
 とりあえず、1日は病院へ行く用事があるのでそこで訓練全般を見学しようと考える。
 2日は家族サービスも考えて有休を申請済み。
 子供と公園で遊びつつ、ヘリが見れたらいいな~、と。


 1日は事前に会社に「病院へ行ってから出勤する」旨を先週から伝えておく。
 普段の時間に家を出てまずは病院へ。
 診察券を出して待ち時間を聞くと11時頃との回答。こりゃちょうどいい。
 まずは訓練開始の〆を行うはずであろう本部前へ急ぐ。



8:51 すでに訓練開始の報告が終了し一部車両等は訓練場所へ向かっていた。


 こちらもすぐに移動開始。
 訓練会場までは車で15分ほどの場所だ。
 
 会場にはすでにマスコミが数社到着済み。
 一般の見学者は自分だけのようだ。
 広報担当者から今日のシナリオ等を聞いていたが、今日来るヘリが「若鮎III」と言う。
 あれ?先日の水防訓練は新「若鮎I」で行われたし、確かJA119Vはそろそろ耐検のはずだが…。
 ちょっと釈然としないが訓練会場を見せてもらう。



9:18 すでに要救助者2名はスタンバイ済み。119番も通報済みのようだ。


 要救助者が2名、というのはHPにもあったがここからの想定はブラインド方式。
 どのような怪我なのかは要救と接触してからでないとわからないらしい。



9:24 中津中51と救急中津中が現着。少し遅れて中津中41も現着する。


現場指揮本部を開設。同時に救急隊、救助隊が指揮本部前に集合する。


救助隊隊長から捜索の方針、発見後の方針が伝達された後に捜索が開始される。


声をかけつつ要救助者を捜索する救急隊員。


9:30 要救発見。再び指揮本部に集合し、要救との接触の手順の確認が行われる。


救助工作車から降ろした三段梯子を使用して救急隊が滑落場所へ降下。トリアージタグを持っているのがわかる。


9:39 要救と接触。


救助隊も要救と接触。


 要救の一人は20代男性、右大腿骨骨折の疑い。歩行不能。
 もう一人は50代男性、右上腕骨折の疑い。歩行可能。
 と情報が指揮本部へ伝達される。



まずは応急処置。


現場指揮本部に情報が入る。そして防災航空隊のヘリから到着時間が連絡される。


9:50 応急処置が終了し、ヘリで運ぶための段取中。


 ここで自分は現場を離脱。
 この後は…
 ・要救助者をピックアップ場所まで移動
 ・ヘリが来たら発炎筒で位置を知らせる
 ・航空隊隊員が2人ホイスト降下
 ・バックボードに固定させた重傷者をピックアップ…
 だろう。
 このあたりの絵になりそうなところはブンヤさんに任せて自分は要救が救急隊へ引き渡される場外へ向かう。


 場外に到着するとそこにはすでに救急隊の姿が。
 指示に従いヘリの到着を待つ。



10:26 予想通り、来たのは「若鮎I」


着陸よし!


航空隊員の一人が降機し、救急隊員に要救の状態を知らせる。


歩行不能の重傷患者をスライドドアから搬出。


救急車のストレッチャーに下ろす。


 まずはこれで一人目。
 二人目のピックアップもあるため、航空隊員はすぐにヘリへ戻る。



後半へ続きます。

AX
コメント (4)
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