5月の事故からはや4ヶ月。
理事会等で行われた再発防止策や地元からの要望、さらには観光客からも
「グライダーが飛んでいないと寂しい」
と言われ、飛行再開の運びとなった。
飛行再開に向けて滑空場整備や機体整備等、会員が一生懸命になって行った。
自分も行きたかったが仕事で都合がつかず大変申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
当初、18日に耐空検査、天候不良なら20日に耐空検査でその後フライトを行うと通達があった。
しかし、17日の夜に19日に耐空検査を行うとの連絡がある。
19日は何とか行けそう。日曜日は仕事になりそうだし…。
天気予報を見ると日本海に高気圧、太平洋側に台風と北風になりそうな予感。
朝、いつもより早く起きて下道で霧ケ峰へ向かう。
辰野に入った辺りからBGMは"東方風神録"をかける。
諏訪地方といえばコレだよね。
そして辰野駅近くの踏切でつかまった。B151編成、313系1700番台トップナンバーが通過。
有賀峠を越えて諏訪へ。
車山は見えているが蓼科、八ヶ岳は雲で見えない。
霧ケ峰に近付くにつれ、北風が強くなり低い雲が発生している。
飛べるか微妙だな~なんて思いつつ滑空場をみると吹流しがすでに取り付けられていた。
急がなくては!
格納庫に到着するとそこにはH教官や会員3人がいた。
機体を運ぶところだったので翼端を交代してもらう。
青空だけど格納庫の後に見える雲が低い。
今日は北風のためR/W07での運用。
普段はR/W25での離着陸のため、ちょっと戸惑う。
それよりも中間点から発航点までの距離がかなりあり、機体戻しだけでも結構疲れそうだ。
準備していると新聞取材のため3人の記者が来る。
運航再開の記事、なんて書いてくれたかな。
飛行前の点検を実施中。
点検等が終わったところで耐空検査のためのフライトを行う。
これで耐空検査員のOKが出れば訓練生のフライトが実施される。
10:06 H教官の操縦で耐空検査フライト開始。
午前中は雲が低く、富士山も遠くで顔をのぞかせる程度。
ストールやニュートラルでの飛行姿勢を確認。
JA2434の確認後、JA2433の確認フライト。
その後、検査員同乗でのフライトを実施。
中間点の安全確認も兼ねて記者さんを中間点まで連れてくる。
逆光だけどいい絵になるよね。
耐空検査員のOKが出たので訓練生のフライトが始まる。
とはいえ今日は教官含めて7人での運航。
効率良くまわそうとも限界がある。
訓練フライトの1発目着陸。
機体を戻して再び発航できるようにするのに20分ほどかかる。
まだ蓼科山に雲がかかっている。皆フライト時間は短い…。
自分の番になり、昨年からのブランクを確認。
H教官に久しぶりなのとR/W07での離陸は始めてと話す。
「基本は同じだからね」
の一言をいただくが約1年半のブランクは大きい。
旋回は手足バラバラ。速度を保つのもやっとだった。
着陸も最後のフレアまで教官のフォローがしっかり入った。
飛行時間は5分、今日はもうみんなバッタだ。
再び地上勤務に戻るとビデオカメラを担いだ人が。
SBCのカメラマンが取材に来ていた。
発航準備作業を撮影しておりました。自分もしっかり映っていました。
だんだん遠くの山も見えてくるが今日は全体的に沈下帯域。
搭乗者が少ないこともあり2度目のフライトが回ってくる。
しかし上空は相変わらずサーマル的な雲は少ない。
今回もContour+2を装着して自分のクセを撮影。
離脱直後。離脱高度は2020メートルだったがすでに15メートルほどロストしている。
サーマルを探すが全然無いため場周経路に入る。諏訪湖までが遠いな~。
90キロのパス角を保ってダイブブレーキを操作、そして着陸。滞空時間わずか3分(泣
1回目よりはよかったがしっかり10分以上は飛ばないと感覚が…。
「次はいつ来れそう?」と教官から聞かれるがいつになるか皆目見当つきません…。
完全に真っ青になってしまった。今日はダメな日かな。
八ヶ岳の山々もようやく見えてきたが時間はすでに15時を回っている。
15:18 このフライトで今日の活動は終了。
人が少ないときはやることもいっぱい。
機体移動後に策点検を実施。明日のフライトに備える。
撤収作業後、格納庫前にてデブリーフィングを行う。
明日からは多くの会員で賑わうことだろう。
みんなが気持ちよく、安全に飛べればいいな。
時計を見るとすでに17時。
数人は宿舎で泊まりシルバーウィーク中滞在するとのこと。
自分はこれから仕事に向かいます…。
次はいつ飛べるかな~。
あ、グライダーが題材のコミックが出ております。
小沢かな著「ブルーサーマル」という題名。
ブルーのときはもういつもリフトのある場所に行くくらいしか脳が無いんですが…。
翼端等の感覚がわかっちゃう素人は逸材ですぞ。
大学航空部はバリバリの体育会系。
以前霧ケ峰に来た某大の女性主将も体育会系的なコでした。
てか、監督がすでに体育会系なんですよね。
実際、グライダーはチームスポーツなんです。
一人がフライトするのにそれにかかるバックアップは多い。
また、機体は油圧で動くわけでは無いのでそれなりに力がいる。
特にダイブブレーキは風圧との腕相撲状態。
機体戻し等、移動距離ははんぱなく、この日の歩数は2万歩を越えた。
体力も必要なんです。
単行本はまだ1巻ですが、この先が楽しみです。
試し読みはこちらからどうぞ
まさかウチのところも舞台に使われているとは思わなかった。
作者、いつの間に取材に来たのだろう…。
理事会等で行われた再発防止策や地元からの要望、さらには観光客からも
「グライダーが飛んでいないと寂しい」
と言われ、飛行再開の運びとなった。
飛行再開に向けて滑空場整備や機体整備等、会員が一生懸命になって行った。
自分も行きたかったが仕事で都合がつかず大変申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
当初、18日に耐空検査、天候不良なら20日に耐空検査でその後フライトを行うと通達があった。
しかし、17日の夜に19日に耐空検査を行うとの連絡がある。
19日は何とか行けそう。日曜日は仕事になりそうだし…。
天気予報を見ると日本海に高気圧、太平洋側に台風と北風になりそうな予感。
朝、いつもより早く起きて下道で霧ケ峰へ向かう。
辰野に入った辺りからBGMは"東方風神録"をかける。
諏訪地方といえばコレだよね。
そして辰野駅近くの踏切でつかまった。B151編成、313系1700番台トップナンバーが通過。
有賀峠を越えて諏訪へ。
車山は見えているが蓼科、八ヶ岳は雲で見えない。
霧ケ峰に近付くにつれ、北風が強くなり低い雲が発生している。
飛べるか微妙だな~なんて思いつつ滑空場をみると吹流しがすでに取り付けられていた。
急がなくては!
格納庫に到着するとそこにはH教官や会員3人がいた。
機体を運ぶところだったので翼端を交代してもらう。
青空だけど格納庫の後に見える雲が低い。
今日は北風のためR/W07での運用。
普段はR/W25での離着陸のため、ちょっと戸惑う。
それよりも中間点から発航点までの距離がかなりあり、機体戻しだけでも結構疲れそうだ。
準備していると新聞取材のため3人の記者が来る。
運航再開の記事、なんて書いてくれたかな。
飛行前の点検を実施中。
点検等が終わったところで耐空検査のためのフライトを行う。
これで耐空検査員のOKが出れば訓練生のフライトが実施される。
10:06 H教官の操縦で耐空検査フライト開始。
午前中は雲が低く、富士山も遠くで顔をのぞかせる程度。
ストールやニュートラルでの飛行姿勢を確認。
JA2434の確認後、JA2433の確認フライト。
その後、検査員同乗でのフライトを実施。
中間点の安全確認も兼ねて記者さんを中間点まで連れてくる。
逆光だけどいい絵になるよね。
耐空検査員のOKが出たので訓練生のフライトが始まる。
とはいえ今日は教官含めて7人での運航。
効率良くまわそうとも限界がある。
訓練フライトの1発目着陸。
機体を戻して再び発航できるようにするのに20分ほどかかる。
まだ蓼科山に雲がかかっている。皆フライト時間は短い…。
自分の番になり、昨年からのブランクを確認。
H教官に久しぶりなのとR/W07での離陸は始めてと話す。
「基本は同じだからね」
の一言をいただくが約1年半のブランクは大きい。
旋回は手足バラバラ。速度を保つのもやっとだった。
着陸も最後のフレアまで教官のフォローがしっかり入った。
飛行時間は5分、今日はもうみんなバッタだ。
再び地上勤務に戻るとビデオカメラを担いだ人が。
SBCのカメラマンが取材に来ていた。
発航準備作業を撮影しておりました。自分もしっかり映っていました。
だんだん遠くの山も見えてくるが今日は全体的に沈下帯域。
搭乗者が少ないこともあり2度目のフライトが回ってくる。
しかし上空は相変わらずサーマル的な雲は少ない。
今回もContour+2を装着して自分のクセを撮影。
離脱直後。離脱高度は2020メートルだったがすでに15メートルほどロストしている。
サーマルを探すが全然無いため場周経路に入る。諏訪湖までが遠いな~。
90キロのパス角を保ってダイブブレーキを操作、そして着陸。滞空時間わずか3分(泣
1回目よりはよかったがしっかり10分以上は飛ばないと感覚が…。
「次はいつ来れそう?」と教官から聞かれるがいつになるか皆目見当つきません…。
完全に真っ青になってしまった。今日はダメな日かな。
八ヶ岳の山々もようやく見えてきたが時間はすでに15時を回っている。
15:18 このフライトで今日の活動は終了。
人が少ないときはやることもいっぱい。
機体移動後に策点検を実施。明日のフライトに備える。
撤収作業後、格納庫前にてデブリーフィングを行う。
明日からは多くの会員で賑わうことだろう。
みんなが気持ちよく、安全に飛べればいいな。
時計を見るとすでに17時。
数人は宿舎で泊まりシルバーウィーク中滞在するとのこと。
自分はこれから仕事に向かいます…。
次はいつ飛べるかな~。
あ、グライダーが題材のコミックが出ております。
小沢かな著「ブルーサーマル」という題名。
ブルーのときはもういつもリフトのある場所に行くくらいしか脳が無いんですが…。
翼端等の感覚がわかっちゃう素人は逸材ですぞ。
大学航空部はバリバリの体育会系。
以前霧ケ峰に来た某大の女性主将も体育会系的なコでした。
てか、監督がすでに体育会系なんですよね。
実際、グライダーはチームスポーツなんです。
一人がフライトするのにそれにかかるバックアップは多い。
また、機体は油圧で動くわけでは無いのでそれなりに力がいる。
特にダイブブレーキは風圧との腕相撲状態。
機体戻し等、移動距離ははんぱなく、この日の歩数は2万歩を越えた。
体力も必要なんです。
単行本はまだ1巻ですが、この先が楽しみです。
試し読みはこちらからどうぞ
まさかウチのところも舞台に使われているとは思わなかった。
作者、いつの間に取材に来たのだろう…。