先日の水曜日、徳島県那賀郡那賀町にある、清酒「旭若松」醸造元、那賀酒造さんを尋ねてきました~!
「旭若松」はご存知の方は言うまでもありませんが、「濃醇旨口系」の「オール純米酒」を醸す蔵元さんです♪
年間石数は約40石(一升瓶で約4000本)!!
家族3人(社長・奥様・娘さん)で仕込む為、タンク4本しか造られていない、全国的に見てもかなり貴重な少量生産の蔵元さんです。(もちろん売り切れ次第、終了です)
手作りで自分たちの出来る範囲で精一杯仕込む、余計な飾り(香り)は求めておらず、お米本来の味わいを存分に引き立てた造りをされているので、マニア心をくすぐります♪しかも、4本タンクはすべて米違いで仕込み、無濾過生原酒で出されています。
それだけではなく、自社の田んぼを持っており、有機農法で作られる「雄町米」は特に思い入れが詰まっております!!
まさに、原料米から酒造りまで自分たちで補っていく造り方!!ワイン造りに通じる、「自給自足系酒蔵」とも言うべきでしょうか!?
だからこそ、想いを込めた良い酒造りが出来るんですね!
それでは蔵の情景をご紹介致します~!!
まずは、那賀酒造の松浦社長にご挨拶をして、一階の仕込みタンク・貯蔵タンクを見せてもらいます。
↑ここで若松が仕込まれます。
ビニールのカバーをかけているタンクは、今まさにタンク貯蔵されている火入れのお酒です。約2年ほど熟成されて出荷されます。
↑今は水汲みように使用されている、半桶!!だいぶ年季が入っています。
↑出来たお酒を搾る、槽搾り機
↑松浦社長御手製の機械!!
この箱の上に蒸し米を入れて、発酵タンクの口まで蒸し米を運びます。(力仕事は社長一人でするため、この機械を開発したそうです)
*写真は仕込みの手順とはバラバラで載せてますので悪しからずm(_ _)m
そして二階へ・・・・
二回には、甑(こしき)が横になっておりました
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この甑(こしき)の中に敷く、下敷き??(正式名称が分かりません。。)
これも、松浦社長の手によって改良されたものです。
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お米を蒸す時に、水蒸気がまんべんなく回るように工夫したそうです!!
二階をぐるりと見て、また一階に下ります。
続いて、麹室を案内してもらいます。
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左に見える棚が麹棚で、ここで蒸し米に麹をふりかけます♪
旭若松のお酒の心臓部分です!!
その後、奥様も交えて、今期の酒造りのお話やいろいろな話題で会話が弾みました~(^^)v!!
試飲は車のため出来なかったので、旭若松と蔵の風景をカメラに収めさせてもらいました~!!
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松浦社長より「田んぼにいきますか」とお誘いが・・・・
「はい!!喜んで!!」
蔵のすぐ隣が、完全有機米の雄町を作られています。
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それから、歩いて2分くらい南に行った棚田にも、完全有機米の雄町が!!
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両方で約3反ほどのお米を松浦社長自ら栽培されています。
この自家栽培米をまた自社で精米されます!!
古い精米機なので、65%までしか磨けない・・・らしいです。。。
ゆっくりゆっくり3日間の時間をかけて、丁寧に精米されるそう!!
こんな感じで、蔵見学&田んぼ見学をさせて頂きましたが、松浦社長と朗らかな奥様との語らいの中で思ったことは、家族で出来る範囲のことを精一杯やり、世間の流行廃りに迷わされずに、自分たちの個性とスタイルを守り抜く!!というブレない信念があるということです!!
ほんとに、造り手の方とお話をさせて頂くと、こちらが元気が出るんですよね~!!!
来年のお酒がかなり楽しみになった、蔵訪問になりました~!!
那賀酒造の松浦社長、奥様、本当に忙しいところ時間をさいてご案内していただき、本当にありがとうございました!!
ブログでは紹介できないお話もして参りました~☆
詳しくは当店の渡辺英二までお尋ねください