旅行、ときどき車弄り

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呉・尾道・しまなみ海道・備中松山城・高梁市武家屋敷・吹屋・赤穂・旧閑谷学校・吉備津彦神社(その3)

2020年12月15日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

(その2)より

「赤穂城跡」を見学します。隣接する「赤穂市立歴史博物館」では塩づくり関連の展示が主でした。撮影はNGでした。

左奥に天守台が見えます。盛り上がった台は御殿跡です。2枚目は天守台からの御殿跡と庭園です。御殿がでかい! 天守閣は最後まで建てられませんでした。赤穂は工場地帯なので煙突も象徴的です。


大手門です。


「大石神社」です。赤穂城に隣接します。明治創建、隊士の像は昭和です。討ち入り内蔵助形の"おみくじ"が目的だったりします。


2枚目が大石内蔵助像です。


史料館には内蔵助の討入りに使用の采配、刀や呼子も展示されていました。当時の吉良邸の絵図面も良いです。


「旧閑谷学校(しずたにがっこう 国宝)」に寄ります。岡山藩の庶民も通えた学校です。妻は初めてとなります。2枚目は閑谷神社(重文)です。


初夏は芝生が綺麗なのです。


国宝の講堂です。左側の小屋の修復が終わっていました。前回は中国人が土足で上がるし騒々しかった。今回は誰も居ないので超静かです♪ 写真は妻です。


床が光って綺麗です。2枚目は生徒の休憩室とか。


石塀も見事ですし、奥には明治の中学校があります。江戸時代はここに学房が並んでいました(当時の図面が展示されています)。


展示物は撮影禁止ですが、部屋数が多いので講堂を含めて1時間以上掛かります。ここはお薦めです。


「岡山空港」へ早く着きすぎるので「吉備津彦神社」へ寄りました。妻とは4年前に近隣の「吉備津神社」「最上稲荷」に参拝しています。


左が本殿ですが、江戸初期なのに国の重文ではありません。2枚目はお約束の"さざれ石"です。


駐車場に桃太郎像が。笑いました。帰路の便はガラガラで前列席は無人、前々列に1名。羽田では預けた荷物が回転板の横に並べられました。10個も無かったです。上野からは19時の「特急スーパーあかぎ」で帰宅しました。

当面は関東甲信から出ませんが、岡山へは新幹線より午後便の飛行機が空いています。たぶん四国も直で飛ぶより岡山空港からレンタカーが密になりません。しかし時間も費用も掛かりますが。

ヴィッツはマイナー後のアトキンソンサイクルエンジン(ミラーサイクル)でした。99PS、トルク12.3k。3気筒ですがジムニーやMRワゴンよりフィーリングが悪かったです。

加速は悪いですし、ガラガラ音がディーゼルみたいでした。これならアクアの方が好みです。全595km レンタル料金は34,600円でした。

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呉・尾道・しまなみ海道・備中松山城・高梁市武家屋敷・吹屋・赤穂・旧閑谷学校・吉備津彦神社(その2)/赤穂パークホテル

2020年12月14日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

(その1)より

観光2日目は、「備中松山城」へ。ここも妻は初めてとなります。現存12天守の一つとなります。


冬季平日は、バスでなくマイカーで乗り入れます。一方通行となりますので車内で交通整理員の指示を待ちます。バスの方がスムーズに登城できます。登坂路を30分以上歩きますので、持病の膝にきました。2枚目は最初の櫓跡からです。眼下に高梁市が見えます。好天で気持ち良い♪





土塀もオリジナルが残っています。


お薦め天守の一つです。THE山城って感じ。





天守貸切です♪が、寒~い。








右奥から櫓まで行けますが、公開されていません。城主「さんじゅーろー」が相変わらず可愛い。

高梁市の武家屋敷です。2019年3月にも訪問しており、ブログ後半にて詳しくUPしております。まずは「旧折井家」。200石でも立派なものです。ロボットが挨拶してきます。


「頼久寺」の庭園は江戸初期に小堀遠州が築いたものです。


「旧埴原家」は150石とか。こちらも広い屋敷でした。「呉」の観光がなくなって「耕三寺」を前倒したので、余裕が出来ました。「吹屋」へ寄ることにしました。


ベンガラの産地で有名な「吹屋」です。この季節は「笹畝坑道(採れる所)」も「ベンガラ館(精製の実演)」も閉まっています。完全にオフシーズンなのです。しかしベンガラ販売の「旧片山家住宅(重文)」は開いていました。左側の屋敷です。


右の階段は女中部屋用で、小さな囲炉裏もありました。ここは山なので寒いですものね。


階段の奥に中三階が見えます。その奥にも部屋が二つありました。誰も居ないのでゆっくり見れます。


今でも壁に触るとベンガラで赤くなります。小売り用に梱包する手順が解説されます。別の部屋では各種商品も展示されていて面白いのです。


客は我々以外に2組だけでしたが、けっこうお店が開いていましたね。


ベンガラの染め物のお店です。


「広兼邸」です。銅山経営で城のような家を建てました。櫓っぽい入口が見えます。


櫓(入口)の先は本宅ですが、内部には入れません。風呂と納屋と使用人部屋が見れますが、掃除とかされていない感じです。


新しそうな離れは外から覗けます。母屋に入れないので外観見学で十分かと。


宿は「赤穂パークホテル」 「モデレートツイン ☆禁煙☆ 27平米の角部屋!」です。プラン名:◆1泊2食◆旬の海鮮と宮崎牛のステーキを楽しめる『ハイスタンダード蔵会席』 地域クーポンは5,000円でした。

4年程前には赤穂の「潮彩きらら 祥吉」にも泊っております。 我が家的にはコスパはこちらが上ですが、「鯛の塩釜(赤穂の塩で包んで焼いた奴)」が美味しかったのですよね。


ここも空いていました。温泉宿でなく、市内のホテルを選びましたのでね。刺身は半分は新鮮で、肉も美味しかったです。


河豚フライも美味。白いのはソーメンです。因島の宿よりコスパは良いと思います。

兵庫県のお土産クーポン4,000円が付きました。一枚づつQRコードで登録してから使用します。半分は宿でお土産を、もう半分は赤穂城大手門のお店で最中と饅頭を買いました。最近、Goto地域クーポンはガソリンスタンドで使うことが多くなっています。

(その3)へ続きます

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呉・尾道・しまなみ海道・備中松山城・高梁市武家屋敷・吹屋・赤穂・旧閑谷学校・吉備津彦神社(その1)/広島エアポートホテル、ホテル いんのしま

2020年12月14日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

元々、11月初旬に四国と合わせて1週間で計画していましたが、妻の怪我で延期となっていました。今回のような人の少ない場所はサービスも限定的ですので、通常では時期的にお薦めできないコースです。

結果的に、最も人が多かったのは「新橋駅-浜松町駅」と「浜松町駅-上野駅」でした。東京発着が自粛となるのは必然かも知れません。

12/7-10(月-木)での夫婦旅行です。グリーン車で新橋乗り換え、最終便で広島へ。リーマン時代は広島までは会社方針で新幹線前提でした。北は盛岡でしたね(当時は新幹線の終点)。また、広島空港は尾道寄りで非常に不便な場所にあります。広島以東は北海道・九州便より空いているのです。


19時過ぎの羽田はガラガラです。観光客は早い便で出掛けますのでね。例によってカード会社のラウンジで暇を潰しました。コロナで持ち込み食がNGとなっていました。


宿は「広島エアポートホテル」地域クーポンは3,000円です。空港の建屋からは10分弱歩きますが、最終では街灯も無く暗いので、女性お1人様にはお薦めできません。朝は空港まで送ってくれました。室内はブレる程暗く文字も読めませんが、バスは広めでした。夕食は弁当持ち込みです。



見ての通りで駐車場もガラガラ。朝食レストランも4組程度でした。Gotoではレンタカーや宿もSETでお安くなりますが、自由度が無いですし混む便となるので一切使っていません。ホテルのみ利用しています。

予定では「大和ミュージアム」と「てつのくじら館」を観光の予定でしたが休館日でした。私は興味が無く、妻の希望でしたが確認していませんでした。私も自分の見たい場所は確認するのですが・・・仕方なく「アレイからすこじま」なる船舶の停泊場所に寄りました。駐車場もありました。

水が透き通って綺麗でした。150mmレンズで届く位置に停泊しています。今回のレンタカーはヴィッツです。

ファランクス(バルカン砲)や主砲が良く見えます。撮影客は我々の他は2名のみでした。


右のヘリ空母は「いずも」か「かが」です。艦橋の上部の四角いのはレーダー室かな。そう言えば祖父と父の知り合い(戦友)が空母「加賀」の通信長でした。その辺りも別途ブログにUPしようと考えております。空母のファランクスが2基見えます。

コロナでなければ、日曜のみ公開される艦艇があるそうです。

「尾道」には13時過ぎに到着。2年前にも訪れています。詳細はリンク先にて。 ここは「文学のこみち」で石に歌が書かれています。


尾道市内と「しまなみ海道」の橋が見えます。


「千光寺」です。この時期はロープウェイが動いていません。よって観光客は激減します。


2枚目の階段は尾道らしい写真です。


「天寧寺」です。ここからのSHOTはお約束です。


天寧寺の江戸~明治期の五百羅漢です。


帰路は「猫の細道」で登ります。通常はロープウェイとなります。のんびり歩いて1時間程余計に掛かりました。


宿は因島なので、「耕三寺」に寄りました。既に夕刻です。今回の旅行では、昼食は全て"抜き"でコンビニにも一切寄りませんでした。自販機に触れたら消毒です。


実業家が昭和に建てたもので、「越前大仏」と並ぶ"キワモノ"です。


「越前大仏」同様に近くで見ると"粗さ"も目立ちますが、楽しいですね。ちょっと中華っぽいかな。





あ~、タイを思い出しました。


イタリアから大理石を買い付けたそうです。2枚目はSHOPです。


意外なことに若者カップルが多かったです。4-5組は見ました。というかお客はそれが全てでした。


宿は「ホテル いんのしま」 地域クーポンは6,000円でした。


30部屋前後の宿で、バス付は僅か2部屋です。作業服の団体を入れて全10部屋位は埋まっていました。ちょろいキーなのに金庫が無いのとwifiの速度が駄目です。あとは寒かったなー。大浴場には行きたくありませんので部屋風呂です。


夕食客は4組でした。舟盛のアコウ鯛とサザエが新鮮で残り1点は鮮度的にNG。他は美味しかったです。海鮮丼の御飯は鮮度的に今一歩かと思いますが料理は総じて価格相応です。


Gotoならお安いと思いますが、通常の@2万なら部屋の間取りと環境が厳しいです。夏なら寒くないですね。


(その2)に続きます

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奈良寺社巡り(その3)長谷寺・関宿/ホテルローザブランカ

2020年11月16日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

(その2より)

3日目の最後は「長谷寺」です。4年前にも妻と訪れていますが、妻は具合が悪くて送迎車で登りました。今回は自分で歩けます。仁王門も登廊の下廊部分も明治の再建です。


膝が痛くなるのでゆっくりと登ります。


中廊部分も明治の再建です。2枚目の「本堂」は江戸時代の物ですが国宝です。


遠くに五重塔が見えます。2枚目に見えるのは本坊かな。


パンフの画像ですが、観音菩薩の巨大さが分かると思います。十一面観世音菩薩立像(室町 重文)は12mもあるのです。しかし足元から見上げる形となります。本堂の窓から上半身だけ遠目に見れました。前回は気が付かなかったか、扉が閉まっていました。

五重塔は昭和築で近くで見ると"それなり"です。


宿は伊賀市の「ローザブランカ」です。前回、部屋と夕食が良かったので決めました。Gotoなので夕食付きがお得なのです。メインの肉より鯛が美味かったです。でも前回より僅かに味が落ちていました。


それでもお薦めできる内容です。Goto地域クーポン6,000円は、ココカラファイン(薬局)とガソリン代に消えました。


4日目(最終日)は、「関宿」に寄りました。私は2回目ですが妻は初めてとなります。


「旅籠玉屋歴史資料館」です。


2枚目は蚊帳を吊るした金具ですね、たぶん。


当時の再現です。


汲み取り式のトイレです。私が子供の頃も自宅にありました。小窓から声を掛けて水を掛けていましたね。糞が固まって吸い上げにくいのです。


「関まちなみ資料館」です。町屋にしては立派過ぎです。薬箱も商売用かな。


「関の山車会館」です。焼き物「関萬古(せきばんこ)」を手掛けていた方の住居とか。天井の四角い穴は"明り取り用"です。奥には山車が飾ってあります。"だし”でなく"やま"と呼ぶそうです。


トイレも綺麗でした。私の旧宿場町のお気に入りは「関宿」「馬籠&妻籠」「海野宿」です。鳥取の「智頭町」が気になりますが、砂丘は何度も見ましたし・・


廃屋もあったりします。2枚目は奥の白い建屋が展望台なのです。


展望台から撮影しました。「関宿」はお薦めです。旧家はどこにでもありますが、宿屋は少ないと思います。


全走行 埼玉県央部から1,166kmでした。東名高速は往路で事故による一時通行止、帰路は伊勢原から渋滞でした。鉄道が確実です。京都のホテルには客が戻って来ましたが、奈良は空いていました。インバウンド客のいない今がチャンスかと思います。

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奈良寺社巡り(その2)橿原神宮・飛鳥寺・談山神社・當麻寺

2020年11月15日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

(その1より)

3日目は、宿近くの「橿原神宮」へ。好天で気持ち良いです♪ 有名所なので参拝しました。鳥居には木が貼ってあります。



広々としています。南神門から入ります。


左に授与所と神楽殿があります。参拝客は非常に少なかったのですが、春日大社と並ぶ初詣客数で賑わいます。


拝殿です。一般人はここまで。奥に内拝殿が見えます。回廊や本殿(江戸 重文)は見えません。奥が広いのです。


池も大きいです。実は、おみくじの金鵄(きんし)と鮎が目的でした。


「飛鳥寺」へ。日本最古の仏像「飛鳥大仏(飛鳥 重文)」です。なんと撮影可でした。


銅像で、平安・鎌倉に燃えていますが修復されています。煤?で黒いのですが味になっています。2枚目は室町時代の聖徳太子像です。


桜井市の「談山神社(たんざんじんじゃ)」へ。紅葉の名所ですが、ピークの1週間前なので駐車できました。階段が多いので少々辛かったです。拝殿(室町 重文)は屋内から参拝します。


拝殿からの本殿(江戸 重文)で日光東照宮を手本にしたとか。2枚目の奥に見えるのは権殿です。


十三重塔(室町 重文)です。奥は権殿です。

権殿(室町 重文)から十三重塔を見ています。2枚目は神廟拝所(江戸 重文)となります。


神廟拝所には入れます。襖絵が見事でした。撮影可で狛犬は運慶作とありますが、本当なら国宝か重文かと。


総社拝殿(江戸 重文)では、厄札を割って祓います。

談山神社には重文16棟が並びます。また、神社ですが重文の屋内で参拝できるなど稀有な存在でもあります。お薦めします。

再度、橿原神宮を越えて西へ。葛城市の「當麻寺(たいまでら)」へ。奈良時代からの建屋が残る古刹です。今回の旅の目玉でした。


口の中にハチの巣があって、周囲を20匹位が飛んでいました。怖すぎる(苦笑) 「梵鐘」は奈良時代の国宝です。

左側の「中之坊」へ。桃山時代の重文で上がってお茶も頂けます。2枚目は左から金堂・本堂・講堂となります。


「本堂(鎌倉 重文)」です。国宝の須弥壇(源頼朝が寄進)と厨子、曼荼羅(室町 重文)が拝観できます。2枚目は日本最古の石燈篭です(飛鳥 重文)。あまり古くは見えませんが。


「金堂(鎌倉 重文)」で弥勒佛(飛鳥 国宝)が四天王像(飛鳥 重文x3と鎌倉 重文x1)に囲まれています。2m越えの大きさなので迫力があります。画像はHPより。




「講堂(鎌倉 重文)」です。阿弥陀如来(平安 重文)を菩薩や観音像が囲みます。平安~鎌倉のもので菩薩や如来は重文です。
 



「西南院」の本堂には平安時代の観音像(重文)が並ぶのですが、閉まっていました。庭園は江戸時代の物。2ヶ所ある水琴窟は良い音色でしたね。


ここの見晴台からは東塔(平安 国宝)と西塔(奈良 国宝)が並んで見えます。昨日もですが午後からは曇天なのです。晴れたら綺麗に撮れたのかも。

「奥院」の「御影堂(江戸 重文)」です。2枚目は「浄土庭園」ですが新しそうな感じでした。とにかく敷地が広いです。

 
「宝物館」も見応えがありました。画像はHPから。2枚目は大方丈(江戸 重文)で石庭は昭和の物です。閉まっていたので覗き込んだら、写真のお坊さんに挨拶されました。係員も皆、丁寧な応対でした。


奈良の寺社見物で當麻寺は外せませんが、中心地から離れているのが辛い所です。また、各建屋が別料金ですので合わせると結構な額となります。しかし一部にはGotoクーポンが使えました。私はお薦めします。


続きは長谷寺からです

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奈良寺社巡り(その1)法華寺・秋篠寺・奈良国立博物館・大神神社・石舞台/日航プリンセス京都、ホテルTHE KASHIHARA

2020年11月15日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

11/8-11(日-水)夫婦寺巡りです。前もって妻と試走して病状(妻の眼窩下骨折&尾てい骨痛)を確認して日程を変更しました。東名高速では、工事縮小レーンで事故した者がいて一時通行止に。京都での当日観光は無しとなりました。紅葉客の少ない「詩仙堂」辺りを予定していましたが。

宿は定宿、日航プリンセス京都です。いつものエグゼクティブツインより下のプレミアムツインです。間取りは全く同じでしたし浴室も同じです。内装だけですね。2/末・7/末・9/初と比較して最も混んでいました。Goto効果を感じました。


今年4回目で7泊目の利用です。「いつもお世話になっております」と言われ、前回同様に清水寺側の角部屋です。ご配慮m(_ _)mです。Goto地域クーポンは電子クーポンで5,000円でした(一休com)。翌日に天理市のスギ薬局で薬と菓子を買いました。

まずは奈良の「法華寺」へ。年に2回、十一面観音菩薩(平安 国宝)が公開されています。


本堂は秀頼と淀君の寄進で重文。他の建屋も重文が多く、国宝&重文の像や曼荼羅が拝観出来ます。画像はHPより。


限定公開の本尊は身長1mで遠いので、細かいところは見えませんでした。しかし建屋にも鎌倉以前の風情があって良いし収蔵品も国宝です。



奈良の「秋篠寺」へ。苔が良い雰囲気です。苔寺や三千院と違って人が少ないのがGOOD♪


参拝客は5名前後。本堂には1名だけでした。拝観はこうでなくては。


本堂(鎌倉 国宝)には国宝・重文の像が並びます。小柄ですが、ほぼ全ての像が鎌倉時代の重文です。白っぽい日光・月光菩薩は平安の重文です。

秋篠寺にはHPがありませんが、寺で撮影した動画がありました。和 -nagomi-/中野目崇真【奈良市観光大使】


奈良国立博物館の「なら仏像館」へ。東大寺・興福寺・春日大社の奈良公園一帯にあります。


ならまちの「元興寺」の薬師如来立像(平安 国宝)が展示されていました。以前に元興寺で拝観したものだな。どこの寺の物か不明な重文像も多数展示されています。仏像のCT画像とか面白かったです。時間があればお薦めします。画像はHPより。
 

天候が崩れてきました。再び「三輪山本」へ。限定の太切ソーメンはコシが弱かった~


妻は細麺で。こちらも一口戴きましたが、やはり冷たい麺がBESTです。あと、Goto地域クーポンが使えると嬉しいのです。


桜井市の「大神神社(おおみわじんじゃ)」へ。参道が長い! 本殿は無く、ご神体の三輪山は明治まで神域で入山禁止でした。いまも登拝料を払ってルールを守らなければならないのです(写真&飲食禁止、たすきを掛けるetc)。拝殿は江戸初期の重文です。内陣は奈良の重文ですが、皇族ではないので拝観できません。


ご神木「巳の神杉(みのかみすぎ)」。三輪の大物主大神の化身の白蛇が棲むことから名付けられたご神木。蛇の好物の酒と卵がお供えされています。

造り酒屋の「杉玉」は、ここの「酒まつり」で拝殿に吊るされる杉玉が全国に伝わったものです。

狭井神社は大神神社と繋がっています。三輪山へはここから登ります(私は足腰で登れませんが)。


飛鳥(現在は明日香村)の「石舞台」へ。飛鳥時代の蘇我馬子の墓らしい、とのこと。600年代ですね。




宿は橿原神宮近くの「THE KASHIHARA-DAIWA ROYAL HOTEL」へ。夕食は中華バイキングを選びましたが、美味しかったです。この価格でのバイキングとしては過去最高かも知れません。

地域クーポンは5,000円で夕食のドリンク代と翌日の當麻寺拝観料に使いました。3,000円は橿原市のクーポンとなります。1,700円は自前のポイントですので、実質2名18,450円です。

ユニットバスですが、広い部屋で食事も美味しく@9,000円はお得です。通常価格の@16,500円でも妥当かと。

3日目に続きます

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【後編】鯖街道(三千院・熊川宿・明通寺)・舞鶴(赤れんがパーク・赤れんが博物館・引揚記念館)・伊根の舟屋・蓬莱橋(静岡県)/日航プリンセス京都、奥伊根温泉 油屋別館和亭、湯谷温泉 泉山閣

2020年09月16日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

前編より

この辺りも高速道路が出来て便利になりました。「舞鶴赤れんがパーク」です。海辺にありまする。風情があって良しです♪


赤レンガ倉庫はどこへ行っても2-3棟ですが、ココには10棟程あります。


このうち1棟が記念館で、明治末期に軍の倉庫として建設された歴史が学べます。


もう1棟は売店と運搬車です。


「赤れんが博物館」です。ここではレンガの歴史と製造が学べます。ロシアからエジプト、ローマ帝国等のレンガが多数、展示解説されていました。城や教会好きでEUを巡りましたので、行ったことのある場所も多くて色々と思い出しました。

これは舞鶴の倉庫で魚雷を格納していた頃の模型です。 

「舞鶴引揚記念館」です。赤れんが倉庫から6kmも離れています。隣接していると良かったのですが。お客も少な目でした。主にシベリア抑留を伝えています。5万とも10万人とも言われる抑留者が亡くなりました。もっとも満州全体で見ると20万人が帰国できませんでした。

そもそも抑留される前に虐殺されていますのでね。若い女性は纏めてトラックで連れ去られて戻って来ませんでした。輪姦殺害です。男も赤ん坊も殺されました。私の祖父は憲兵隊の少佐、父も職業軍人です。軍用列車で早々に引き上げて無事でした。

しかし、伝手のない一般人は置き去りとなりました。父も語りませんでしたが"なかにし礼"氏などの本には書かれています。祖父や父は金品も持ち帰っていますし就職も出来ました。たぶん軍歴が有利だったハズです。

白樺の皮に日記を書いて隠して持ち帰ったものです。貴重な証言となります。満州からの引揚先は舞鶴が多かったようです。父は北九州でした。開墾・農業関係の抑留者は就職が困難でした。火山灰で土地の痩せた嬬恋や、上九一色村(オウムで有名)等を割り当てられて苦労しました。多くは南米へも移住しました。

膝が痛くて階段は歩けなくなりました。でも天橋立の北側(廃れている方)をちょっと覗いてみました。

当ブログにも2回程UPされています。自転車で巡ったりリフトで登るので、まともに見学すると半日掛かります。お薦めですので以前の画像を貼っておきます。


宿は「奥伊根温泉 油屋別館 和亭」、東日本では珍しい重曹泉なので、お肌ツルスベです。Gotoが無ければ@39,270円となります。結構、不便な所に御座います。



洗面は1台、10時チェックアウト、コーヒーメーカー無し、TVも小さく歯ブラシも1万円宿と同じでした。4万クラスとは思えませんが、割と孤立した単独宿には多いパターンです。夕食も最後が18:30でした。部屋付き露天は掛け流しで気持ち良いです。景色も海が見えて良いですね。


循環なようですが、塩素臭は感じませんでした。


食事は、2.5万円クラスですね。海沿いなので美味しい刺身をもっと食べたかったな。ついに膝が駄目になって杖を突いて何とか歩きましたが駐車場からの坂が大変でした。


「伊根の舟屋」です。入り江になっており波が穏やかなので、1Fに船を格納できる家屋or小屋が並びます。江戸時代からの独特な風景です。まずは道の駅へ向かう途中から撮影しました。


道の駅から広角9mmにて。上の写真は左側の舟屋です。2枚目は右側の舟屋。


写真の駐車場から撮影しました。江戸時代の舟屋が見学できるとありましたが、不在でした。


妻がエアコンを低く入れっぱなしで、起床したら扁桃腺が腫れていました。宿まで5時間は掛かりますので寄り道せずに愛知の湯谷温泉を目指します。薬はいつもの調合です(抗生剤ユナシン+アセトアミノフェン+甘草)。眠くならない組み合わせなのです。

道中、雨が凄かったのですが土山SAでラーメンを食べて16:30に「湯谷温泉 泉山閣」に到着。通常は@18,700円な宿です。この価格でチェックアウトが11時です。まずは布団を敷いて寝ました(病弱)


部屋は掃除が駄目で、髪の毛が7本は落ちていました。まあ、建屋も古いので館内は汚い感じですね。保温ポットが無いので、MYポットを車から降ろしてきました。他にもハンガーや編み笠(雨の屋根無しな部屋付露天で使う)も搭載しています。予備の靴から靴乾燥機に醤油まで(笑)


湯はナトリウム・カルシウム泉ですが薄茶で無味無臭。男湯(写真前が内湯、2枚目が半露天)は循環&消毒ですが、塩素臭は無しで掛け流されていました。女湯は源泉掛け流しで夜に男女入替となります。女湯の内湯は夜は湯がほぼ止まっていました。


無料貸切(以下の写真)が3ヶ所あって23時迄&朝から使えます。この日は2ヶ所入れましたが、お客が3組なので常時空いていました。温泉堪能♪


夕食は個室。鮎の刺身は新鮮でした。これに鮎の炊き込みご飯が付きます。価格的には良い内容です。野菜か山菜があれば完璧でした。


朝食は同じ場所ですが、3組なので離れています。バイキングな宿はコロナが終わるまで泊まりません(または泊まっても食べません)。
 

トビの餌やりショーです。5分で終わりますけど面白いです。

コスパ的にもコロナ的にも悪くない宿でした。ただ、綺麗好きですと駄目かな。次回も泊まるならハンディ掃除機も持参かな。

以前にソロで訪れた「蓬莱橋(静岡県)」に立ち寄りました。


長い!ギネスにも載っております。


お茶味のアイスが美味しかった。駐車場が舗装されていました。トイレや売店もあります。

全走行 1,377km コロナで無ければ新幹線が楽ですね。 

☆ 京都まで新幹線は2名で往復6万。障害者割引きでも4万、グリーンなら8万となります。
☆ 車は高速往復2.4万、障害者割引で1.2万。ガソリンは50Lで約0.9万。
☆ 健常者は2名で6万vs3.3万、障害者で4万vs2.1万の差となります。車が安いのですが1泊増えてしまいます。

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【前編】鯖街道(三千院・熊川宿・明通寺)・舞鶴(赤れんがパーク・赤れんが博物館・引揚記念館)・伊根の舟屋・蓬莱橋(静岡県)/日航プリンセス京都、奥伊根温泉 油屋別館和亭、湯谷温泉 泉山閣

2020年09月15日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

9/8-11(火-金)での夫婦旅行です。私は5時起床して朝食、京都を目指して7:30に出発。途中で豪雨に遭いながらも7時間後の14:30に到着。昼飯はスイーツ程度です。

京都御所を見学しようと思いましたが、検索したら火曜は休館。西本願寺は阿弥陀堂と唐門が修復中ですし・・・ということで散歩を選択しました。まずはホテルのある四条から「錦市場」へ。TVで見た自粛期間よりは人出がありました。この位でないと歩く気がしません(インバウンド激混みはNG)。


「新京極」
を歩きつつ途中の神社にお参りします。



四条大橋と鴨川です。この先は祇園ですが3月に歩いています。


少し戻って「先斗町」へ。昼の飲み屋街なんか歩いても仕方ないのですが、静かな旧市街地みたいで良いのです。


高瀬川沿いに「木屋町通り」で戻ります。新京極~木屋町~先斗町は、幕末に勤王と幕府側が頻繁に切り結んだ場所です。茶屋・花街に旅籠、近くの女宅等に潜伏すれば襲撃されますので。今の風景からは想像も付きませんが。


帰路は膝が痛くなって電車で宿へ戻りました。7時間も運転して更に8,500歩とか障碍的に無理がありました。


宿はいつもの日航。10,773円がGotoで御座いますm(_ _)m 3月は駐車場が満車でしたが、7月と9月はガラガラです。食事処も僅か3組でした。

翌日は、「鯖街道」を北上して大原の「三千院」へ。再訪ですが妻の希望です。駐車場からは妻に合わせて登坂を歩きましたが、結構長かったです。正面には茶屋が並んで良い雰囲気でした。ここで昼食も宜しいかと。


お庭は写真OKです。




2枚目の写真は、パンフから取り込んだ「阿弥陀三尊像(平安時代 国宝)」です。30年近く経ちますが、良く覚えていました。


苔むした感じがGOOD! 小さな地蔵が方々に見れますが、昭和に入って置かれたものです。


三尊像は、この「往生極楽院(平安時代 重文)」に安置されています。この季節は紅葉が見れませんが、苔が青々としていますし混みません。


今回は時間が無いので「宝泉院」はパスして「熊川宿」へ。観光客は10名ほど。資料館は休館、お店も全て閉じていました。割と奥地ですしコロナを避けてのことでしょう。

妻籠・馬籠の風情、買い物や食事が充実な津和野・大内宿、見所的にも海野宿・関宿・吹屋の方が面白かったですし活気もありました。



しかし、北前船と京を結ぶ宿場町として繁栄したことが伺えます。大原から若狭に出るなら寄りましょう(宝泉院の方がお薦めですが)。


更に北上して「明通寺(みょうつうじ)」へ。お庭もあって広いです。池の鯉がデカイ。


階段が長いです。妻が先に歩いていますが追いつけません。


福井県唯一の国宝建築物です。パンフから解説を取り込みました。


本堂(国宝)に上がって、重文の3像の他、十二神将も間近に見られます。


急に降り出しました。三重塔(国宝)は入れませんが、前後からガラス越しに内部が公開されています。仏像、柱や壁の絵画が綺麗でした。ここはお薦めです。


当初予定では「熊川宿ー明通寺ー三方五湖ー宿」でしたが、三方五湖は雨では楽しめません。舞鶴に寄ることにしました。

後編へ続く

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2020年7月 京都寺社巡り(後)/ホテル日航プリンセス京都、湯の山温泉 三峯園

2020年08月03日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

前編より

雨が止みました。3日目は、「二条城」から。火曜は「二の丸御殿」がCLOSEなのです。



5ヶ月振りの「唐門(重文)」です。朝一ですが10人程の観光客がいました。


「二の丸御殿(国宝)」の車寄せです。2枚目は「二の丸庭園」です。


見たことが無いほどの凄い襖絵と天井画でした。鶯廊下も雰囲気を上げてくれます。お薦めです。

本丸庭園は2月に見ましたし、あまり・・・でしたので割愛しました。


おみくじ目当てで、「熊野若王子神社」へ。駐車場が見つからなくてコインパーキングへ。実際には3台程停まれました。ここから桜で有名な「哲学の道」が始まっています。


隣の隣に「南禅寺」があります。28年振りの拝観です。「三門(重文)」には登れるし仏像群も金網越しに何とか遠目に見ることが出来ます、暗いけど。知恩院や東福寺の三門(山門)は限定公開でタイミングが合わないと見れません。


「法堂(はっとう)」は明治42年の再建です。入れませんが拝観&覗けます。


「方丈(国宝)」「方丈庭園」です。


苔むして良い感じです。2枚目は「水路閣」は明治築の疏水で、大阪湾と琵琶湖間を結びました。灌漑用水の目的もあったようです。


「天授庵」も江戸初期の建築ですが重文では無いようです。建屋へは入れません。
 

庭は紅葉で有名とか。




「醍醐寺」は、京都の南西、山科の南に位置します。「唐門(国宝)」は2011年に修復されています。2枚目は「三宝院」で左が「大玄関」、奥が「表書院(国宝)」です。入場できます。


この三宝院は秀吉が「醍醐の花見」の際に大規模修復したものです。


三宝院の「本堂(重文)」で中には快慶作の弥勒菩薩が安置されていますが、非公開です。見終わって伽藍エリアを目指します。


伽藍エリアの入り口には、秀頼が建てた仁王門があります。2枚目は「金堂(国宝)」で非公開です。僧がお経をあげに来ましたが丁寧に挨拶されました。内部には本尊、薬師如来、日光菩薩、月光菩薩、四天王像が揃っているハズです。


「五重塔(国宝)」は京都では珍しい平安時代の建造です。あと私の知る京都の古い建造物は「三十三間堂」「千本釈迦堂」だけです。「霊宝殿」では12-13体前後の仏像のみ公開されていました。ほんの一部だけです。駐車場の隣の茶屋で、さくらアイスを戴きました。桜の香りが美味しい♪
 

三宝院が見所かと思います。霊宝館は巨大ですが、ほぼ休館状態で膨大な国宝&重文があるのに未公開となっていました。京都の神社仏閣は限定公開が多すぎますね。奈良の寺社を見習って欲しいです。興福寺は有名処が全て見れますし、東大寺の各伽藍もほとんどが公開です。

しかし京料理やスイーツ、寺社以外にも太秦や鉄博、祇園もあります。独特な古都の雰囲気を楽しむことも出来ます。この辺りが京都人気の衰えない部分なのでしょう。

「湯の山温泉」へ。三重県ですが名古屋から1時間も掛からない場所です。が、寂れとるな。人が居ません。老神温泉を思い出します。


川の水が綺麗です。奥の宿はCLOSEでして2枚目のホテルも廃墟。奥の川添いの旅館群は健在でした。


宿は「三峯園」@18,500円 部屋が斜面の下なので風呂や食事処への移動が大変です。荷物も自分で運びます(2万未満では運ぶ宿は少ないです)。各旅館も斜面沿いがほとんどでした。


部屋は価格的には非常に綺麗です。鏡台が無く妻はトイレで化粧していましたが。
 

この他に貸し切りが1つあります。少部屋数(全8室)で個室食事処を選びましたので、他人とは1人としか会いませんでした。湯質は最初から塩素と知っていました。湯の山自体の湯量が控えめなようです。


食事処は個室です。食事は刺身がエビ以外はNG、量がありますし刺身は煮て美味しく戴きました。駐車台数から見て2-3部屋は空室かと思います。名古屋界隈のビジホより、人との接触は少ないですね。ただ、平常時に温泉目的としては湯質的に厳しいかも。


帰路、おみくじ入手に立ち寄ります。名古屋の「伊双神社」です。


駐車場が整備されトイレも綺麗で、参拝客は15人以上はいらっしゃいました。


この中で、皆さん絵馬を作成していました。3密~


「山田天満宮」です。太宰府の末社です。参拝客は少なく、サラリーマンが3名様程。工事用トイレのみです。


赤い紐の付いた鈴は、道真公の像に掛けてあります。学業成就系です。同敷地内に在る「金神社(こがねじんじゃ)」では、金運・開運くじに御神徳ありで"銭洗い"できます。リーマンが洗っていました(笑)


更に「御嶽神社」も敷地内に在り、良縁願いや人形供養ができます。クマゼミが盛大に鳴いていました。伊豆では良く見たのですが、埼玉に越してからは久々です。


中華電池が駄目になってパナのコンデジから抜けなくなりました(膨らんだ)。購入後1年9ヶ月でした。


全行程1,100km以上 一瞬だけ延暦寺で日が差しましたが、ほぼ雨天でした。初日のデパートのフードコート以外は、人も少なかったですね。苔寺にも興味がありましたが、事前申し込みで1回/日に纏まって入るスタイルでした。ゆっくり静かに見たいので他を巡りました。密になりますし。

当面、京都を訪れることは無いでしょう。ただ、若狭路で「熊川宿」から大原経由で「曼殊院」や「詩仙堂」の庭を見るコースには興味があります。

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2020年7月 京都寺社巡り(前)/ホテル日航プリンセス京都、湯の山温泉 三峯園

2020年08月02日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

7月中旬に予約、7/27-30(火-木)での夫婦旅行です。予約時は以下のコロナ状況でした。当初予定は先日記載のブログの通りの北陸でしたが早々にキャンセル、京都&愛知をターゲットとしました(その後、関西方面は陽性率が伸びています)。

<7/17累計>(7/17当日)→<8/1累計>(8/1 18時当日)→累計増率
▽東京都は8933人(293)→12,691(472)→142%
▽大阪府は2245人(53)→4,057(195)→181%
▽神奈川県は1917人(43)→2,483(58)→130%
▽埼玉県は1665人(51)→2310(71)→139%
▽愛知県は597人(19)→1,805(181)→135%
▽京都府は502人(12)→787(22)→157%

私の住む「埼玉田舎市」は現在でも累積10人超え程度で全埼玉の僅か1%未満です。どちらかというと、「出先での罹患が怖い」のです。往復は勿論、観光自体も車を使うことにしました。しかし、いきなり失敗しました。弁当を買いに京都駅の伊勢丹に寄ったら、フードコートは3密でした。

宿は、前回と同じ「ホテル日航プリンセス京都」 エグゼクティブ ツイン朝食付2泊 @29,160円 室内は前回をご覧ください。
実際には割引クーポンetcで一泊@13,376円で朝食付・駐車場付となりました。四条駅にも近くコスパは良いと思います。相変わらず朝食が美味しいです。食事処は3組前後とガラガラでした。


今回の目的は、再公開された二条城と延暦寺です。まずは比叡山に登ります。二車線なので走りやすかった。「東塔地域」に駐車。「大講堂(重要文化財)」「鐘楼」です。自分でも撞ける鐘としては最大のものです(私は)。いかに敷地が広いかが分かります。

この大講堂は放火で焼失、麓の日吉東照宮より1964年に移築したものです。何故か拝観中だけは雨が止みました。羽黒山も同じでしたが♪


次に「国宝殿」へ。画像はパンフです。朝一にて誰も居なかったのですが、Yシャツな係員が付いてきて見た後のガラス類を隈なく拭いていました(しかも3フロア)。ウザい、というかコロナを意識して離れて欲しい。


「根本中堂(国宝)」は、中心的な建造物です。勿論、信長に焼き討ちされているので江戸初期の再建です。2016年から10年間掛けての修復工事中ですが、内部は問題なく拝観出来ます(秘仏なので非公開)。1200年間一度も消えることなく輝き続けている最澄のともした灯火「不滅の法灯」が見れます。実は信長に燃やされて消えたのですが。

正面の階段を上がると「文殊楼(重文)」です。


急な階段を登って「文殊菩薩」を拝観できます。お薦めです。再び坂を上って階段の先の法華総持院へ。


「法華総持院 東塔(1980年再建)・阿弥陀堂(昭和12年築)」です。阿弥陀堂内部の写真はHPより。


有名な水琴窟ですが、音は聞こえませんでした。長雨のせいかも。「大黒堂」で大きな数珠を回してお祈りして、向かいの土産店で休憩しました。汗だくなので、梅ソーダうま~
 

車で「西塔地域」へ。「にない堂(重文)」の内部は非公開です。左に如来、右に菩薩像が安置されています。


長い階段の先に「釈迦堂(重文)」があります。この辺りは林に囲まれており風情があります。この建屋は秀吉が大津市の園城寺から移築させたもので、信長の焼き討ち前の南北朝時代の1347年建立となります。小柄な釈迦如来立像(重文)を拝観出来ます。ここもお薦めします。


車で「横川地域」へ。「横川中堂」は1942年に落雷で焼失、1971年築のコンクリ製です。


その先には「元三大師堂(がんざんだいしどう)(重文)」があります。おみくじで有名です。TVで見ましたが、お坊さんがヒアリングしてから占う本格的なものです。ここの御朱印は人気があるらしいです。


横川中堂の向かいの坂を登ると「根本如法塔(非公開)」で大正時代の再建です。

ガイドブックには観光時間の目安として2時間とありましたが、東塔と西塔の2ヶ所だけです。我々は4時間掛かりましたが、歩く速度が遅いのです(障碍者)。上記3ヶ所コースは健常者でも3時間以上かと思います(バスは頻繁に通ります)。

MYお薦めは、東塔が大講堂(通るので)→根本中堂文殊楼国宝堂)で西塔は、にない堂(通るので)→釈迦堂です。確かに2時間で回れそうです。

銀閣寺の前を通るのですが、駐車料金が1,050円でしたので寄りませんでした。以前も妻と訪れていますし。前回の京都巡りでも書きましたが、「京都は地下鉄&バスカード」を使う方が安価で迷いもしません。ちなみに今回の南禅寺は1,500円、他は1,000円、TIMESの熊野神社でさえ最低額の500円です。コロナですので車を使いましたが、駐車料金10,000円/日も夢ではありません。

「仁和寺」
へ。妻は初めてとなります。「二王門(重文)」です。目にはガラスが嵌まっており迫力があります。


「御殿」は白書院~宸殿(しんでん)~黒書院~霊明殿と明治から大正にかけての屋敷を巡ります。渡り廊下で繋がっており、雨でもゆっくりと見れました。全て焼失して再建されたものです。



庭園が見所ですね。宸殿の襖絵(大正時代)も見事でした。




黒書院です。広い敷地を奥へと進みます。中門(重文)が遠くに見えます。


結構、歩きました。2枚目は「観音堂(重文)」で非公開です。


ですが、2018年の仁和寺展で、その観音像が展示されていました。


「金堂(国宝)」です。非公開の阿弥陀三尊像も仁和寺展では展示されていました(撮影禁止コーナー)。


仁和寺展の画像です。二王門や他の建屋からの像を並べて「立体曼荼羅」として展示されました。


とても良かったのですが・・・


この人出では、ゆっくりと見れません。仏像は静かに拝観したいのです。


「五重塔(重文)」も非公開です。「霊宝館」が公開されており、国宝も展示されていました。


「上賀茂神社」です。


「細殿(拝殿)」(重文)
の前の砂山は、神体である神山(こうやま)を模したもので、鬼門にまく清めの起源とのこと。2枚目の「土屋」はお祓い処として使われていますが、元は勅使が到着の儀式をした所らしいです。


2枚目は「楼門(重文)」です。


「中門」からお参りして終了です。特別参拝では中庭まで入れるそうですが閉まっていました。本殿は国宝とのことですが見えません。


目的のおみくじを引いて、撤収しました。延暦寺で1万歩、既に足が上がりませんでしたが残りは平地ばかりで助かりました。


夕飯は、前回の店が個室で美味しかったのですが、120分制限で90分経ってもメインが来ないので催促したら、"2人で壁を掃除"されましたからねー(苦笑) 京都の洗礼です。今回はホテルで食べました。3組しか客が居ないし10m以上離れていました。前日もホテル食にすれば安全でした。

後編へ続く

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京都寺社巡り(4)/ホテル日航プリンセス京都、湯の花温泉 すみや亀峰菴

2020年03月16日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

4日目の宿へ向かいます。「湯の花温泉 すみや亀峰菴」桜鯛と丹波牛会席 @44,000円 渋滞していまして高速使って1時間弱掛かりました。ロビー兼休憩室です。価格的にはドリンク類が欲しいところです。

設備は問題ありません。wifiも使えます。

バスは源泉掛け流しでしたが、小さすぎます。173cmが座って鳩尾までしか湯が無いし、足が曲がって膝が出てしまいます。使えませんね。湯の花荘みたいに小さくても深さがあれば大丈夫なのですが。岩盤浴は妻が使いましたが。タオルが薄くて痛かったらしいです。

大浴場です。内湯はOK。露天は僅かに塩素臭でした。食事は鯛の刺身&茶漬けがNG。価格的には厳しいですね。ただ、京都近郊には温泉宿が少ないですからね。




全走行 1,115km

※ 地下鉄・JR・バスを多用しました。スマホ様々です。10分~長くても20分おきに来るので便利です。車は駐車料金が掛かる場合も多く、迷いもします。
※ 春・秋に特別公開が多くなります。紅葉は混むので春が狙い目だと思います。冬・夏に旅行会社のパンフを入手すると公開物件が記載されています。

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MYメモです。

<今回の観光場所以外で28年前に妻と回った>
祇園祭・平安神宮・南禅寺・三千院・宝泉院
<夫婦での近年の観光>
伏見稲荷・宇治上神社・宇治神社・平等院鳳凰堂・京都タワー
<個別に拝観>
東本願寺・知恩院・仁和寺・金閣寺・銀閣寺・三十三間堂 妻は念仏寺も見ている。

祇園祭は昼も夜も激混みでした。現在はイベント等は避けるようにしています。

<今後の目標>
◇ 「二条城 二の丸御殿」「修復後の西本願寺」「新緑以降の苔寺・詩仙堂・等持院」「醍醐寺」「大徳寺or知恩院あたりで精進料理」「サントリー山崎」かな。前泊+2泊で。

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京都寺社巡り(3)/ホテル日航プリンセス京都、湯の花温泉 すみや亀峰菴

2020年03月14日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

4日目はチェックアウトして車で巡りました。「東福寺」へ。ここも28年前に訪れています。隣のお寺が目的ですがついでに寄りました。パナのナビで入力したら、離れた駐車場へ案内されました。しかし歩くと絶好の撮影ポイントを通りました。パンフの撮影場所です。

紅葉していないと悲惨です(笑) 二枚目の写真は開山堂(重文 入れない)と江戸中期の庭園です。写真ではツツジが咲いて葉も青々として綺麗なのです。

ですが、ここへ寄った目的は枯山水(石庭)です。昭和の作品ですが良い感じです。

冬は茶色ですが・・・

三門(国宝)は紅葉の季節に限定公開されます。激混みは苦手なので行きません。どこのお寺も三門には仏像が並んでいるので見たいのですが、大物で常時公開されているのは南禅寺くらいかな。

「泉涌寺(せんにゅうじ)」です。皇室の菩提寺で静かな山間にあります。楊貴妃観音像(重文)は鎌倉時代に南宋から寄せたものです。画像はパンフより。

江戸時代の仏殿(重文)は大きく、三尊像が安置されます。狩野探幽の観音図も間近で見れます。

広々としています。流石は皇族向け。

御座所が特別公開されていました。皇族が参拝するときの休憩所です。

御座所の庭園と、特別公開の霊明殿です。歴代天皇の位牌が並び、皇族が参拝する場所です。位牌は結構奥にあるし暗いので良くは見えませんでしたが、重厚な建屋でしたね。明治築とか。

「岡﨑神社」です。妻の希望でおみくじを引きに参りました。駐車場が無くて30分ほど周囲を徘徊しました。

兎がいっぱいです

参拝客は10名ほどかな。

縁結びで有名とか。

「下鴨神社(賀茂御祖神社 かもみおやじんじゃ)」です。駐車場は参道を省いて、いきなり社殿となります。楼門に舞殿でともに重文です。たぶん江戸時代かな?

中門だっけ。奥には干支ごとの小さな社殿があって最奥(一般人の行ける)に幣殿(拝殿)があります。撮影禁止です。鳥居の正面が舞殿で左に楼門が見えます。

水みくじです。左奥の授与所で扱っています。授与所では「浦の回廊」の入場券も購入できます。

浦の回廊です。裏からも参拝できます(撮影禁止)。

浦の回廊には、大炊殿(おおいどの 重文)なる、庫裏が見れます。

さて、正面に戻って参道を入口に向かって歩きます。「さざれ石」です。方々で五つは見ましたね。手水の石が立派です。

バス用駐車場と二枚目は参道です。この一帯は「糺の森(ただすのもり)」で、散歩には良い所です。

糺の森の入口には「河合神社」があります。江戸末期の建造です。

下鴨神社の一部ですね。この手鏡風の絵馬を購入します。

自身の化粧品で絵馬に自分の表情を描きます(この小屋で)。裏には願いを書いて託します。外見も内面も美しくなるのです!? 写っていませんが混んでいましたね。

「今宮神社」へ。門前の「あぶり餅」が目的です。

本社と二枚目は「阿呆賢さん(あほかしさん)」なる石を試す所。

私も妻も重く感じました。駄目じゃん!

「あぶり餅」は店頭で炙っています。柔らかくて白味噌味で美味い♪ 「かざりや」さん、10本で500円でした。

「金閣寺」です。駐車場の前を通ったので急遽立ち寄りました。正確には「鹿苑寺の金閣」でしたね。

撮影の皆さまです。

「龍安寺(りょうあんじ)」です。28年振りですがよく覚えています。ここの石庭はエエ感じなのです。室町末期作とか。

某番組では「塀の色は夕焼けを表している」と言っていました。まあ、 憶測 推測ですよね。通りから塀の裏側が見れます。

「天龍寺」も28年振りです。写真はありますが全く覚えていません。明治時代の再建です。

法堂(はっとう)の天井には平成になって描かれた雲龍図があって、特別公開されていました(我が家はパスしちゃった)。

襖の雲龍の絵は昭和32年に描かれたものです。床にカメムシが一杯で要注意です。結構、踏まれていましたが(>_<) 

嵐山駅から「渡月橋」に向かって歩きます。コロナで休校になりましたので、中学生のカップルとか多かったな。


4泊目の宿と、総括に続きます。観光はこれにて終了です。

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京都寺社巡り(2)/ホテル日航プリンセス京都、湯の花温泉 すみや亀峰菴

2020年03月13日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

3日目は「二条城」から。見所の二の丸御殿がコロナで前日よりCLOSE(泣) 出発前日の2/28に確認したときは大丈夫だったのにー。一応、庭だけは見ておきますか。

唐門(重文)です。

二の丸庭園です。本丸庭園は今一歩でしたが、外周の梅が咲き始めていました。

タクシーで「妙心寺」へ。臨済宗は派閥が一杯ですが、最大なのが妙心寺派となります。周囲の寺院群も広範囲となります。周囲を歩いても風情を感じますね。

上の画像は仏殿(重文)で限定公開されていました。内部はチケット画像の上の奴。明智光秀の位牌も展示されていました。まあ、位牌って方々にあったりしますけどね。次の画像は「明智風呂(重文)」です。

密宗和尚(光秀の叔父)が妙心寺におり、明智光秀は本能寺の変後、密宗和尚を訪ねて辞世とも言える一文を残しました。

Webによると「順と逆をつなぐものは一本である。その道は我が心中にある。五十五年の夢が覚めひとつに帰る」らしいです。が、Wikiによると後世の編纂物だそうです。ところでこの明智風呂は、密宗和尚が光秀を弔って建てた、お坊さんのための蒸し風呂なのです。撮影可でした。

法堂(重文)です。天井画の龍(HPより)は狩野探幽作で直径12mもあり、大迫力です。また、内部に安置される梵鐘(国宝)は、698年(飛鳥時代初期)のもので、デジタル音源で再生して貰えます。

白い建屋は大庫裏(重文)で、厨房が見学できます。大きな釜が並んでいました。妙心寺は、全て案内付きで説明も丁寧&親切ですが時間も掛かります。天井画のある法堂は1時間に3回しか案内されません(12時台は1回のみ)。2時間以上必要になりますが"お薦め"します。

「保津峡」です。正確には「嵯峨野トロッコ列車」です。二枚目はオープンな「リッチ車両」ですが、この時期は寒くて厳しいと思います。

我々夫婦の他は、中国人の7名様だけでした。窓は大きく開けられますので離れて&全開にしました(デカイ声で喋っていて飛沫感染が怖い)。ストーブ付の密閉車両もありますが、コロナなのでパスしました。全25分でトンネルも多くあります。

旅番組では中国人で大混雑でしたが、コロナで楽勝でした♪ 帰路はディーゼル牽引車が先頭になるので、少々煙いです。喘息の方は避けた方が良さそうです。JR在来線に乗り換えて帰ることもできます。

流れの強い辺りです。とにかく木が多いので夏は撮影に向いていませんね。黒部渓谷鉄道(トロッコ電車)は、1時間以上乗りますが景色は更に良いですし、終点は観光も出来て非常に気持ち良いです。しかし山奥で不便なことが難点です。嵯峨野のトロッコ電車は四条駅から40分弱ですから便利なのです。

「北野天満宮」へ。太宰府と並ぶ天神信仰の中心です。

到着日にTVで梅苑を放映していました。牛の目が赤い!

牛だらけです。牛は天満宮においては神使(祭神の使者)とされています。コロナが怖くて撫でられん。

三光門(重文)に本殿(国宝)です。といっても皇族ではないので内部は見れません。私は強いて言えばお寺回りの方が好きかなー。

よくある干支みくじです。”きたの"の刻印が入っているので丑を購入。

梅苑は5~6分咲きでした。

無料の煎餅とお茶も出ますが、有料の団子が柔らかくて美味しいです。

なかなかに綺麗で御座いました。
 
「平野神社」へ。有名なリスのおみくじ目当てです。天満宮から30分くらい裏通りを歩きました。豪邸とボロ屋が混じるカオスな住宅地でした。

本殿は重文です。京都は応仁の乱以降は戦火を逃れているので、江戸時代の重文建造物が多いのです。リスは神様のお使いとか。一般的には、牛・カラス・蛇・兎・鳩(八幡系)・鹿・申・狐(稲荷系)のイメージですね。

「大報恩寺(千本釈迦堂)」です。平野神社から30分ほど歩きました。京都では三十三間堂・醍醐寺の五重塔と並ぶ古い建造物です。と、ガイドブックに書いてありましたが「宇治上神社」「平等院鳳凰堂」も京都府です。
鎌倉時代の国宝で中で参拝できます。霊宝殿(宝物館)には等身大の仏像(重文20体以上)が並んでいます。ここは寒かったなー。山名宗全(応仁の乱 西軍TOP)の書状もありましたね。お薦めします。

夕食は「日本酒とおばんざいの京酒場 みとき」『特製』コース9品@5,500円 120分飲み放題です。中二階の個室ですが狭かったです。

料理は美味しいです(刺身以外)。鰆の道明寺もアッサリでGOODでした。90分ほど経ってもメインの肉が来ないので催促したら、隣の壁を2名でゴシゴシ掃除されました。京都式の追い出しも良いけど料理を全て出してからにして(苦笑)

道明寺・茶漬け・アイス以外は2名分です。若者には足りないかな。抹茶は腸閉塞を起こすので、妻が食べました。本日は歩きすぎで足が痛くてビッコを引きながら帰りました。

4日目に続きます(リンク)

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京都寺社巡り(1)/ホテル日航プリンセス京都、湯の花温泉 すみや亀峰菴

2020年03月11日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

中国人が激減した京都へ!

妻との京都の寺社巡りは、92年7月16日~祇園祭に合わせて回って以来の28年振りとなります。夫婦とも個別に京都は見ていますが、私は出張ついでに知恩院・仁和寺・金閣(INDEX画像)・銀閣に寄っています。特に駅に近い東本願寺と三十三間堂だけは3回見ていますね。

2/29ー3/4(土-水)4泊5日です。車で出発。圏央の厚木Pでトイレ2回を待って本格的に出発です(1時間弱居座り)。土曜の11時頃ですが空いていました。朝のトイレは激混みなので、早朝出発の場合は"日の出前"となってしまいます。病気持ちは辛い!

「ホテル日航プリンセス京都」 エグゼクティブ ツイン 朝食付@15,550円x2名x3泊=93,300円(割引後@12,751円で計76,506円) 出張なら駅近くですが、今回は中心地の四条近辺を選びました。地下に自社駐車場があって便利です。小規模ホテルは別途有料ですので。

元々、中国人より西洋人が多いホテルだそうです。コロナの影響で客が少ないっすね。四条駅まで徒歩5分です。

綺麗で快適、食事も美味しいです。洋食バイキングも選べます。日航系のホテルは悪くないですね、ANA系よりもコスパが良いです。

妻は夜遅くに到着するので一人で夕飯です。四条駅近くの「杬之蔵」ってお店です。お薦めはしません。

まずはホテルから徒歩で「六角堂」へ向かいます。薬局の列です。埼玉の田舎じゃ見れませんね。

ビル街の真ん中に位置します。

授与所は屋内で売店も併設です。鳩みくじが目的だったりします。

京都はバスの本数が多いので、二日券を使いました。一日で元が取れました。

「三十三間堂」鎌倉時代の国宝です。応仁の乱で焼け残った、数少ない建造物です。大迫力!"お薦め"です。画像はHPから。

「八坂の塔(法観寺)」は室町時代の再建で重文です。不定期に公開となります。HPがなく事前に確認できませんが、運に恵まれました。

後ろに引けないので、障害物が入ってしまいます。壁画の極彩色も残っています。

なんと二階に上がれますが狭い! 八坂通りから良く見えます。

三年坂を通って「清水寺」へ。ここは再訪です。

振り返ると結構な人出ですが、日曜ですしね。二枚目の画像は「随求堂」で胎内巡りできます。真っ暗の中、手探りで歩きます。善光寺系や善通寺にもあります。清水寺のは今迄巡っていませんでした。待ち時間無しでした♪

清水の舞台です。皆さん、奥の院から撮影します。

私も奥の院から撮りました。音羽の瀧を回って三年坂へ戻って二年坂へ。最も混む場所かな?
「高台寺」へ。まずは平成28年築の利生堂に寄りましたが・・・安っぽいので写真は無しです(苦笑)。観月台~開山堂(重文)は歩いて巡れます。内部の撮影はNGです。

霊屋(重文)が特別公開されていたので寄ったのです。北政所(ねね)の墓所で、像の下に土葬されています。画像はパンフより。秀吉の遺骸は阿弥陀ヶ峰山頂の豊国廟に埋葬されています。秀吉の遺骸は明治33年に一度掘り出されたそうです。高台寺に移してあげれば・・・所有権etcで無理か。

庭は、カラースプレーで色が付いていました。う~ん・・・

「安井金比羅宮」です縁切り&縁結びで有名。右側は潜る方の行列です。20人位かな。

「建仁寺」です。風神雷神で有名ですが公開されていません。目的は方丈(重文)の庭園です。エエですねー。でも苔が茶色に枯れているのでBESTは初夏以降なのかな。法堂(はっとう)の天井画の双龍(2002年に新たに書いた)も有名ですが、塗料が新しいせいかマンガちっくな感じに見えました。

「祇園」を散歩しながら「八坂神社」へ。

屋台が出ています。参拝客も多いです。

願掛けうさぎと干支みくじ(子)をお持ち帰りです。

妻の要望で「六波羅蜜寺」へ。宝物館がお薦めです。平安時代の十一面観音立像(国宝)を中心に重文がいっぱいです。空也像は教科書にも載っていましたね。画像はパンフから。

鴨川を渡ってバス停へ。

「東寺」です。特別公開の五重塔(国宝)も旅の目的でした。画像はパンフから。

講堂の立体曼荼羅は迫力あって見事です。昨年に仁和寺の立体曼荼羅を上野で見ましたが、大きさが違います。28年振りの再会です。お薦めです。

金堂も国宝です。



観智院です。東寺の一部となります。

唐の五大虚空蔵菩薩坐像(重文)が見れます。画像はパンフから。

私的には三十三間堂と東寺は外せません。夕飯は大勢での密室は避けようと考え、個室で選びました。 「鮮や一夜 ラクエ四条烏丸店」@6,000円コース 飲み放題付です。私は飲みませんがウーロンやジュースを3杯ほど飲みます。実際にはポイントを使って@4,600円です♪

完全個室で綺麗な店でした。創作と刺身はNG、肉も硬かったな。配膳ペースは良かったですね。ソフトドリンクの種類も一杯あって、価格的には相応かと思います。日曜なので店は空いていました。個別に焼き物や揚げ物を頼む方がお薦めかも知れません。

3日目に続きます(リンク)

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<三重~奈良 その3>興福寺・東大寺 法華堂/和鹿彩 別邸(奈良)

2019年05月06日 | 関西・四国・中国・九州・沖縄(内訳)

その2より

車で「興福寺」へ。興福寺の駐車場ですが、奈良市内はとにかく花粉が酷い! さて「興福寺 国宝館」です。100円で26頁の小冊子が買えます。大物は解説されていますので、余裕があれば見て回る前に目を通すと良いでしょう。例えば八部衆像ですが、次の頁で一体ずつ個別に説明もされています。

興福寺の国宝彫刻(建屋類を除く)は、18件で全日本136件の1割以上を占めます。18件ですが十二神将みたいなSET物が多いので、実際には70体前後のハズです。重文を加えれば軽く100体以上なのです。何が言いたいのかといいますと、「拝観に時間が掛かる」のです。東大寺+興福寺+春日大社で丸一日と見た方が良いです。

 

東金堂(とうこんどう)と五重塔です。五重&三重塔は2016年の限定公開で入っています(リンク)
創建当時からの仏像群は目にガラス(水晶)の嵌った鋭い眼差しが印象的でした。今回も「東金堂」(室町 国宝)には拝観しました。相変わらず四天王や十二神将が良いですね。


一部をHPより(リンク。ズラリ並んだお姿は圧巻です。


「北円堂」(鎌倉 国宝)です。4/20~5/6までの限定公開です。見所は運慶60歳のときの最高傑作と言われる無著菩薩・世親菩薩立像(むじゃく&せしんぼさつ 鎌倉 国宝)です。リンク先で見れますが目には水晶が嵌っています。今にも話し掛けてきそうな感じです。 通常、北円堂は塀とフェンスで近寄ることも出来ません。今回の"旅行目的その4"です。






「中金堂」
次に2018年に完成した(ちゅうこんどう)へ。建屋は立派ですが柱とかの装飾系が安っぽく感じました、25年掛かった割には。建屋は最高なので内部の塗り物だけでも修復して欲しいかも。4/24にNHKで中金堂のお披露目と、北円堂を放送していました。鎌倉時代、能の元である雅楽の楽人(がくじん 雅楽の奏者)のうち49%は興福寺に所属していたとか。

 

HPより一部抜粋 「興福寺」の拝観は絶対に外せません。


「和鹿彩 別邸(わかさ)」
宿は@24.840円 ★ボリューム控えめ厳選コース★全10品2016年に2泊した系列宿です。食事はこの別邸に移動しての"大和懐石"でしたが前回より不味かったな。しかし今回の部屋&コースがコスパ的にはマシとは思います。 伊勢エビの創作と刺身を除けば価格相応かな。

東大寺に近いことがこの宿の魅力です。翌日11時から駐車料金が有料になりました。パジャマを忘れたのにTELが無かったですね。この時期は駐車場も余裕がありますので駅近くのホテルもお薦めです。







「東大寺」へ。
 

大仏殿を過ぎるとガラガラです。超お気に入りの「法華堂」(奈良 国宝)です。奈良時代の3~4mクラスの像が9体並ぶ薄暗いお堂です。畳が張ってあって腰掛けられますので休憩にも最適です。全て国宝です。画像はパンフからの貼り付けです。リンクで東大寺サイトへ。
   

 

 その4へ続く

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