1月7日はどんな日だ？

昭和生まれにとってそこそこ衝撃のあった
天皇崩御と改元ですわね。
私は小学5年生あたりだったので、
なんとなく覚えているところがあります。
お正月明けて大して時間が開いていないのに
なんか元号というものが変わったらしいっていうニュース。
小渕さんが掲げていた「平成」という文字に
なんとなくボンヤリとしたものを感じた覚えがあったりなかったりのsachiakiです。

まさか齢40ちょいで二回も改元を体験するとは思っていなかったけれど、
「明治・大正・昭和・平成」を経験した祖父母がいた人もいたわけで
そういうこともあるんだろうなって気持ちで
「令和」となっている今日、のんきにそんなことを考えていました。

んで、そんなのんきなことを考えながらツイッター開いてみたら
アメリカが大変なことになっているじゃないですか。
なんでアメリカ合衆国議会議事堂で女性が撃たれて死んでんの？
って思ってニュースの出どころを探そうと
タップするたびに出てくる情報はとても現代とは思えず
それこそカードゲームの王様みたいな名前の人が
散々言っていた「フェイクニュース」のような状況ばかり出てきて
そりゃもう目ん玉飛び出るかと思いましたよね。

ツイートの中には
有色人種だったら入ることもできない入り口でも
白人ってだけで通ることができ陥落させることができる。
これをレイシズムの極北と言わずして云々。

悪い冗談か冷めない悪夢かのような画像がバンバン上がってきて
なんなんだコレは…って気持ちにさせられました。
とくにキャピトルヒルの敷地内に誰かが設置した「輪縄」には
吐きそうになるほど嫌な気持ちにさせられました。
最初は人を処刑する縄がこんなところに持ち出されるなんて…
という気持ちに悪さだったのだけど、
アフリカ系アメリカ人にとっては意味が別のものになると知って
さらに気持ちの悪さに拍車がかかりました。
悪ふざけで持ち込まれたものだとしたら
その悪趣味さ、体の芯まで浸かっている差別意識の現れに心底ゾッとしたし、
こういった人たちに支持されていることを知っていて
ずっと煽り続け面白がらせていただけの代表だったのかと思うと
「自由の国アメリカ」を終わらせる悪魔か何かの化身なのかしら？
とか、そんなことを思ったりしてしまいました。

新型ウィルスの勢いは増し、自分の無力さをどこかに逸らしたい
そういった気持ちからなのかなんなのかは分からないけれど、
最悪な時に最悪なことを人は選ぶことができるのだなと
驚きつつも注目しているところです。

私は人間は弱いって思っている方なので
正しい道がわかっていても踏み外すものだって知っているし、
事情や環境によれば善悪も変わっていくと知っているけれど、
歴史がこういう風に動いていくものだとは思っていなかったので
どう対応していくのが良いのか、たくさん考えてしまうのです。

進撃の巨人の中でもエレンが言っていましたね。

皆「何か」に背中を押されて地獄に足を突っ込むんだ
大抵その「何か」は自分の意志じゃない
他人や環境に強制されて仕方なくだ
ただし 自分で自分の背中を押した奴の見る地獄は別だ
その地獄の先にある何かを見ている
それは希望かもしれないし
さらなる地獄かもしれない

私たちにとって”自分の意思”で選んだ
なんて思えることはごくわずかなことで
基本的に「何か」に背中を押されている。
それを欲望と置き換えてもいいし、
忠義や服従と置き換えてもいい。
もちろんそれを許さない人が大多数だろうけれど
"心の欲する所に従えどものりをこえず"なんて人は
そんなに多くはいないだろう。
理性だって心の声だ。

私が生きているこの時代は民主主義の欺瞞を暴き
新しい時代の幕開けを見るのか、
はたまた前時代に戻ってしまうのか
時間は進んでいても物事はまっすぐには進まない。
必ず螺旋を描く。
だからこそ今は戻っていくように感じるターンなのかもしれない。
まだミサイルが飛んでくるような事態にはなっていないけれど
誰かが急ぎすぎないことを祈るばかりです。

さて、今日は低気圧＆大寒波で眠くて仕方がないのでこの辺にて。
モイモイ