寄せる立場と視点について

すでに新型コロナの驚異については
様々な人が思考し、それぞれの対応で頑張っていると思いますけれど、
私といえば極端とも言えるほどツイッターを開く時間を減らしました。
もとはかなりのツイ廃でいろんな人の考えや
感じていること、流行りなどをウォッチするのに使っていましたが
誰かが言っていたように、ツイッターがワイドショー化し
分断を煽るツールに成りかわりそうだと感じたからです。
この新型コロナでわかったことは
人は寄る立場、見ている方向性であっとう間にバラバラになってしまうのだな
という当たり前に気づいたsachiakiです。

昨日のアメリカの歴史的瞬間にしても
つもりつのった積年の恨みともとれるものの解放の瞬間
と受け取った人もいるでしょう。
日本に住む私たちでは人口の分布で見ても
無理やり連れてこられた大陸の人たちの人数は相対的に少なく、
混ざり合っている方達への差別問題が表沙汰になりつつも
彼らのせいで自分たちの地位が下がった…とまで思っている人は少なく
逆に言えば心のうちに秘める必要のない差別がまかり通っているからこそ
うまく言っているといえないところもないお国柄なのだと思います。

先ほどお隣の国からまた賠償について命令が出たとありましたけれど
感情という立場で見れば「いつまでもグジグジと」となるし、
政治的な立場で見れば「もう終わったことだ」となるし、
経済的な立場で見れば
「あちらもお金がなくて大変だろうけれど、
　こっちもカツカツだから出す先を考えなくては」
になるだろうし、
外交的な立場で見れば
「今救済をすることと、無視することのどちらにメリットがあるか」
になるだろう云々カンヌン…。

頭の良い人たちが雁首そろえて色々と考えていることは間違いない…と思いたい。

戦争になった時に「国のためだ」と遠方に旅たち
今すぐの家族の危機には間に合わない男たち。
（これからは男女関係なくなるだろうけれど）

「あいつはすごいやつだから私の言うことなんて聞いちゃくれないんだ」
進撃の巨人の中でヒッチの言ったこのセリフは
”今ここ”という大事さに気づいてくれなかった人への言葉でもあるし、
つなぎとめられなかった自分の非力さを物語る言葉とも取れる。
偉人だから戦場では役に立つのは間違いないけれど、
世界と私という両天秤にかけたとき
大きなものを取りがちなのが人の業なのかもしれない。
まぁ、そんなのは”セカイ系”で散々物語にされているので
私がなんか書いても「判断が遅い」って言われるのかもしれないね。

このヒッチのセリフに呼応させるものではないだろうけれど
ヴィンランド・サガの中でも奴隷編の中で
村を守るためだと戦に出てしまった夫を待っている間に奴隷として捕まり
妾として生活をしていたら、同じく戦に負けた夫が奴隷として捕まっていたものの
妻をみつけて一緒に逃げようとするシーンがありました。
結果どちらも悲惨な死を遂げてしまいますが
その中でも「ここにいて」がにじんでいて
どうして人は半径45cmをすぐに忘れてしまうんだろうと
遣る瀬無い気持ちになったりもしました。

自分だけが負ければ終わる戦もあれば
自分が負けたらその背後も負ける戦もあり
負けないことを考えなくてはならないことがあるけれど
その「負けない」ためにはどうしたら良いのか。
経済か、感情か、政治か、信念か。

その向いている視線の先がどんなものであっても
収束した暁には分断されたことも忘れて笑い合えたら良いなと思います。

なんか観念的な話になってしまった。
とりあえず今日はこれからハリネズミ様の床材とミルクを買いに行きます。
通販でもいいじゃんって思うんだけど価格が微妙に違うんだもんよ。
そんな感じ。

私の生活はハリネズミ様を中心に回っています。
いわく、平和。
そんじゃまた。モイモイ