岐阜の画廊 文錦堂

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新作入荷!!

2012-10-20 09:17:02 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今日の岐阜は、朝から澄み渡る青空が気持ち良い秋晴れの週末を迎えています。
秋といえば窯焚きシーズン到来?ということで、各地の窯業地でも窯焚きをされる作家が多数いらっしゃいます。
私も来週は備前へと出張する予定です。後日の備前出張記を楽しみにしていて下さい!!

さて、今日も新作が届いていますので皆さんにご紹介致します。今回ご紹介するのは、唐津の丸田 宗彦先生の逸品です。



丸田 宗彦 作 「唐津井戸ぐい呑」 H 5.2×D 9.0cm (売約済) 口縁部分に生じた梅花皮が絶妙な景色となっています。

 落ち着いた枇杷色の釉調。まるで茶碗の様な存在感です。

 見込み部分に垣間見える石ハゼがまるで小宇宙の様。

 竹の節状に箆取りされた高台の内外に生じた見事な梅花皮。

 丸田先生のお人柄を想わせる温かみのある箱書き。

日本の天正年間に茶人の間で人気が高かった「井戸」。高麗物の王者ともいわれ、その堂々とした造形と侘びに適う風情が古来より数奇者に賞玩され、現在では伝世の多くが名物となっています。

この作品もいかにも使い込みたくなるような雰囲気を醸し出しています・・・・・・。

コメント
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