岐阜の画廊 文錦堂

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☆私の一押し作品《村山 健太郎展・酒器編》☆

2012-10-10 11:28:22 | 工芸
皆さん、こんにちは。

初日から晴天続きの「唐津 村山 健太郎 陶展」【~14日()】でしたが、今日はどんよりとした曇り空となりました。

さて、今日も「私の一押し作品」コーナーとして、選りすぐりの作品をご紹介していきたいと思います!!
今日は、皆さんお待ちかねの『酒器編』です。健太郎さんの若さ溢れる造形とともにお楽しみください。



先ずは後列左から、失透性の藁灰釉を掛けることにより、焼き上がりの釉調に青みを帯びた色を斑に生じさせた



   「斑唐津ぐい呑」 H 5.5×D 6.4cm (売約済

いつの頃か、よく愛酒家の間では「備前の徳利に唐津のぐい呑」と言われます。
唐津のぐい呑は、絵唐津や皮鯨など多種多様ですが、取分けこの斑唐津のぐい呑が好まれるそうです。
この藁灰釉の淡い柔らかな白が、酒をなんとも美味しそうに引き立たせ、古来より愛酒家の酒を進ませたのでしょう・・・。

次に、藁灰釉と鉄釉を掛け分けることにより、それぞれの釉薬が溶け合い、変化に富んだ趣を見る者に与える



   「朝鮮唐津ぐい呑」 H 5.4×D 6.4cm (売約済

続いて、前列の三種の盃形をしたぐい呑をご紹介致します。先ずは左から



   「刷毛目ぐい呑」 H 3.5×D 9.0cm ¥8.400-

続いて中央の



   「井戸ぐい呑」 H 4.8×D 8.5cm (売約済

最後は、



   「青唐津ぐい呑」 H 3.2×D 8.6cm (売約済

唐津焼に用いられる釉薬は、主に灰釉・長石釉・藁灰釉・鉄釉の四種類で、これらの釉薬を組み合わせて作られます。
焼きものの原点というべきこの単純さが、素朴で侘びた渋味をなし野趣溢れる味わいとなっています。

明日は、「酒器揃編」をご紹介致します。皆さん、乞うご期待!!!


コメント (2)
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