岐阜の画廊 文錦堂

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☆私の一押し作品《内村 慎太郎 陶展・酒器編2》☆

2012-12-07 09:30:37 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今日の岐阜は、冬型の気圧配置で晴れてはいますが~い1日となっています。
週末にかけて全国的に厳しい寒さとなるそうです。どうぞお体にお気をつけてお過ごしください!!

さて、昨日のブログでも書きましたが、12月に入り一気に寒さも増してきたことで、この時期に家族団欒で囲む夕食といえば、やっぱり温かい“鍋”でしょうか。
本格的な“鍋料理”の季節到来!!と共に、最近、酒器を求められる方が以前にも増して増えてきました・・・。

今宵の晩酌のお供は??? 酒党にとってもこれから楽しみな季節となりそうですね。(笑)

さて、今日も現在開催中の高麗・唐津 内村 慎太郎 陶展」【~9日()】から「私の一押し作品」として、選りすぐりの『酒 器』をご紹介していきます。

先ずは、昨日ご紹介した“山瀬”の土を使用した井戸作品から、



   「井戸徳利」 H12.8×D 9.0cm (売約済

   「山瀬井戸盃」 H 4.8×D 7.6cm (売約済

続いて、明るい枇杷色の釉調が特徴的な



   「井戸徳利」 H12.2×D 9.0cm (売約済

   「井戸盃」 H 4.8×D 9.0cm (売約済

日本の天正年間に茶人の間で人気が高かった「井 戸」。 大名物「井戸茶碗 銘:喜左衛門」(国宝)に代表されるように、茶碗は高麗茶碗の王者とも呼ばれています。釉薬は枇杷色で、一面に細かい貫入が入り、竹節の高台には梅花皮が見られます。

次に、おおらかな造形と品格溢れる釉調で見る者を魅了する奥高麗作品を、



   「奥高麗徳利」 H12.0×D 8.5cm ¥19,950-

   「奥高麗ぐい呑」 H 5.0×D 7.9cm (売約済

今展では、奥高麗の窯変作品も発表され大きな反響を呼びました。



   「奥高麗窯変ぐい呑」 H 5.8×D 7.0cm (売約済

桃山時代の古唐津茶碗で、高麗茶碗の特徴を採り入れたものを奥高麗と呼びます。
この奥高麗の「奥」の所以は、唐津の向うの高麗、そのさらに奥の高麗で作られたという説や、「奥」は「古い」という意味で、古い高麗茶碗を写したものだからという説など、諸説あって定かではありませんが、奥高麗の茶碗は古唐津の中でも一段格が高いとされ、古来より茶人に珍重されてきました。

作為が感じられない大らかな形姿がとても温かみを感じさせます・・・。

明日は、「茶器編」をご紹介致します。皆さん、乞うご期待!!!

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