岐阜の画廊 文錦堂

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“塊 力(かたまりりょく)”

2013-01-26 09:12:46 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今朝の岐阜は、早朝から降り続く雪によって辺り一面銀世界と化しています・・・。(



ということで、開店前に今年“初”となる雪かき作業です。 ここで大活躍するのがゴムワイパー付の雪かきなんですねぇ~。

  ⇒ 

朝から一仕事でした!! こんな時に日頃の運動不足が露呈します・・・。(疲)

さて、今日も先の「酒器展」の出品作で、「私の一押し作品」としてご紹介しきれなかった作品をご紹介したいと思います。

今日、ご紹介する作品は、萩焼を代表する人気作家 八代 兼田 昌尚先生による、他を圧倒するような存在感溢れる豪快な割高台作品です。



   八代 兼田 昌尚 作 「萩刳貫ぐい呑」 H 7.0×D 7.8cm ¥42,000-

兼田 昌尚先生は、1953年に萩焼の名窯 天寵山窯 七代 兼田 三左衛門の長男として生まれ、東京教育大学彫塑専攻卒・筑波大学大学院彫塑コースを修了された後、ご尊父 三左衛門先生に就かれ作陶を始められました。
筑波大学芸術学系助教授・萩国際大学陶芸文化コース教授を歴任され、2005年には、八代 天寵山窯を襲名されるなど、名実ともに萩焼を代表する作家の一人となられています。

「土の塊を眺めていたら、塊そのものに魅力を感じ、これを刳り貫いたら・・・」と、平成元年に発表され大きな話題を呼んだ「刳 貫」作品ですが、今や兼田 昌尚先生の代名詞的作品となりました。
豪快な割高台によるこの作品も、土の“塊 力”が存分に発揮され、存在感溢れる作品に仕上がっています。


コメント
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