岐阜の画廊 文錦堂

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☆私の一押し作品《歌詩の情景に想いを馳せながら酔う・・・酒器編(1)》☆

2013-06-19 09:27:25 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今朝の岐阜は、朝からが降り続いています。
今日は、活発な梅雨前線の影響で全国的に激しいが降る恐れがあるそうです。 どうぞお気を付け下さい!!

さて、昨日からご紹介致しております「私の一押し作品!!」
今日も現在開催中の「九谷毛筆細字 四代 田村 星都 作陶展」 【 ~23日()】 の出展作品の中から、選りすぐった酒器をご紹介していきたいと思います。
器体に描かれた歌詩の情景に想いを馳せながら酒に酔うのも、これまた一興ではないでしょうか・・・。

先ずは、古今和歌集賀歌(がのうた)の先頭にあり、他の歌と共に、我が君の長寿を願って儀式で歌われ、国歌「君が代」の歌詞としても有名な



   田村 星都 作 「細字赤絵桜文杯」 H 8.7×D 5.2cm・・・・・¥18,900-

「わが君に 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」
訳: 愛しいあなたよ。いつまでもいつもでも長生きして欲しいと心から願っています。 注)「君=あなたで解釈」

続いて、六歌仙の一人で三十六歌仙にも選ばれる僧正遍昭が詠った情熱的な恋歌が描かれた



   田村 星都 作 「細字雑歌盃」 H 4.7×D 6.2cm・・・・・(売約済

「天つ風 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ 」
訳: 天に吹き渡る風よ、もっと強く吹いて雲の中の天上への通り道を閉じ塞いでくれ。天女の美しいその姿をもうしばらく地上にとどめておきたいのだ。

最後は、磁土に施した上絵を叩いて古びた紙のような質感を出し、英字でマザーグース「スカロボーフェア」の歌を描いた



   田村 星都 作 「マザーグース高台杯」 H 5.4×D 6.0cm・・・・・(売約済

明日の「私の一押し作品!!」も、今日に引き続き「酒器編(2)」をご紹介致します。乞うご期待!!


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