岐阜の画廊 文錦堂

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☆私の一押し作品《彩り華やかな・・・香合編》☆

2013-06-23 11:35:57 | 工芸
皆さん、こんにちは。

今日の岐阜も、昨日に引き続き、快晴の日曜日となりました。

さて、先週末15日から開催致しておりました「九谷毛筆細字 四代 田村 星都 作陶展」も、早いもので本日無事に最終日を迎えることが出来ました。
会期中は、多くの来場者が初めて目にする田村家伝統の九谷毛筆細字の技法に驚嘆の声を上げていらっしゃいました。 
星都さんにとっても、今回は東海地方初個展、画廊での初個展など・・・、初物尽くしとなる個展となったそうで、収穫の多い個展となったようです。
改めて、厚く厚く御礼申し上げます。

では、今週初めから続いた「私の一押し作品」。 ラストを飾るのは、星都さんが最も力を注ぐ「香炉編」です。

古典的な技法に現代的な趣を取り入れた若々しい感性が、伝統ある九谷焼の世界に新鮮な風を吹き込んでいます・・・。



   田村 星都 作 「細字萬葉集赤絵六角香炉」 H16.6×D 9.6cm・・・・・(売約済

 赤絵で敷き詰めるように配された彩り華やかな花々が描かれた九谷伝統の花詰文様。

 萬葉集から「花」を連想させる和歌が描かれています。

1例: 「雁がねの 寒く鳴きしゆ 春日なる 御笠の山は 色づきにけり」
訳: 雁の啼き声が寒々しく聞こえだしてから、春日の三笠の山の木々の梢は紅葉に色付きだしてきたことよ。
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