岐阜の画廊 文錦堂

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私の一押し作品!!《珠玉の花入編/古谷 道生 遺作展より》

2014-01-17 11:44:51 | 工芸
皆様、こんにちは。

今日も青空が広がる冬晴れの一日となっています。

さて、先週末から開催致しております、本年度文錦堂企画展第一弾!! 「~~ 古谷 道生 遺作展」 【 ~19日()】も、残すところ3日間となりました。
久しぶりに開催された道生先生の「遺作展」だったこともあって、コレクターO氏が長年に亘り収集された珠玉のコレクションを一目見ようと、連日多くのお客様で賑わっています。
どうぞ今週末は、今もなお人々を魅了し続ける道生先生の素晴らしい遺作群を、是非ともご高覧賜りますようご案内申し上げます。

それでは、今日も「~~ 古谷 道生 遺作展」に出展された作品から選りすぐりの逸品をご紹介致します。
今日ご紹介する作品は、信楽・伊賀を自在に焼きこなした道生先生ならではの珠玉の「花入編」です。 

先ずは、躍動感溢れるヘラ目や歪みなど力強い造形で存在感溢れる「信楽耳付花入」から。
古来より「伊賀に耳あり、信楽に耳なし」と言われますが、この作品は、脇に耳を付け、青白い自然釉がたっぷりと被る堂々とした姿が、信楽というよりも伊賀風のたたずまいを感じさせます。



   古谷 道生 作 「信楽耳付花入」 H24.2×D14.8cm (売約済

続いて、算木の紋様が気品のある伊賀の釉調に豊かな表情を加える「伊賀算木花入」。  算木は中国数学や和算で用いられた計算用具です。



   古谷 道生 作 「伊賀算木花入」 H24.4×D 9.5cm (売約済

最後は、緋色が色鮮やかに映える「信楽四方花入」を。
四方面の縁にヘラで刻まれた凹線と器肌に施された布目文様がアクセントとなり、見る者をさらに惹きつけます。



   古谷 道生 作 「信楽四方花入」 H18.6×D12.5cm (売約済

明日は、「その他編」です。 乞うご期待!!
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