今日やっと梅雨入り宣言がありました、昨年より一週間遅れだそうです。
我が家の前方に広がる田んぼは先週まで茶褐色でしたが、この土・日曜で田植えが行われ8割がたの田が早苗で緑色に変わりました。
今は兼業農家が大半である事と田植え機で行う為に、会社勤めの人が休みとなる土・日曜に一斉に行われるようです。
私が子供の頃は手植えで行われて居ましたので、夜明けが早いこの時期ですから早朝の四時頃から一家は勿論親戚一族が田へ出掛けたものです。
大体田圃は住まいの在る集落より離れた所に在るものですから、リヤカーに早苗とご飯の入ったおひつとおかずの梅干と大根漬を積み込んで行きました。
そのご飯は九時頃に食べるはんど? と昼食と三時に食べる分です。その日は一日中田植えをしていました。
私の家は田圃が無かったのでお祖母さんの家の田植えに付いて行った記憶が有ります。
田の中に入ると足のふくらはぎ辺りに「ひる」が喰い付き血を吸って丸く膨らんでました。それを指先で引掻く様に落とします、暫くするとその跡が痒くなるんです。
大人たちは一日中身体を九の字に曲げ苗を植える訳です。今思うとその頃の田植えは本当に重労働だった。
今日の夕方、緑色に変わった田圃道を散歩しながらふと子供の頃の田植えを思い出しました。