老いのひまつぶし

東海地方に在住の80才の男性です。
日常の喜怒哀楽を綴って行きます。

先輩から学ぶ

2010-09-14 15:54:49 | 日記

九月も半ばになり朝夕の涼しさが嬉しいですね。
私は趣味の一環として月2回の朗読の講座に通って居りまが、やがて2年半になります。
初めの頃は人前で読むと言う事に慣れず、まるで小・中学校の国語の本読みの状態であったと思います。
テキストに出される文章や詩も今迄に読んだ事も無い物で、新鮮さは有るものの戸惑いする事が多かった。

講座を終え帰宅する途中で何故か満足感も無く 「もう辞めようかな」と一人つぶやいて居ました。
でも、次の講座が近づくと講師から必ずお便りが届きます。前の講座で良かった事(何故か悪い事は書いて無い)や次回への励ましです。
この手紙を見て 「じゃあ、今度は」と思いながら、受講されているメンバーの顔やその人達の読みを思い出し意欲が湧きます。

そして6月から講師の新企画として劇団「はぐるま」の現・旧の劇団員さん3人がサポーターとして加わりました。
初めの活舌練習 「外郎売」や講座で私達の合間に朗読をやって下さるのですが、聞いて居て感心する事ばかり。
7月頃からセリフの有る物語 「あらしのよるに」「あるはれたひに」が教材となりました。
さすが劇団員さん、セリフ・語りに物語の情景や感情が言葉の端々に満ち溢れて居ます。

私はこの物語ではオオカミ役を申し出ました。そして講座の後の延長講座にも参加しました。
人数が少ない事もあり語り・ヤギ・オオカミの3人が1組になります。その中に劇団員さんや先輩が必ず一人は入ります。
お相手して下さる方々の読み方を習い、その場の雰囲気にも引き込まれ自分なりに少し上達出来たかなと楽しい講座となりました。

子供の頃、近くのお兄ちゃんとキャッチボールをすると、こちらが下手なので受け易い球を投げて呉れたり投げ方を身を持って教えて呉れました。
丁度そんな風ですね。部活でもそうでしたが上手な先輩に相手をして貰うと自然と技を盗んで? 上達の肥やしになる。
最近この講座も劇団員さんの技を盗んで受講生皆さんが上達された様に思う。未熟な私が言うのも変だけど。