老いのひまつぶし

東海地方に在住の80才の男性です。
日常の喜怒哀楽を綴って行きます。

子供歌舞伎

2018-10-24 15:34:53 | ニュース
先のブログで少し紹介しましたが、今月の13日・14日(土・日曜)に地元の神社に在ります舞台で子供歌舞伎が奉納されました。
この舞台は国指定重要有形民族文化財の村国座であります。
奉納された演目は歌舞伎3幕と舞踊9場になり総勢40名の児童が演じました。

7月下旬から始まった稽古には演ずる児童は勿論児童の母親と歌舞伎保存会の方・正副区長・各自治会長と余興委員が集まり練習日の夕方から21時まで参加でした。
その成果も祭り当日前の総稽古では実の感心するほどの演技が見られ、裏方の皆さんも手際よく動けて当日を迎えることが出来ました。

私は最初”絵本太功記”の裏方でしたが、途中より受け付け当番の人数が少ないことで役割が変りました。
受付では何をしたかと言いますと、この歌舞伎興行にご賛同頂く地元の企業会社・商店・出演者の親元・親戚からのお見舞金の目録書きがあります。
もう数十年も手にしていない習字の太筆で、見舞金の額に応じて”〇〇さん江”と”□ □より”と書き上げます。

高金額の目録は勘亭流の文字で書くため、その文字が書けるボランティアの人にお願いしました。
10月になってからは見舞金の件数も増え、毎日目録書きに公民館に通いました。
8日(日曜)は関係者全員で舞台と客席等の大掃除です。私達は目録を荒縄に張り客席天井にその縄を渡し吊しました
試楽祭の日は出演者の親戚や知人からのお見舞が多く、朝から目録書きに追われ肝心のお芝居は全然観る事が出来なかった。

子供歌舞伎の方は客席は満員で埋まり、客席の前の空間には舞台に撒くお菓子の袋が沢山用意されています
この菓子袋は演目が終わり一旦幕を引いた後、再度幕を開け役者一同が挨拶をするときに撒かれます。
舞台では児童が演じる大見得に”おひねり”の礫が客席から投げ込まれます。


こうして祭礼の2日間、無事に子供歌舞伎が奉納されました。
21日(日曜)6時から村国会館で出演者・関係者が一同に集まって打ち上げをして終了でした。









最新の画像もっと見る

コメントを投稿