新横綱の優勝

新横綱の稀勢の里関優勝おめでとうございます。

あの２敗同士の優勝決定戦で小手投げが決まった瞬間、テレビの前で思わず飛び上がって両手をたたきました。
その後、目頭が熱くなり涙がこぼれるのを堪えきれませんでした。ほんと感激の一瞬です。
前日の鶴竜戦では負傷した左腕に力が入らず呆気ない敗戦で、この日はひょっとしたら休場かとも思ってました。

今場所の関取は横綱に昇進した事で従来の取り口から一歩前進、常に相手から受けて立つ横綱相撲に心掛けていたと思います。
思わぬ怪我で戦力が落ちたのに千秋楽の照ノ富士戦では、体力以上の気力で勝敗を物にして決勝戦へと。
そして決勝戦、相手にもろ差しになられて危ないかと、ここで諦めずに渾身の力で小手投げを打った。

この時の解説者の言葉では「あれは体が反応した、稽古量の賜物」とおっしゃっていました。
今まで指導された元親方（故隆ノ里横綱）と現親方の厳しい指導から生まれた横綱だと思います。
早く怪我を治して来場所からもどうか日本人の横綱としてこれからの相撲界を盛り上げて下さい。