老いのひまつぶし

東海地方に在住の80才の男性です。
日常の喜怒哀楽を綴って行きます。

古墳発掘を

2019-10-19 13:46:54 | ニュース
地元で古墳発掘の見学会が催されて行ってきました。

この古墳は坊の塚古墳と言われ岐阜県では2番目に大きな前方後円墳で長さが約120mあります。
我が市では5年に渡り発掘調査を行い、この第5次発掘調査で終了となります。
古墳の全容が判ったところで今回の見学会も最終でした。

この坊の塚古墳は小生が小学校までこの周辺に住んでおり、近所の子供の遊び場として登って居ました。
後円墳の当りには大きな石が穴を塞いでおり、祖母に「あの石の上に乗るなよ、乗ると罰が当るから」と常々注意を受けたものです。
この石の蓋は2.85mx1.38mの大きさで重量は2~3tと推定されるそうです。


個々の発掘現場を見学して改めて本当に古墳だったんだと再認識しました。
塚の盛り土が崩れてこないように斜面には小さな岩石が葺石として並べてあったり、前方から後円墳に登る道(隆起斜道)にも岩石がきれいに並べてあります。

この古墳は上段・中段・下段と3段に積み重ねてあることも判明しました。
また、発掘時には周辺より埴輪の破片や食物形土製品・滑石製の勾玉・管玉等が出土しています。
これらの出土品は当日現場受付で見る事が出来ましたが、今後は各務原市中央図書館3Fでも展示されるそうです。

今回の見学会はスタンプラリー形式で、各発掘現場には発掘担当者が居て詳しい状況を説明して頂けて素人の私達にもよく判る解説がありました。
身近の遊び場が4世紀~5世紀に造られた古墳であった事に感激した1日でした。


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