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かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

シーズン開始は空知の山へ

2024-12-15 | 
札幌近郊のヤブ山で始まることが多い。
だが、今年は空知の雪が多いようだ。
足ならしにちょうどよさそうな山を探すと、御料山621mに目が行った。
雪の相棒Uに連絡し、上砂川へ向かう。

30年前に泊まったことがあるパンケの湯は健在。
そのすぐ前の、運行をやめて久しい上砂川国際スキー場跡から出発。
一歩踏みしめると、半年振りと思えない雪と板の感覚に感動する。
今年の雪なしシーズンはちっとも歩いていない。
岩場の歩きだけだったつけで、すぐに息があがる。

まだ雪が定着しきっていない。
だから、時々ストックがズサっとはまる。
それもまた楽しい。

リフト下り場跡を過ぎるとヤブが濃いが、そもそもヤブ山うろうろスキーヤーなので、なんてことはない。
2時間ほどでPeak。
上に小さな看板がありますね。

Peak直下はゲレンデ跡ではないが、それなりに開けている。
このまま沢型にはまっていこうかとも思った。
が、沢に埋まっていない場所があると困る。
避けるために急斜面トラバースなんてことになると、雪が全てはがれてしまう。
まだ、冒険はいいよね、ということで、おとなしく来た道を戻る。

リフト下り場跡の脇に「サミットロッジ」なる小屋がある。
扉は開いていて、中に入れた。
ありがたく休憩と昼食に使わせていただく。

この後は、ゲレンデ跡地。
こんなヤブはなんともないさ~。
雪は軽くよく走る。
定着していないから、地形がはっきり感じられ、むしろ板が浮いて楽しい。
幸せに滑り降りて、そのまま「パンケの湯」。

載せるほどではないが、一応記録として地図。
吹雪いてもなんとか行けると思ったが、山中は平和な天気だった。

さて、珍しく山後談。
岩見沢で30年前の山の仲間がカフェをやっている。
その名も「キビタキヒュッテ」
趣のある外観と、かっぱには縁遠いオシャレ感の内装。
マスターK氏が、3年かけてこさえたという内装に感動しつつ、
うまいコーヒーとしっとりプリンに舌鼓。
ゴジュウカラが餌をついばむ姿を眺めながら、昔話や近況話に花が咲いた。

ところで、「ヒュッテ」と「ロッジ」って、言語が違うだけ…?

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