「冬のヤブ山の魅力は何ですか?」
と聞かれたら、
①アイディア次第でどこでも行ける。
②ヤブのおかげで変化が多くあきない。
③未知の世界をウロウロしている感覚。
の3つを挙げる。
そして、③のウロウロ感覚を助けるツールが、ウロウロ太板(ステップソールスキー)だ。
まだ、シーズン序盤戦。
ほどよい疲労感を求めて、鷲峻山(しすん山)と小鷲峻山をつないだ。
出だしは林道。
思ったより天気がよくて喜ぶ。
細い灌木帯を抜けると、針葉樹林帯。
この尾根はさほど歩きにくくない。
co280に上がると、先に小鷲峻山を目指す。
奥のボワンと丸いのが小鷲峻山だ。
Peakが右にあるので、途中から沢型に入り登る。
なんてことない387mのPeak。
少し下りを楽しみ、コルまで戻る。
次は、鷲峻山だ。
ヤブ山の細尾根は厄介なことが多い。
ここも例にもれず多少厄介。
滑る気にはならない。
方角上、Peak台地の東の肩に乗った。
ここからが、今回一番の厄介な細尾根だった。
ヤブヤブ細尾根からPeakに迫ったので、は期待できないかと思ったその時、
展望が広がった。
徳富岳の荒々しい山容の後ろに、南暑寒の白い山なみが続く。
そして、Peakは広々している。
残念ながら暑寒方向は少し下りないと雑木ですっきりしないが、
それ以外の展望はよい。
奥は神威やピンネシリ。
登ってきたヤブヤブ細尾根方向の展望も悪くない。
広いPeakと眺めに満足はするものの、来た尾根を下るのは嫌だった。
そこで、沢型をまっすぐ下ることにする。
もう少し楽しめるかと思ったが、雪が地形を隠しきれてなく今ひとつ。
尾根に乗って少し下ると、作業道らしき地形に出た。
これに乗って行ってもなんとかなるんじゃない、とか、
どうせなら、車のところに出たいよね、
などと、浮かれて下っていくと、
厄介な地形にはばまれた。
3度、面倒な徒渉をこなし、無理矢理下る。
ウロウロ板のなせる技ではあるが、最後はシールをつけないとうまく対処できない徒渉を強いられた。
やはり、急がば回れ、である。
シーズン2回目ながら、6時間越えの行動。
おかげでだいぶ体が慣れてきた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます