クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

王昌齢の漢詩と、黄昏

2020-06-13 | 教養

 今 六本木の「国立新美術館」

やっている、

にほんのしょてん(日本の書展)

に、

 うちの お母さんが、書道作品を

出品した

 

というので、

見に 行きました

 

 この、しょてん(書道展)・・ 出品できると、

「上の下クラスの書家

として

にんち(認知)される?

らしく、

 

 コロナのせいで、「祝賀パーティー」とかは

なくなったものの、

 

お母さんは

まあ・・

よろこんでいました

 

 さて・・ お母さんが このたび・書いたのは、

 

おうしょうれい(かんじ:王昌齢)

という

唐の人の かんし(漢詩)です。

 

<以下です>

 「  烽火城西 百尺の楼  黄昏独り坐すれば 海風秋なり

更に羌笛を吹く 関山月

金閨万里の愁えを 那んともする無し  」

 

 

(ほうかじょうせい ひゃくしゃくのろう  こうこんひとりざすれば かいふうあきなり

 さらにきょうてきをふく かんざんげつ  きんけいばんりのうれえを いかんともするなし )

 

 

って、

書いてあります

 

 しちごんぜっく(七言絶句)の

名人

として、

りはく(李白)と 同じくらい

一時

人気が あったらしい、

おうしょうれい(王昌齢)・・

 

 送別のし(詩)や、

辺きょう(境)

の風土を

よんだ

切ない・し(詩)は・・

 

むね(胸)が キュ~っ となるやつが

多くて、、

 

このし(詩)にも、

「戦地から、遠くにいる妻を想う・男の心」

さびしく

うたわれていて、

みんなの ツボに はまります

 

  が・・・

 

 「なんで、そんな・「従軍兵士」の

男前なし(詩)を、

わざわざ

お母さんが

書かなきゃ ならないのよ

 

 

クリンが ぎもん(疑問)を ぶつけると・・

 

 「・・・だって、ここが 好きなんだ

もの。

 

『黄昏独り坐すれば 海風秋なり』

のところ。

 

この一文が

いいなあ~ と思って。」

 

お母さんは せつめい(説明)しました

 

 (・・・・・ こうこん(黄昏))

 

 

しらべてみると・・

 

こうこん(黄昏)とは、

「日没後の暗くなりきらない時間帯」

を 指す、

空用語・・

 

 日本では「たそがれ」時の

ことを

言い、

日が く(暮)れた直後の 

オレンジ色の空が

あい(藍)色の 夜空に 

上から押される

 

あの 色合いだ

 

いうことが、わかりました

 

 

 「 こうこん・ひとり 座すれば、海風・秋なり」

 

・・・・・

 

 (・・なるほどねぇ~ あの色か

 

 

(モワワワ~~)

 

 

  (・・・ あついな、今日・・

 

 

あ~

 

ムリムリ

 

 6月の 梅雨の夕方じゃ、ジメジメしすぎてて

 

ぜんっぜん

「こうこん(黄昏)~・・秋なり」

には

ほど・とおいよ

 

 エアコンエアコン アイス

アイス

 

 

 

 

今回、

お母さんが 書いたのは、

 

 すずしい・お部屋で、

たんのうすべき

かんし(漢詩)

だったのだ、

ということが わかりました

 

 

 

(ちょっと「慶事」だったので、ごほうこく(報告)でした

 また、1週間後くらいに お会いしたく ぞんじます~

 

クリンより

 

 

コメント (29)
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