今
六本木の「国立新美術館」
で
やっている、
にほんのしょてん(日本の書展)
に、
うちの お母さん
が、書道作品を
出品した
というので、
見に 行きました
この、しょてん(書道展)・・ 出品できると、
「上の下クラスの書家」
として
にんち(認知)される?
らしく、
コロナのせいで、「祝賀パーティー
」とかは
なくなったものの、
お母さんは
まあ・・
よろこんでいました
さて・・ お母さんが このたび・書いたのは、
おうしょうれい(かんじ:王昌齢)
という
唐の人の かんし(漢詩)です。
<以下です>
「 烽火城西 百尺の楼 黄昏独り坐すれば 海風秋なり
更に羌笛を吹く 関山月
金閨万里の愁えを 那んともする無し 」
(ほうかじょうせい ひゃくしゃくのろう こうこんひとりざすれば かいふうあきなり
さらにきょうてきをふく かんざんげつ きんけいばんりのうれえを いかんともするなし )
って、
書いてあります
しちごんぜっく(七言絶句)の
名人
として、
りはく(李白)と 同じくらい
一時
人気が あったらしい、
おうしょうれい(王昌齢)・・
送別のし(詩)や、
辺きょう(境)
の風土を
よんだ
切ない・し(詩)は・・
むね(胸)が キュ~っ となるやつが
多くて、、
このし(詩)にも、
「戦地から、遠くにいる妻を想う・男の心」
が
さびしく
うたわれていて、
みんなの ツボに はまります
が・・・
「なんで、そんな・「従軍兵士」の
男前なし(詩)を、
わざわざ
お母さんが
書かなきゃ ならないのよ」
と
クリンが ぎもん(疑問)を ぶつけると・・
「
・・・だって、ここが 好きなんだ
もの。
『黄昏独り坐すれば 海風秋なり』
のところ。
この一文が
いいなあ~ と思って。」
と
お母さんは せつめい(説明)しました
(・・・・・ こうこん(黄昏))
しらべてみると・・
こうこん(黄昏)とは、
「日没後の暗くなりきらない時間帯」
を 指す、
空用語・・
日本では「たそがれ」時の
ことを
言い、
日が く(暮)れた直後の
オレンジ色の空が、
あい(藍)色の 夜空に
上から押される、
あの 色合いだ
と
いうことが、わかりました
「 こうこん・ひとり 座すれば、海風・秋なり」
・・・・・
(・・なるほどねぇ~ あの色か
)
(モワワワ~~)
(・・・ あついな、今日・・
)
あ~
ムリムリ
6月の 梅雨の夕方じゃ、ジメジメしすぎてて
、
ぜんっぜん
「こうこん(黄昏)~・・秋なり」
には
ほど・とおいよ
エアコン
エアコン
アイス
アイス
今回、
お母さんが 書いたのは、
すずしい・お部屋で、
たんのうすべき
かんし(漢詩)
だったのだ、
ということが わかりました
(ちょっと「慶事」だったので、ごほうこく(報告)でした
また、1週間後くらいに お会いしたく ぞんじます~)
クリンより