政争に 敗れた「光源氏」は、
すま(須磨)に しりぞきました
都に のこしてきた、
おさな妻・「紫の上」を
おもいながら、
ゲンジは
一年半、女っ気・なしで すごします。
しかし、
ここに 来てから
何かと世話を やいてくれる、
「明石の入道」の 引き合わせにより、
その娘と 出会った
ゲンジは、
「滞在中におきた、いくつかの事象」を
かんがみて、
その娘、
あかしのおんかた(かんじ:明石の御方)は、
田舎育ちながら、
白百合のごとき
気品に みちていました
幼いころより
父の入道に、
「お前には、
貴種の子をなす お告げが出ている」
と 言われ、
けんさん(研鑽)に はげんできました
を 身につけた
彼女は、
まもなく ゲンジと恋仲になり、
子どもを 身ごもります
(※次回は、明石の姫君です)