チット
とお母さんが、
「国立劇場」に
かぶき(かんじ:歌舞伎)を見に 出かけました。
「国立劇場」は、
「帝国劇場」とはことなり、
はんかがい(繁華街)にあるわけじゃないので、
かえりにどこかに よったりしないで、
「舞台一本」で一日をすごそう
という
お客さんで占められます
国立げきじょうの場合、
もよりえきは「永田町」、
立地的には「最高裁の裏」、
お向かいは「半蔵門」という
カタイ場所にあります。
<昨日の半蔵門>
ひとけ(人気)もなく、
お店も少なく、
会社や官庁のビルが ならびますが、
「皇居のお堀」にそってのんびり歩くと、
時間・空間が 止まったかのごとく、
かんじられて良いそうです
チットはあえて「九段下」で下車し、
おほり沿いの
「千鳥ヶ淵公園」を 歩いて来るルートが、
東京をかんじることができて
好きだって言ってます
さて、
「国立劇場」ですが、
「歌舞伎座」のお客さんより、
ツウ(通)が多いように、お見うけします
「あぜくら会」に入ってる
と思われる、
「お一人様」がチラホラ。
それに
立地のせいもあると思いますが、
場内も広々しているので
和服すがたが 多いことも
「歌舞伎座」以上であり
、
お年かさのごふ人たちの、
しぶめのお着物が かんしょうできることも、
ひとつのたのしみです
和をいしきした、じゅうたんのガラ(柄)や、
ぼんぼりみたいなシャンデリア、
かざられている日本画に
目を向けるのも ステキです
チットのおすすめ、「平櫛田中」作品、「鏡獅子」
ここ
「国立劇場」で席をとる時、
アドバイスしたいことは
、
「一階」「二階」とも、奥行きがないので、
「各階の奥の席でも、十分舞台を見られる」
ということです
だから、同じねだんなら、
1かいの左右のはし(端)の席をとるよりも、
奥のほうをおすすめします。
はじっこは、
「賞味3時間の歌舞伎鑑賞」には
首の負担が大きいのです
ずっとひねってて、首イタイ・・
ってこともありますが、
とくに右端は、ブタイ右で行われていることが見えないし、
「浄瑠璃」かたる人も見えないし、
いいことありません
二階席でも、ブタイとのきょりはとおくないから
そっちでもいいと思えます。
それから気になるのは、
お食事のこと
ぜったいチェックしなきゃならないのは、
「国立劇場ホームページの、今月の演目ページにおける、「タイムスケジュール」
今回の「昼歌舞伎の部」だと
「12時開演・序幕が12時半まで、
二幕目が12時45分から1時40分、
二本目が2時15分から3時55分(終演)」
でしたので、
お昼を食べるとしたら、
ブタイの前(11時30分)くらいに かるく食べる、
または、
1時40分まで がまんして、休けい30分で食べる、しかないのです
「お食事処」も3・4ヶ所あるし、
「どうせゆっくり食べてる時間ないなら、お弁当買うわ」
っていう人向けの
お弁当・おにぎり・まきずし・サンドイッチが
売店にあり、
千円以下で、手ごろです
ロビーにこしかけるイスあるし、2階には休けい所もあって、
あせらなくてもすわれるから、大丈夫

「今日の演目は上方のものだったので、茶巾寿司にしたよ。
江戸のときは、助六で気分出したいけど、
ローストビーフサンドも 美味しそうで迷った
」(チット談)
まあ、あまりしんぱいしなくても、
何だってある、
ってことです。
チットのおすすめは、
お昼はかるく食べて、
「夜は劇場裏の番町方面の、ちょっと高級なお店で」。
もう、高きゅう(級)じゃなくなった
「銀座」に出て
人出につかれるよりは、
よほどぜいたくで
せっかくのお着物も きばえ(着映え)するし、
なにより
おちつきます。

早くお家にかえりたいわ
って人は、
「劇場」から、
「新宿」「渋谷」「東京」行きのバスが出てるので、
さっとのってかえると、
「貸切状態」で ラクだそうです
さいごに、
おみやげについてですが、
おかしとか、こものとか、小さいもの以外に
おしたいのは、「歌舞伎関係の書籍」だそうです。
<仮名手本忠臣蔵の大人向け絵本>
「岡田嘉夫」さんの絵がすばらしい、1600円
