高野山で、
「佐伯眞魚」こと、空海の
れいりょく(霊力)を、浴びたチット
そして
チット同よう、パワーかんじた
ユネスコは、
「紀伊山地・熊野・吉野」を
せかいいさん(世界遺産)と しました
しかし
この山エリアには
空海だけでなく、もう一人
れいりょく(霊力)みなぎる・おじさんがいるのです
<役行者>
山伏たちの「親玉」
うちのチットは、
この、空海よりも先に出てきた
超人のこと
気になるみたいです
・・行者ニンニク、好きだもんね。
二人のなわばり(縄張り)は、主に
・和歌山県=空海
・奈良県=役行者
そんなら、
どっちか片一方の山だけ行く、というわけにはいかない
チットは 公平をきすために、
ナラの吉野も、たずねました
<金峯山寺・蔵王堂と、金剛蔵王大権現>
この中に、ひぶつ(秘仏)の、真っ青な仏さまがいらっしゃいます。
去年、しんさい(震災)がおこったことで、「ご開帳」になった、ド迫力の仏さま
「拝観料」は、1000円ですが
これだけは、
必見です
お札もついてくるんだ・・
もともと、
きんぷせん(金峯山)と言われていた、この山で、
えんのぎょうじゃは
しゅぎょうし、
「蔵王大権現」のお告げを 受けました
その時、
ごんげんさまのお姿を
桜の木にきざんだことから、
のちの人々が、さくらをうえるようになり
いつのまにか全山、
さくら
そして、名所になりました
シロヤマザクラが中心なので、白く、上品な けしきになります
吉野のさくらは3万本。
ふもとから、
下千本・中千本・上千本・奥千本の
4つのエリアに分かれてて、
時間差で咲くので、
3月末から5月上旬まで たのしめる♪
ってことになってます
今年は咲きはじめがおそく、
下千本エリアでも
4月2週目に入って
やっと咲きはじめたらしい。
<七曲りにて>
チットたちがおとずれたのは、4月19日。
下千本のさくらは
ちって、ちって、
さくらふぶきでした


先ほどの、「蔵王堂」があるあたりが
中千本エリアですが
ちょうど、見ごろをちょっとすぎたかな?
という、ピークで、
花見客は、ぜっけい(絶景)求め、
「上千本・奥千本方面」にむかう、
ロープウェーに列をなしていました。
「奥千本」あたりは
団体客が行かないので、
とてもしずかで、
ひなびたたたずまいの、良いところ
まさしく
「花さか爺さん」に会えそうな、さくらの世界です
ですが、
ハイキングはムリ!
って人におすすめなのは
中千本~上千本あたりをながめ、
ざおうどうにおまいりし、
おみやげを見たり、ランチしたりすること
とにかく、店が多いので
どんなに人出が多い日でも、
食べられないこと、まず・ないです

「吉野葛入りそうめん、柿の葉寿司、くずもち」など、ていばんで、キメてください
屋台も、山道らしく、
山でとれた、ぜんまいや
こごみなんかも、売ってました
食べ歩き用の、
おかし・おにぎり・たきこみごはん・軽食も
あるので、
とうげのあたりで
さくらの下、すわってたべても、いいかんじ
この方たちの、目の前に広がるのは、
このふうけいです


ちょっとだけ・歩きますが、
「五郎兵衛茶屋」(峠)から見たけしきは、
さいこうです。
上千本をのぞむ。
いくら人がいても、
とりの声がきこえるしずけさ。
広々として、すてきでした
アンヨ・イタイタで来られない・おにいちゃんのことを思い、
チットは、このけしきが
かなしかったそうです
でも
一目見たほうがいい、さくらを見ることできてよかったな
とも、思ったそうです。

時間のない「観光客」は、
「蔵王堂・吉水神社拝観」と、
みやげさがしで
おわり、
こちらの、吉水神社からのさくらをながめて、
「おお~!(カシャッ
)」
って、よろこびます。
もちろん、言うことのないすばらしさ。
「後醍醐天皇居所~南朝朝廷跡~」である、吉水神社も、おもしろいです
が、
ランチタイムもふくめ、4時間はとらないと、
「吉野に来た」というだけでおわってしまう。
と、チットは言います。
ぜったいに、「五郎兵衛茶屋」のあるとうげまでは、
いかないとダメ
ハイキングコースもいっぱいだから、
うんどうぐつ(運動靴)で来ないとダメ
おみやげも、目うつりするほど たくさんあるので
大きなバッグで来ないとダメ
(かるくてイイのは、記念切手)
おみやげに、
くずのおかし(秋は柿のおかしも)は、
マストですが、
くず入りそうめんや、
そうめんふし(切れ端)がおすすめです。