向島で人力車を見た・クリン🐻
ふと思い出すのは、映画「無法松の一生」です。
1943年(昭和18年)の、阪東妻三郎の主演作が
かなりの名作なんですよね
小倉の車引き・無法松を、あんなに見事に演じきれる・ばんつま(阪妻)はすごい!!
って いつも思います
(同じ監督の同名作品が、ヴェネツィア国際映画祭で受賞しているんですけど、
そちらは、三船敏郎のこん身の太鼓叩きが見られるバージョンで
そっちのほうが有名かもしれない)
でも・・
クリンたちは だんぜん・ばんつまバージョン🐻
ばんつま(阪妻)の無法松は、
物腰柔らかく、侠気があって、
胸をはって生きている 正真正銘のこくら(小倉)男児👑
また、その彼が惚れている未亡人役の、そのいけいこ(園井恵子)さんが
実に、しおらしく、美しく
完全に令和の日本からは消えた女性だと、つくづく見入ってしまいます。
~あらすじ・言っちゃいますね🐻~
(※ちなみにクリンがこれから食べるのは、映画にも出てくる「小倉祇園太鼓」の名を冠した、湖月堂っていうお店の
銘菓・ぎおん太鼓です 取り寄せました~)
無法松の一生で描かれているのは、明治時代。
ふとしたことから
軍人さん一家と近づきになった、人力車夫の松五郎
軍人さんの死後、
夫人と、小さな男の子の生活を支え
いつしか、本物の絆で結ばれる
つつましやかにして上品な夫人への思慕を抱きつつも・・
それを隠し、
男の子の成人を見届けたのちに
松五郎は病死
しかして松五郎の部屋からは、彼が夫人の息子名義でコツコツ貯めていたお金が出てくる。
という、
つまりは、プラトニックな「献身愛」のお話です
未亡人役の園井恵子さんを 見ていると、
そういう、無法松の献身にも ナットクするものがあり、
本物の帝国軍人の妻に見える・この女性の共演あっての
名作の誕生だよなあ~
なんて
思う次第です。
よその子をめいっぱいかわいがり未亡人母子の世話を焼く松五郎は、
いつだって2人のヒーロー
しかも、活やく(躍)シーンは、一つ一つがすべてカッコよく、痛快で
その生き方には・・
何か、
生きていく上で忘れてはならないことを 思い出させてもらえる。
そんなかんじ
(※何回か観ているんですけど、今回3年ぶりに観るまで、無法松に育てられる男の子を演じていた子役が長門裕之さんで
長門さんって、子役出身だったんですね
それにしても、このたび取り寄せたお菓子、「ぎおん太鼓」
よくある・あんこのパイ包みでしたが、とっても美味しかったな~ また食べたい
なのに、湖月堂のお菓子、東京のデパートでは 栗まんじゅうのほうしか置いてなくて・・
すごい残念🐻)