日本の古典・・
とりわけ
和歌の世界では、
「恋心の象徴」として、ホタルが 多用されています。
「蛍が出てくる小説特集」
を はじめる
に あたり、
しん(親)友・チットが
真っ先に
そうき(想起)した、「ホタル文学」は 2つ
『源氏物語』
と
和泉式部の 和歌でした
「 物思へば 沢の蛍も我が身より あくがれ出づる
たま(魂)かとぞ見る」(和
ことばがき(詞書)
には、
「男に忘れられたころ、貴船神社を参詣
と あります。
恋を失った・かなしみで、ついえてしまいそうな
女の心、、
さまようホタルの光が、
千年のあいだ
「あはれ」を さそ(誘)った、
式部の、代表歌です。
それに対し
『源氏物語』の ホタル
は、
恋の道具として、利用されています
主人公の「光源氏」は、
よう(養)女に
していた
男たちが
よってくるのが、おもしろくて・仕方ない
そこで
ホタルの光を あつめて
たまかずらの姿
を
くらやみ(暗闇)で チラ見させ、
男たちの 恋心が
さらに ふっとう(沸騰)するさまを見て、
めっちゃ・よろこぶ
という・・
千年のあいだ 男性の好き心を しげき(刺激)
してきた、名場面です
おもしろみのない
現世も、
幻想的な光で ボワっと 包んでくれる
ホタ
また・・
声にならない・想いを、
昔の人が
その小さな光に たくしてきた、
ホタル
やっぱり、
ホタルほど
はかないこの世に ふさわしいイメージって、
ないんじゃ
って
クリン、思います。
「 に、してもね~え・・
いつも 気になるところだけど・・
兵部卿の宮が
帰った後、
玉鬘の部屋に 散らばしたホタルは、
ちゃんと全部、片付けたんだろうか
嫌だわ
朝起きたら、
部屋のあちこちに、ホタルが ウジャウジャ
と
しん(親)友・チットは、
ゆめ(夢)を 打ち砕くようなこと
を
言ってました
<おすすめ度:当たり前に良い>
(次回は、谷崎潤一郎『細雪』を レビューします この中に、蛍狩の名シーンあるんで)
和歌なんてよめたら、いいでしょうね~。
それにしても源氏の君は、自分の恋路だけでなく
養女によってくる男たちをもおもしろがるとは。
蛍、朝どうしたでしょうね。
窓なんかない建物でしょうから、どこかへ
飛んでいったかな?
和泉式部は恋多き女性で
紫式部だったか、あの人は
歌は良いけど素行はねえ・・・と
ディスっていたという話が(;´∀`)
私が好きなのは、娘の小式部内侍を
亡くした時に詠んだ歌です。
とどめおきて 誰をあはれと 思ふらむ
子はまさるらむ 子はまさりけり
お母さんなんだなーと
ちょっとホロリとしますね☆彡
クリンちゃんが解説してくださるといい和歌だなあと思います。
蛍の儚さはいつの時代でも寂しさ、わびしさを表していますね。
最近は蛍観賞は都内では椿山荘?ぐらいしか思いつきませんが、数年前見たときは、感動しました。
日本の美しさを感じます。
クリンちゃんいつもご紹介ありがとうございます!!
しんでんづくり(平安貴族の邸宅様式である寝殿造)は、開閉式のまどみたいなやつあるし、きほん開け放しだからホタルを出すことはできるみたいだよ⤴️チットが言ってた❗
でも、暗い夜にたくさんのホタルを全部つかまえるのは、ホネが折れるよね⚠️
「和田瑞子」って人の俳句で、
朝が来て虫となりたる蛍かな
っていうのがあるらしいんだ。まさにその通りだよね⤵️⤵️
クリンより🐻
カワセミさまぁ~✨✨🐻✨✨✨
さすが、カワセミさま‼️この道はお手のものですよね🎵✨📯✨
娘を思いながらも、娘の心理を言い当てている点が、あたまのいい和泉式部の歌らしいって、チットが言ってました~✨
むらさき式部も『源氏物語の』中で兵部きょうの宮とタマカズラに、ちょうどいいかんじのホタルの歌をよませていますが、和泉式部作のホタル歌の方が、クリンたちのむねを打ってきました💘
和泉式部はホンポウで男にだらしないイメージがついてしまいましたが、男たちにほんろうされた女性だったって、大人になってからようやくわかったって、チットがかわいそうがっています🍀🍀
クリンより🌼
マンマさまぁ~✨✨🐻✨✨
古典のホタルは「口には出せないけど身を焦がしてます💖」っていうキモチの代弁者みたいな扱いですよね🎶
うちのチット、高浜きょし(虚子)の『蛍火の今宵の闇の美しき』っていうハイクも好きなのですが、、こっちはけっこう見たまんま💡的だと思いました🐻
ちんざん荘のホタルの夕べは、クリンもあこがれのイベントなんです💡
マンマさまがカンゲキしたなら、ますますもって、ぜったい行かなきゃ‼️
クリンより🌼