クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

女二の宮

2024-10-15 | クリン源氏物語

今年の大河ドラマ「光る君へ」を おもしろく観ています。

 クリンたち、もともと『源氏物語』が好きなのですが、

大石静さん(脚本家)流の「解釈」による、

紫式部と藤原道長の「筒井筒」な恋愛ストーリーが 胸キュンだし

また、

想像の及ばなかった 宮中のぎしき(儀式)の再現など、

みていて 勉強になるからです。

👀

先週、ドラマの中で

紫式部は 女三宮(おんなさんのみや)の「不義密通」あたりを

しっぴつ(執筆)していましたが、

 クリンたち、それを見ながら、「女二宮(おんなにのみや)」のことを

思い出していました。

女二宮とは、

光源氏の息子、ゆうぎり(夕霧)が恋する女性🍁。

キュートNo.1の女三宮の姉ですが

地味なため、「落葉の宮」と 呼ばれ、

『源氏物語』の登場人物の中では、たぶん・・そんなに人気はないはずです。

 彼女は、自分を愛さなかった夫(柏木衛門督)の死後、

ゆうぎり(夕霧)に 迫られはじめるのですが・・

その求愛を かたくなに拒み⚡

美しく、やさしく、出世頭である「夕霧」の熱愛を 

とにかく・めいわくがって

「夫の死後は、最愛の母「御息所」と 静かに暮らしたい」と ねがいます。

 クリンたち・・、昔はこの女二宮が いまいち・好きではありませんでした🐻。

けいい(経緯)はともかく、

光源氏よりも はるかにまじめな男性を いっこ(一顧)だにしないで、

「お母さま お母さま」と っているのが、

若い女性として りかい(理解)できなかったからです。

(とくに、母・御息所が急死してからは、そのショックから1年くらい、毎日泣いてて・・

「お母さまのもとへ、私も行きたい・・」

と、消え入りたがる。

自分を欲する・パーフェクトな男性が 存在しながらです

うじうじしてて、プライド高いな~って思っていました。)

 けれども、クリン・・このたび、うちのお母さんに 気になる病症が見つかり、

それを聞いた自分が ショック死しそうになって

初めて、女二宮の気持ちが よくわかりました。

 

検査の結果が出るまでの一週間、

毎晩、お母さんが夢に出てきたし

もし、お母さんが天国に行っちゃったら、どうしよう🐻

世界が終わるような・・

そして、終わってもいいような・・

そんな気持ちに なっちゃったからです。。

(お母さんの検査結果は、それほどひどいものではありませんでしたので、ちょっとホッとしたものの・・)

 一昨日、クリンたち、お友だちとお出かけしたんです。

楽しいお出かけでしたが

その最後に、お茶しながら その件について、話しました。☕

その友だちも、自分のお母さんが大好きな人なので、

「(お母さんが自分の人生からいなくなるなんて)考えられない・・」

と 

くり返していて、クリンたち、全員、女二宮化。🐻👩👩

 

若いころは、まだ人生に新しい人や運命が 待ち受けていて、

親たちも元気。

だったからこそ、

女二宮の気持ちが わからなかったんだな・・

 

クリンたちも そういう年齢になり、

女二宮のメンタリティが 身に染みてわかる立場と なったのです。

 

(・・ふぅ🐻)

 

さびしく、冷えてしまいながらも、

 そのうち・・こうやって、

陽が沈むまで出歩いたりできなくなる日が また来る。

せめて、まだそれが 許されるあいだは、

家族や友だちとの時間を 幸せに かみしめよう

って、

しみじみ 思いました。

 

 

(長くなっちゃった💦コメントらんは、お休みいたしますです🐻

 


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