With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

GEORGE HARRISON / ROYAL ALBERT HALL 1992

2017年07月03日 | 西新宿系


これ持ってたよな~と、CDラックを探してみたら、実際は持ってなかったというタイトルってありますよね?。

先月西新宿ライトハウスからリリースされたこのアルバムが自分にとってはそんなタイトル。
「GEORGE HARRISON / ROYAL ALBERT HALL 1992」

画質がめちゃくちゃ悪いVHSとDVDなら所有してた。
単発のイベント・ライブだしクラプトンやネイザン・イーストもお休みだから、というのもあまり触手が伸びなかった理由かも知れない。

今回は初登場音源からのCD化ということであらためて聞いてみようとご購入。

懐かしいカセット、ハイポジテープによる録音とのこと。
自分の周囲の評判ではインフォで言ってるほど高音質じゃあないよ、というものが大半だったけど、
なんのなんの高音も自然にクリアで伸びがあり、2017年のオーディエンス録音と比較しても遜色なく楽しめる。
ほとんどカセット特有のヒスノイズも聞こえないので、マスタリングがうまかったのかな。



個人的に2009年のビートルズ・リマスタ以降、ドンシャリが聞いたデジタル・ライクな音よりもアナログっぽいナチュラル指向のマスタリングが主流になったという印象があって、益々こういうカセットで録音された、埋もれていた貴重音源への需要は高まると共に、
発掘・リリースが進んでくれるんじゃないかなあ、と期待。

充実の日本ツアーを終えての単発ライブということもあって、ジョージの歌声、演奏にはとても余裕を感じる。
それに反比例して、観客のノリは落ち着いているような。。。

「Something」、イントロ時のギターソロ部分。
その曲が「Something」だとわかった瞬間、日本ではうおお~!と、嗚咽が混ざった様な(笑)、低い、そして熱い歓声が巻き起こったのに対し、
このロイヤル・アルバート・ホールでは嘘みたいにあっさりとした拍手。

まさかこれがジョージ最期の単独ライブになるとは誰も思ってなかっただろうし、今後もライブ活動は継続…
と考えるムードがあった時代だとしても、それにしてもあっさり。

「While My Guitar Gentry Weeps」では、クラプトンとのジョイント時ほどまでとはいかないまでも、
ゲイリー・ムーアさん、もう少しジョージに花を持たせてあげる事はできなかったのかなあ(笑)。
弾きまくりで誰かのカバー・バージョンみたい。ジョージのソロを今一度聞きたかったところ。



そんなところもあって、個人的に今までこのライブ盤持ってなかったんだろうな(笑)

GEORGE HARRISON - ROYAL ALBERT HALL 1992
Live at Royal Albert Hall London, UK 6th April 1992

Disc 1 (70:15)
1. Introduction
 
Joe Walsh:
2. Pretty Maids All In A Row 3. In the City 4. Life in the Fast Lane 5. Funk #49
6. Rocky Mountain Way

Gary Moore:
7. Walking By Myself 8. The Sky is Crying 9. The Blues is Alright 10. Still Got the Blues

George Harrison:
11. I Want to Tell You 12. Old Brown Shoe 13. Taxman 14. Member Introduction 15. Give Me Love

Disc 2 (77:18)
1. Something 2. What is Life 3. Piggies 4. Got My Mind Set On You 5. Cloud Nine
6. Here Comes the Sun 7. My Sweet Lord 8. All Those Years Ago 9. Cheer Down
10. Isn't It a Pity 11. Devil's Radio 12. Introductions
13. While My Guitar Gently Weeps (with Ringo Starr, Gary Moore)
14. Roll Over Beethoven (with Ringo Starr, Joe Walsh, Gary Moore)
15. Drum Solo (Ringo Starr) 16. Roll Over Beethoven (with Dhani Harrison)
17. Outro.

George Harrison with The Hijack Band:
Mike Campbell - guitar Andy Fairweather Low - guitar Ray Cooper - Percussion
Greg Phillinganes - Keyboards Will Lee - Bass Steve Ferrone - Drums
Chuck Leavell - Keyboards Katie Kissoon - Vocal Tessa Niles - Vocal


Paul McCartney / BACK TO BUDOKAN

2017年06月29日 | 西新宿系


Paul McCartney、2017年武道館公演bootleg。
前回投稿のPicadilly circus盤にて打ち止め!、と宣言しておきながら、
EVSD&XAVELコラボの限定BOX盤もやっぱり入手。
予約段階でネット上の各ショップで完売していく様子を見ていて、とてもスルーする気にはなれなかった。



コーティングされた艶あり日本語帯付のBOX仕様!(画像は箱の裏)



内容は紙ジャケ2枚に渡り、「IEMソース+SBDソース」×2枚、「AUDソース」×2枚、「SOUND CHECK」×2枚の合計6枚のディスクが収められている。
さらに24ページに渡る当日4月25日のステージ写真集と限定番号入りのカード(当方のは120番代)、そして号外のレプリカが封入されている。

ここの所じっくり時間をとれる状況にないので、この間の日曜日に早起きして(!)まずはディスク1&2、「IEMソース+SBDソース」を聞いてみた。



一聴してわかる、今日までにリリースされてきた2017年日本公演モノとの違和感。。。もちろんいい意味で。

これは単なるイヤモニ傍受音源とオーディエンス音源のミックスなのか?。
ポールのボーカルをど真ん中に据え、ギター、ベース、ドラム、そしてキーボードの音声が、音量含め完璧なバランスで配置されている。
しかも傍受音源そのままの様なカサついた音ではなく、艶感のある太い音で鳴っている。
ウィックスだけが目立つのではなく、きちんと他のメンバーのコーラスも聞こえる。しかもバランスよく。
歓声も演奏に被るような場面もなく、ポールとのコール&レスポンスの様子もリアルに蘇らせてくれる。
一番わかりやすい表現は「まさにオフィシャル・リリースのライブ盤」を聞いているかのよう。
驚愕!というよりも不思議な音だなあ、というのが素直な印象。
ネットにUPされた音源を聞いている時のような「マトリクス盤だからバランス不自然なのはしょうがないよな」とか「もっといいAUD音源なかったのかな」とか脳内で
妙な差引きをしないで聞き進められる。

メーカー・インフォには
「ステージ上に設置されたモニタリング用スピーカーのステレオ・ライン音源、複数のステレオIEMソースなどを正真正銘プロ・ユースの機材を用いてステレオ・ミックス」とある。
各メンバーの出す音をキャッチし、1本のライブステージを再構築したという事なのだろうか。

このBOXのこの2枚のディスクを聞いて「ブートレグもここまできたか」、「最新の機材の実力はすごい!」との感想を目にする。
機材の進化、プロ・ユース機材の実力もすごいのかも知れないけど、ここまで高い質感のアルバムに仕上げる製作者のマスタリングのセンス、経験値の高さが何よりも評価されるべきなのだろう。
非公式のライブ・アルバムは、個人的には客席の喧騒をそのままパッケージしたオーディエンス録音が最高だと思っているけれど、このBOXに収められたこの2枚からは、インフォに偽りなく「別格」だなと思える衝撃を受けた。



前評判が高かったからか、初週の土曜日(6/24)のお昼過ぎにはBF店頭にて「完売」の告知がなされていた(店舗にて確認済(笑))。
好評を受け、というか予想通り?(笑)、ジャケット・デザインを変更した2nd Editionの予約が始まった。
写真集がついてるorついてない、で千円ほど価格が違うとのこと。

ERIC CLAPTON / ROYAL ALBERT HALL 2017 1ST NIGHT

2017年06月20日 | 西新宿系


クラプトン、5月に行われたロイヤル・アルバート・ホール公演。
初日の22日をオーディエンス収録したタイトル
「ERIC CLAPTON / ROYAL ALBERT HALL 2017 1ST NIGHT」。

ネット上にUPされたものをプレス盤化したもの・・・だと思う。

R盤でなくプレスにてリリースという事で、とにかく高音質。
演奏を大きく捉えてるだけでなく、録音者からステージ(かなり近い?)、そして録音者から後方のオーディエンスの間にある、空気の層までもパッケージした様な理想的な録音。



インフォに使用マイクはSchoeps MK4と高らかに記載はしてあるものの、録音場所がステージに近い、かなりの高ポジションだったのではないかと推測。
そのくらいクラプトンを近くに感じることのできる綺麗な音。

自分は遅まきながら、本盤でレゲエ・アレンジの「Bell Bottom Blues」を初体験。
昨年の日本公演を踏襲した様なメンバー、セットリストだけに、どんなアレンジになっているのかは想像できたけど・・・、ほぼ想像通りだった(笑)。
熱量を抑えた分、メロディの良さが伝わってくるシンプルなアレンジは素晴らしい。
この曲、自分は生で体験していないので、いつか再び日本に来てくれた際には演奏してもらえるんじゃないか?、という微かな希望も生まれた。
「Badge」の徐々に昇り詰めていくようなバンドの演奏も最高。

限定シール付分には同公演をオーディエンス収録したDVDRが付属するのでお買い得。

Live at Royal Albert Hall, London, UK 22nd May 2017

Disc 1
1. Intro 2. Somebody Knocking 3. Key To The Highway 4. Hoochie Coochie Man
5. I Shot The Sheriff 6. Driftin' 7. Bell Bottom Blues 8. Layla
9. Nobody Knows You When You're Down And Out 10. Tears In Heaven

Disc 2
1. Badge 2. Wonderful Tonight 3. Crossroads 4. Little Queen Of Spades
with Doyle Bramhall II
5. Cocaine with Doyle Bramhall II 6. Hight Time We Went with Doyle Bramhall II

Eric Clapton - guitar, vocals Chris Stainton - piano, keyboards
Paul Carrack - organ, keyboards, vocals Nathan East - bass
Steve Gadd - drums Sharlotte Gibson - backing vocals
Sharon White - backing vocals

Paul McCartney / BUDOKAN 2017

2017年06月12日 | 西新宿系


プレス盤での登場は最速か!?。
Paul McCartney 二度目の武道館公演、イヤモニ傍受音声とオーディエンス録音をミックスして仕上げられたライブアルバム
「BUDOKAN 2017 」by Picadilly Circus

ジャケット・デザインからもレーベルの気合いを感じる!。
CD世代の自分でも、このアナログ・ブートの傑作ジャケを模したデザインには、ついキュンとしてしまうもの(笑)。

肝心の中身、音の仕上がり具合は。。。

コレいいっす!



いわゆるマトリクス編集では、このマッカートニー・バンドの様にボーカリストがイヤモニを使ってない場合、当然ボーカル・パートはAUD音源しかないわけで、イヤモニ由来の音のクリアさに負けて埋没してしまうケースも多いもの。
なのにキチンとボーカルがオンな音像でセンターで聞こえるし、各楽器のバランスもいい。
不思議なほど各パートの音が艶やかに聞こえる。
そりゃまぁウィックスのイヤモニ音源を使ってるので彼のコーラス・パートは大き目に聞こえる。でもイヤモニ音源単体の物と比べるととても自然で聞きやすい。

何の事前情報も持たない人にこのアルバムを聞かせたら、普通にオフィシャルのライブアルバムを聞いてると思ってしまうだろう。

他のレーベルからリリースされる盤を聞いてないので相対評価にはならないけれど、自分には十分。武道館はもうこのタイトルで打ち止めでいい(笑)。



Paul McCartney / BUDOKAN IEM RECORDING

2017年06月02日 | 西新宿系


You TubeにアップされたPaul McCartney武道館のイヤモニ音源を、今週発売となったサージェント50周年版を差し置いてヘビロテ中。

キーボードのウィックスのイヤモニを傍受したこの音源、
リハーサルだけでなく、ライブ本編をコンプリートで収録してあり、しかも気になるノイズがほぼゼロ!という
驚異的な録音(ノイズ除去等はしてあるのかな)。
サウンドボード流出音源って言われても気づかないほどに綺麗な音質。
観客の声も適度に入っているし臨場感もたっぷり。オーディエンス録音とマトリクスしなくても十分ライブ・アルバムとして成立している・・・。

ご存知の様に、バンド・メンバーのイヤモニ電波を傍受しているので、各楽器のバランスはイヤモニ使用者の楽器やボーカルの音が大き目にミックスされている。
だからポールの声に集中して聞いているとウィックスのコーラスが不意に大きく入ってくるので結構驚いてしまう(笑)。
もちろん確認用に出力されている音だからエフェクトはかけられていないので、何だか演者側に居て演奏を聞いているかのような臨場感もある。

これ聞いて気づいた今さら?なポイント。
「JET」のエンディング、ずっとウィングスやGET BACKツアーでのリンダのキーボードで聞きなれてたので、
そう、あの唸るような、ヘタウマな(ワザと?)フニャフニャしたエンディング。
キーボードだと思ってたけど、今はギターで弾いてるんですね。
今となればあのプレイが懐かしい・・・。

今後はこれを元ネタに、オーディエンス録音をミックスさせたアルバムが続々と出てくるんでしょうね。

画像は自作の妄想ジャケです(笑)


Paul McCartney / ONE ON ONE AT BUDOKAN

2017年05月28日 | 西新宿系


ついつい映像モノがいいと、そちらを見返す時間が多いのだけど、
音楽アルバムとしてのCDも忘れてはいけません。

ライブ・アルバムとして発売中のBootlegの中で、武道館公演収録モノの個人的な一押しは
Empress ValleyとXavelのダブルネームでリリースされた「ONE ON ONE AT BUDOKAN」。

とにかく演奏が大きく捉えられている!。
さすがに武道館、コアなファンが集結しているだけあって、録音者の周囲の盛り上がりも尋常ではなく、
オープンングの「A HARD DAY'S NIGHT」からお祭り騒ぎ。
適度なオーディエンスの騒々しさはオーディエンス録音の醍醐味とは思いつつも、こりゃ派手過ぎるな、という印象。
でもそんな心配も束の間、2曲目以降はほとんど気にならない状態に。



無指向性マイクにて収録とインフォにあるけれど、バンドを真っ直ぐ狙ったかの様に演奏が大きく捉えられており,
武道館よりも小さいハコでのライブを聞いている様な印象。
このマスタリングの方向性が、このレーベルの音作りの特徴なのかな?。
後にリリースとなった同レーベルからの東京ドーム3タイトルも似た音場に仕上がっている。
個人的にはもうちょっと会場の空気感というか拡がり感があると好みではあるけれど。

まあ、あの2時間をこんな高音質で記録してくれたことに素直に感謝です。
この日しか聞けなかった「Everynight」がこんなにいい音で何度もプレイバックできるのだから・・・。


*ジャケは当方でソフトケースに入れ替えてます。

◆Nippon Budokan, Tokyo, Japan 25th April 2017 -EVSD & XAVEL Original Audience Master (Omnidirectional Microphone)-   (Disc 1)   01. Pre-show SE (Coming Up / Mrs. Vandebilt) 02. Opening (The End) 03. A Hard Day's Night 04. Jet 05. Drive My Car 06. Junior's Farm 07. Let Me Roll It / Foxey Lady 08. I've Got a Feeling 09. My Valentine 10. Nineteen Hundred and Eighty-Five 11. Maybe I'm Amazed 12. We Can Work It Out 13. Every Night 14. In Spite of All the Danger 15. Love Me Do 16. Blackbird 17. Here Today   (Disc 2)   01. Queenie Eye 02. Lady Madonna 03. I Wanna Be Your Man 04. Magical Mystery Tour 05. Being for the Benefit of Mr. Kite! 06. Ob-La-Di, Ob-La-Da 07. Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (Reprise) 08. Back in the U.S.S.R. 09. Let It Be 10. Live and Let Die 11. Hey Jude Encore: 12. Yesterday 13. Hi, Hi, Hi 14. Golden Slumbers / Carry That Weight / The End
◆Bonus Tracks:   15. A Hard Day's Night (Live at Nippon Budokan - 25th April 2017 / Multiple IEM Matrix Master - Rough Mix) 16. Miss Ann (Soundcheck at Nippon Budokan - 24th April 2017 / Soundboard Master)

Paul McCartney / ONE ON ONE BUDOKAN THE MOVIE

2017年05月27日 | 西新宿系


Beatles、Paul McCartneyの良質タイトルをリリースし続ける老舗レーベルからも、今回の日本公演全日程のライブアルバムが発売中。
さらに、全日程分の映像を収録したDVDも追ってリリースされた。

そのDVDの中でも、ネットや友人間で最も評判のいい武道館公演を収めたものを買ってみた。

2015年来日公演を収録したブルーレイ(某Nレーベル製)。
インフォ通りの高画質で素晴らしい映像だったんだけれども、隠密シューティングの宿命で手振れがキツめで酔ってしまい、なかなか視聴に集中できなかった経験から映像モノは苦手だったんですが、今回のこれはどうだろう・・・。



一言。「これはいい~」
3台のカメラを駆使し、果敢に撮影を敢行。



向かってやや左斜めからポール単体をしっかり捉え、顔面が白く飛ぶこともなく(厳密には飛ぶ箇所もあり)終始その雄姿を拝むことができる。
カメラ、アリーナ2台、スタンドから1台の3アングル!。



*画像は全てPCで再生した画面をキャプチャーしたもの



自分は当日D2ブロックで観ていたけれど、おそらくアングルからメインのカメラはより前方のD1ブロック辺りからの撮影じゃないかな?。



オフィシャルで撮影され編集、音声も整えられた映像は、それはもちろん魅力的ではあるけれど、客席からの撮って出し(もち編集はされてます)映像は、比べものにならないほどその場の生々しさを伝えてくれる。

手振れも個人差はあると思うけど自分的には許容範囲。音声もいい。
しかしよく撮影できたなあ。

東京ドーム編ではさらにカメラを1台追加した4カメアングルの物もあるとのこと。
気になります。


Paul McCartney / CLOSED SOUNDCHECK AT BUDOKAN 2017

2017年05月23日 | 西新宿系


まもなく終了から一ケ月経とうとしているPaul McCartneyの「今年のジャパン・ツアー」。
「今年のジャパン・ツアー」なんて言えるほど頻繁に来日してくれるようになるとは、わずか5年ほど前には思いもしなかったことだけど。。。

終わってからの「振り返り」が個人的にはライブの愉しみで(笑)、
ほぼ出揃った「ONE ON ONE JAPAN TOUR 2017」のブートレッグ、購入したり友人とシェアしたりしながら
熱狂の1週間を再び噛みしめています。

いくつか印象的なブツをライブの時系列にそって紹介など。。。

今回は、初日武道館公演のリハーサル音源
「CLOSED SOUNDCHECK AT BUDOKAN 2017」。



キーボードのウィックスとギターのラスティのイヤモニをキャッチして、
非公開だった武道館のリハーサル風景を我々に聞かせてくれる驚愕のアルバム。

ウィックス、ラスティそれぞれの音源を左右に配置し、ステレオ感たっぷりに聞かせてくれる(自分は基本的にイヤフォンでなくスピーカー視聴)。
ポールがステージに登場する前の、バンド・メンバーだけでの音出し段階の時間は、確かに冗長に感じられるけれども、こんな音が聞けるだけでもすごいこと。

最も自分的に引き込まれたのは「MAGICAL MYSTERY TOUR」のリハーサル場面。
なんとビートルズのオリジナルバージョンを会場で鳴らしながら、ポールがベース・ラインの確認を行っているというもの。
こんなシーンは長年ツアーを共にしたバンド・メンバー、クルーにとっては見慣れた場面なのかも知れないけれど、
レコーディングした本人が、かつてのバンドの音「ビートルズ(!)」を聞きながら確認作業をしている姿をバンドメンバーとして見る、
というのはどんな心持ちだったんだろうって。
もうこのシーンを後追いで聞けるだけでもこのアルバムの価値は素晴らしいなと(自分的にはですけどね)。



当日、武道館の外でチケット受け取りの待ち合わせをしていて、この「MAGICAL MYSTERY TOUR」の演奏が漏れ聞こえてきた時は
「あちゃ~、オープニングはミステリー・ツアーかあ・・・」なんて複雑な気持ちになってしまったものですが(笑)

このタイトルにはおまけのギフト盤(CD-R)として前日24日に行われたリハーサルの
武道館の壁越しに捉えたドキュメント的なアルバム付(こちらも貴重)。



1. Here, There And Everywhere #1 2. Guitar 3. Here, There And Everywhere #2
4. Drums, Keyboards 5. Piano #1 (electric) 6. Conversation #1 7. Piano #2 (acoustic)
8. Conversation #2 9. Session 10. Honey Don't 11. Magical Mystery Tour #1
12. Magical Mystery Tour 13. Save Us #1 14. Save Us #2 15. Let 'Em In
16. Love Me Do 17. Queenie Eye 18. Bluebird 19. Ram On 20. Under Pressure

RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND - TOKYO 2016 FINAL NIGHT

2016年11月24日 | 西新宿系


もう最近はとんとbootlegを買うという事がなくなってきたんですが、
先日のリンゴは失敗した、もとい(笑)、自分の行った日の音源はやっぱり手元に置いておきたいということで、
プレス化されたこちらのタイトルをゲット。

RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND - TOKYO 2016 FINAL NIGHT
Live at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo, Japan 2nd November 2016

スピーカーから鳴らすと、ややこじんまりとまとめられたかなあという音の印象なるも、携帯プレーヤーのイヤホンで聞くと、当日の自分の席で聞いていたのに近い臨場感があってもっぱらヘビロテ中(笑)。いやあ綺麗に録れるもんだなあ。

もう方々で語り尽くされた感のある、今回のオールスター・バンドの演奏の素晴らしさ。
前回来日時(2013年)とほぼ同じメンバーなのに、自分の中での印象もかなり違ったものになりましたねえ。

極端な、元も子もない言い方をしてしまえば、懐メロバンド的な臭いを醸し出しかねないオールスターという編成。
前回は名うてのプレーヤーさん達によるヒットソングブック~的な印象を少なからず自分は受けてしまってて・・・、
「いいの、俺はリンゴを観に来たんだ」的なノリとでも言うのか。
今回は長く一緒に演っている、バンドとしてのまとまりが素晴らしく、ショウ全体を楽しむことができた。
ショウ全体が楽しいというのは、もちろん個々のミュージシャンの演奏も楽しめたということ。


サンタナ・ギターを弾くS・ルカサーに痺れたし、名古屋では不調だったというR・ペイジのボーカルには鳥肌が立った。
T・ラングレンの単独来日があれば見に行きたいなという気持ちにもなった。
どの曲もオールスター・バンドの楽曲として消化されていて、オフィシャルでライブ盤をこのタイミングで出してくれたら、相当いいものになるんじゃないかなあ、と思わせるほど。

録音されたリンゴのボーカルを聴いてると、キーは下げられているものの、紛れもなくビートルズのリンゴの声!。
2016年秋のリンゴの声に、数か月前に映画館で見たシェア・スタジアムでの雄姿がダブってしまう。

また短いスパンで来日してくれたらいいな。


自分で撮ったベスト・ショット。


RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND - TOKYO 2016 FINAL NIGHT(2CD)
Live at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo, Japan 2nd November 2016

Disc 1
1. Intro. 2. Matchbox 3. It Don't Come Easy 4. What Goes On 5. I Saw
the Light 6. Evil Ways
7. Rosanna 8. Kyrie 9. Bang the Drum All Day 10. Boys 11. Don't Pass
Me By 12. Yellow Submarine

Disc 2
1. Black Magic Woman/Gypsy Queen 2. You're Sixteen 3. Back Off
Boogaloo 4. You Are Mine
5. Africa 6. Oye como va 7. I Wanna Be Your Man 8. Love Is the Answer
9. Broken Wings
10. Hold the Line 11. Photograph 12. Act Naturally 13. With a Little
Help From My Friends
14. Give Peace a Chance

Ringo Starr - drums, percussion, vocals
Steve Lukather - guitar, vocals
Gregg Rolie - keyboards, vocals
Todd Rundgren - guitar, keyboards, vocals
Richard Page - bass, acoustic guitar, vocals
Gregg Bissonette - drums, percussion, vocals
Warren Ham - vocals, saxophone
Guest: Marty Friedman - Guitar

Straight Up in Kansas / Badfinger

2015年01月07日 | 西新宿系


CD-Rなのと、今どきにしては何とも愛のないジャケットデザインだったので、見て見ぬフリしてたw一枚。

それでもストレート・アップ期のライブ、サウンドボード物となれば知らんぷりもできず確保。
「Jモランド所有のテープから~」なんて胡散臭いコピーにもひかれた^^;

リリース間もないアルバムの、当然ながらオリジナルの演奏者によるライブ。
オーディエンスの反応含め、緊張感があって新鮮。

レコード通りに演奏されるSweet Tuesday Morningがハードなライブ全編の中で一際美しく感動的‼︎

しばらくヘビロテになりそう。