With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

Take It All・・・

2008年09月20日 | 西新宿系
商売をやっているので、「売れる」ことは大歓迎。
でも、「売れ」過ぎると・・・。

お客さんばかりでなく、身内にも心配と迷惑を。
良かれと思って動いているコトなんだけれど・・・
この飛び石連休は待機&拘束。「(トラブルが)起こったときは起こったときに・・・。」ではいかんとです

せめて癒しのロック・ミュージックを。
「BADFINGER / Emotionally Saga / DVD-R」。
97年製作のドキュメンタリー。残されてる映像が少ないバッド・フィンガーだけに、とても貴重な一本。
「悲劇」だけが強調されがちなバンドだけに、バンド・ストーリーや名曲が生まれていく過程にスポットを当てたフィルムの作りは新鮮

97年ということで、残された2人のメンバーの姿にもそれなりに変化が・・・。


ジョーイ・モランド(G,Vo)。ちょっとポール系。

十分面影を残してる。


もう一人のメンバー、マイク・ギビンズ(Dr)は

いい感じでアメリカンなオッサンになってた(現在フロリダ在住!)。

名曲「Day After Day」製作中のエピソードで、
「プロデュース担当のジョージ(ハリスン)は、いつもフレンドリーに接してくれ、曲をむやみにいじくることはなかった。いつも我々の意見を尊重してくれた。」なんてジョージのミュージシャン・シップが感じられるコメントがあったり、
「ビートルズの前じゃいつも緊張した。今だってそうさ。」なんて60年代末期、ロック界の力関係が活き活きと感じられて面白かった

ヒットの連発、バンドのブレイク、メジャー化といった華々しさの裏で、同時進行で起きていた裏切りと搾取の行為には、ハラハラと歯がゆさの思いが入り交じる・・・。
ピート・ハムの死に関するマイク・ギビンズのコメントは、彼らの受けた傷の深さとねじれが感じられて、なんだか痛々しかった。

エンディングに流れる「Take It All」がなんとも皮肉めいていてもの哀しい



今はピート・ハムの残した曲たちが一番しみますなあ・・・。