ストーンズの映画「COCKSUCKER BLUES」などの詳細な字幕付DVDをリリースして話題になったIMPから、

ついにビートルズの「LET IT BE」がリリース!。
今まで目にしてきた、字幕付「LET IT BE」は80年代に日本でテレビ放映されたものをそのまんまブート化したものがほとんどで、今回のように本格的にヒアリング、翻訳してみせたのは本邦初じゃないのかな?
。
メーカー・インフォによると「これまで出回ってたものは全体の10%ほどしか翻訳、字幕化されておらず、さらに内容も『?』を感じざるを得ないもの。今回は入魂のワーディングでヴィヴィットに日本語化!」という気合の入りよう。ストーンズ物で実績があるだけに期待も高まります
。
で、もう何百回と見てきたこの映画をあらためて見てみると・・・、コレは、マジで面白いです
。

会話がものすごくリアルで、4人の人間関係、レコーディングへの集中度の違い、69年という時代と、来るべき70年代へ向けて4人がそれぞれどうアプローチしていこうか考えている様子までが、白日の下に晒されとります
。
特にポール。もう溢れ出る自分の才能のすごさを自覚しているせいなのか、発言がいちいち自信満々。そして周囲に対する言葉も少しだけ毒が入ってる(笑)。
ジョンやリンゴは年上ということもあって、「そんな時期もあるよね・・・」的に受け流している部分があるものの、年下のジョージにはオブラートに包まない、場合によっては辛らつな、ともとられかねない言葉が浴びせられて可哀想なくらい。
でも逆にそれがこのプロジェクトへかける、バンドをまとめようという並々ならぬポールのモチベーションの高さと、他の3人とのギャップを際立たせていて、映画全体に漂う暗~いムードに繋がってますね
。

冒頭のジョージがマイクで感電するシーン。

スタッフへもビシっと
。

有名なポールとジョージの口論シーン。ジョージがキレてしまう場面が印象的だったけど、この口論もかなり長い時間二人の間で繰り広げられています。この一連のセッション中でのジョージのたまりにたまったストレスが・・・。

もう完全にこじれとります、といった感じ。

4人だけの世界だったスタジオに、ビリー・プレストンという第三者が入ることで、ダレきってた4人のミュージシャン・シップが徐々に高まっていき、最終的にはテンションの高い演奏を繰り広げるこのセッション場面はいつ見てみもドキドキしますねえ
。


ルーフトップに上がる前の、ジョンとポールの打ち合わせシーン。
ライブこそがバンドを成長させてきたんだ、と熱く訴えるポールの言葉と、それを聞くジョンの温度差のある表情・・・。

もう生々しい・・・
。

そしてルーフトップ。

サビル・ロウを歩くおっちゃんのインタビューにもちゃんと字幕が(注目かも)。
各地でロケしたセッション・シーンをうまく繋げて、ルーフトップでのライブシーンでまとめた、やや散漫な映画という印象を正直持っていたものの、この執念の字幕付バージョンで見てみると、ドキュメンタリー映画としてビシっと一本ストーリー性のある作品だということに今更ながら気づかされますね。
なかなかオフィシャル・リリースされないのも、何となくわかる気も・・・。
ま、でもロック・ファン必見の映画であることは間違いないでしょうね。
あ、初回盤は完売だそうだけれど・・・でもまたすぐお店に並ぶでしょう(笑)。


ついにビートルズの「LET IT BE」がリリース!。
今まで目にしてきた、字幕付「LET IT BE」は80年代に日本でテレビ放映されたものをそのまんまブート化したものがほとんどで、今回のように本格的にヒアリング、翻訳してみせたのは本邦初じゃないのかな?

メーカー・インフォによると「これまで出回ってたものは全体の10%ほどしか翻訳、字幕化されておらず、さらに内容も『?』を感じざるを得ないもの。今回は入魂のワーディングでヴィヴィットに日本語化!」という気合の入りよう。ストーンズ物で実績があるだけに期待も高まります

で、もう何百回と見てきたこの映画をあらためて見てみると・・・、コレは、マジで面白いです


会話がものすごくリアルで、4人の人間関係、レコーディングへの集中度の違い、69年という時代と、来るべき70年代へ向けて4人がそれぞれどうアプローチしていこうか考えている様子までが、白日の下に晒されとります

特にポール。もう溢れ出る自分の才能のすごさを自覚しているせいなのか、発言がいちいち自信満々。そして周囲に対する言葉も少しだけ毒が入ってる(笑)。
ジョンやリンゴは年上ということもあって、「そんな時期もあるよね・・・」的に受け流している部分があるものの、年下のジョージにはオブラートに包まない、場合によっては辛らつな、ともとられかねない言葉が浴びせられて可哀想なくらい。
でも逆にそれがこのプロジェクトへかける、バンドをまとめようという並々ならぬポールのモチベーションの高さと、他の3人とのギャップを際立たせていて、映画全体に漂う暗~いムードに繋がってますね


冒頭のジョージがマイクで感電するシーン。

スタッフへもビシっと


有名なポールとジョージの口論シーン。ジョージがキレてしまう場面が印象的だったけど、この口論もかなり長い時間二人の間で繰り広げられています。この一連のセッション中でのジョージのたまりにたまったストレスが・・・。

もう完全にこじれとります、といった感じ。

4人だけの世界だったスタジオに、ビリー・プレストンという第三者が入ることで、ダレきってた4人のミュージシャン・シップが徐々に高まっていき、最終的にはテンションの高い演奏を繰り広げるこのセッション場面はいつ見てみもドキドキしますねえ



ルーフトップに上がる前の、ジョンとポールの打ち合わせシーン。
ライブこそがバンドを成長させてきたんだ、と熱く訴えるポールの言葉と、それを聞くジョンの温度差のある表情・・・。

もう生々しい・・・


そしてルーフトップ。

サビル・ロウを歩くおっちゃんのインタビューにもちゃんと字幕が(注目かも)。
各地でロケしたセッション・シーンをうまく繋げて、ルーフトップでのライブシーンでまとめた、やや散漫な映画という印象を正直持っていたものの、この執念の字幕付バージョンで見てみると、ドキュメンタリー映画としてビシっと一本ストーリー性のある作品だということに今更ながら気づかされますね。
なかなかオフィシャル・リリースされないのも、何となくわかる気も・・・。
ま、でもロック・ファン必見の映画であることは間違いないでしょうね。
あ、初回盤は完売だそうだけれど・・・でもまたすぐお店に並ぶでしょう(笑)。
