With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

THE RECORD PRODUCERS EXTENDED / The Beatles

2010年01月16日 | 西新宿系
懐具合は常に寂しいもので、リリースされる全てのブートに手を出すワケにもいかず、自分なりに厳選して財布のひもを緩めているのですが、その割には聞いてないCDがたまってて、年末年始の休みの間にポツポツと聞いてみた!

その中で、おっ、これいいじゃんと思ったのが、この「THE RECORD PRODUCERS EXTENDED」

昨年のリマスター盤リリースに合わせBBCで制作、オンエアされたプログラムで、ジョージ・マーティンのインタビューとともに、アウトテイクやテープの各トラックを分離させて聞かせてくれるという贅沢なもの。
当然全編英語なので、完璧には何言ってるか理解できないけれど
「コンプリート・レコーディング・セッション」や



「ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実」

を読んでいる人なら、あ~このインタビューの部分は、コレについて喋ってるんだろうなあと、おおよそ理解できると思う。

アンソロジーやこれまでのアウトテイク物のブートで耳なれたものも多いけれど、さすがBBC制作。びっくりするようなトラックがありました

まず一つ目は、このアルバム12曲目の「Paperbackwriter」。
ポールのベースと、コーラスのパートだけを取り出して再生してみせてくれるこのトラック。ベースのメロディアスなラインにうっとり
時間にして十数秒と短いながら、ショートスケール、ホロウ・ボディのヘフナー・ベースの特性を熟知して生み出されたこのフレーズ、単独で聞けるのはちょっと鳥肌モンです

そしてこのプログラムで最も時間を割いて聞かせてくれる、まさに「売り」のトラックは、このアルバム28曲目の「Come Together」。
ゾクっとするようなジョンのカウントから始まって、ドラム、ベース、ギターと、マルチトラックを自由に操れる幸運にあずかったスタッフがまるでもったいつけるように、ちょこっとだけそれぞれを取り出して聞かせてくれる

普段のんびりとこの曲を聴いてきたので、まったく気付かなかったギターのフレーズが聞こえてびっくり!。これ、ギター弾く人とかみんな気付いていたのかなあ。。。というくらい自分は驚いた。
あとほんのワンフレーズだけど、ジョンとポールのハモリのパートがほぼアカペラ状態で聞けるパートがあり、そりゃもう感動的でこのプログラムの目玉の1曲と言えるものだと思う。あ~、もっと聞いてみたい。
さすがBBCと思わせる1枚でした。


THE RECORD PRODUCERS EXTENDED/y3500
01. Opening Jingle
02. George Martin talks
03. Comedy Sketches
04. Besame Mucho
05. Love Me Do
06. Please Please Me
07. It Won't Be Long
08. Taxman #1
09. Taxman #2
10. Yesterday
11. Rain
12. Paperback Writer
13. Tomorrow Never Knows
14. Penny Lane
15. Strawberry Fields Forever #1
16. Strawberry Fields Forever #2
17. Strawberry Fields Forever #3
18. Strawberry Fields Forever #4
19. Strawberry Fields Forever #5
20. SGT. Pepper's Lonely Hearts Club Band
21. Being For The Benefit Of Mr.Kite
22. She's Leaving Home
23. A Day In The Life #1
24. A Day In The Life #2
25. Cry Baby Cry
26. Hey Jude
27. Get Back
28. Come Together
29. Because
30. Golden Slumbers - Carry That Weight
31. Something
32. Chorus Segment
33. I Want You
34. Good Night