
「THE COLLECTORS Gear Book」
デビュー30周年関連の一環としてリリースされた、コレクターズの使用楽器写真集。
レコ屋さんでシュリンクされた本を手に取った時に、「Beatles Gear」やそのストーンズ版と比べて全然薄っぺらいし、その割りに値段も高いし(だったらレコード買いたいし)で、見送っていたんですが、先日ブック・ユニオンで見つけ、古本で恐縮ですがゲット。

いざ中身を見てみるとボリュームたっぷりのインタビューあり、かっこいいグラビアありで大充実の内容でした。
さすが「Player」誌。失礼しました(笑)。
肝心の楽器の写真は、各メンバーのアナザー・サイドと呼べる活動の物も含まれていて、かなりの数がフォローされている。

「コータロー&ザ・ビザールメン」で使用されているテスコ・ギター達。
個人的に注目してたのはザ・シャムロック以降も常に第一線で活動し続ける生粋のモッズ、Jeff山森氏の使用楽器。
コレクターズ以外のステージではグレコを始め、今やジャパン・ビンテージと呼ばれる国産ギターを現役で使用しており、勝手にシンパシーを感じてた(笑)。

このグレコのリッケン4003のコピーモデル、RB700。
何気にこの個体の写真が見たかった(笑)。
フィヤーグロウ(赤のサンバースト)に白いバインディングが本当に美しい。
ビートルズ楽器じゃないけれど、このグレコのRBがいい。欲しいなあ。
リッケンのコピーと言えば、フェルナンデスのモデルも忘れられない。
人知れず自分が狙っているのはRB80PM(画像はネットから拝借)。

そう、型番からも想像できる通り、もろにポール・マッカートニー仕様な一本。

ヘッドの挟み込みのローズウッドの割合がグレコよりも本家に近いし、

ボディの角が削ってあるのはもちろん、ゼロ・フレットまであり、ピックガードの形状もポール使用のものに近い。
グレコよりもコピー度は上で、ほんの初期ロットらしいけど、よくぞここまでこだわったものだと感心。
ウィングスしか似合わなそうなルックスとは言え、ここまでのコピーが許された大らかな時代の遺産として(笑)ぜひ手に入れたいなぁ。
その完成度の高さから人気で、オークションでは他のモデルよりも高め。
あ、「COLLECTORS Gear Book」から思いっきり話が逸れた。