ゆんのひとり言

~お酒とお芝居と歌とスイーツをこよなく愛するゆんの日記~

電車内の風景

2009-01-31 14:47:02 | Weblog




写真を載せようか載せまいか迷ったのですが、
せっかくのスクープ写真(?)だし、
顔は写ってないし…で、
サイズを小さくして載せてみました。
ダメかしら

今朝の電車での風景です。
右下にちょこっと写っているのが、
私の膝の上に置いたカバンです。

いえね。
最初からこの状態だったわけではなくて。
このおにーちゃん、最初は座席を背もたれにして
床に足を伸ばして寝てたんです。
あ、もちろん、「座席」といっても座る方、ですけどね。
写真の奥の方が3人掛け、手前が5人掛けだったのですが、
私が乗った時、いずれも空席でした。
で、今日は傘を持ってるし、手すりに傘をかけたいな~と、
おにーちゃんが背もたれにしている、
5人掛けの一番端に座りました。

        

そこそこ混んでくると、おにーちゃんを跨いで通り過ぎて行ったり、
端っこの席に座る人も出てきましたが、
おにーちゃんは爆睡。
「おにーちゃん、大丈夫?」と、肩を叩きながら声を掛ける
勇気あるおじさんもいましたが、
やっぱり爆睡

そうこうするうちに、
ずるずるずるっとおにーちゃんが倒れてきまして。
とうとう完全に床の上で横になってしまいました。
って訳で、私の足元にはおにーちゃんの頭~
「あと2駅だしこのままでいいや」と、
周りに人がいなくなった隙に激写してみました。

ちょっと悪趣味でしたかねー
Comments (2)
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「パイパー」(野田地図)@シアターコクーン

2009-01-31 09:35:23 | 観劇記&鑑賞記
1月も終わりになって、ようやく今年最初のエンタメです。
しかもっ!!!
チケットを家に置いて仕事に行ってしまいました。。。
自分の中で、エンタメに対するプライオリティが
下がっているのかしら…なんて思いながら、
コクーンへ行ってきました。
あ、チケット忘れについてはリカバーできましたので

久しぶりの野田地図です。
今回は宮沢りえ&松たか子のW主演の舞台。
脇を橋爪功、大倉孝二、北村有起哉、小松和重、田中哲司
更にはコンドルズ、なんて面々が固めています。
もちろん、野田さんも。

舞台は火星。
そこに住む姉妹(宮沢&松)を軸にしたストーリー。
最近、野田さんの言葉遊びが控え目になったかな・・・?
という気がしていたのですが、
今回は健在でした。
分かりやすい…というか、
耳で聞いただけでも理解できる感じだったので、
無理なくついて行けました。
そして出演者が場面ごとに役代わりしていく様が見事!
主役2人とも、負けず劣らずの好演でした

一番驚いたのが、りえちゃんの声!
第一声を発した瞬間「…低い?!」と。
でもその低い声が、勝気な姉にピッタリ。
多分、喉を潰してしまってるんです。
でも、喉を使わない低い声の発声で安定していて、
全く気になりませんでした。
ただ、役代わりして4歳の子供を演じる時は、
ちょっときつそうだったかなー。
元々声は細い方だと思うのですが、
次の舞台でどういう「声」になっているのか、興味があります。

お松さんは張り上げなくても通りの良い、
良い声ですね~。
やっぱり良い女優さんです。
あとは有起哉さんもいい声だなーと。
決して二枚目ではないと思うのですが、
立ち姿は華があるし、カッコいいな~と

そして重要な役どころ‘パイパー’たちを演じる
コンドルズの面々。
パイプを連想させる特殊な衣装を身に付けているのですが、
それを見事に生かしていて、さすが、でした。
パイプの先に意志があるかのような操り方は見事!
席が前の方だったこともあって、
どれが誰だか分かりましたしね。
まぁオクダさんは体型で一目瞭然なのですけど(笑)

          

ストーリーはカニバリスムも出てきたりして、
結構ハードでした
が、そのものズバリを出さずに、
そこにあるものとして演技しているので
うぇぇ~、となることはありませんでした。
…いや。
そのものズバリを出されると、出てきた瞬間はうぇぇ~
となるのですが、ずーっと見てるうちに
違うものに見えてくるというか…
それに対する人間の愚かさ、滑稽さが見えてくる気がします。
逆に、今回のように観客の想像力に任せる場合、
拒絶反応がずっと続くのかな、と。

きっと長塚圭史だったらバーンと出てきちゃうのかな~、
なんて思いがふっと頭をめぐり、
「働く男」のラスト、池田成志さんが得体の知れない
どす黒いぐちゃぐちゃしたものを一心に頬張る姿や、
「Wee Thomas」で、死体を必死に解体する
中山さんたちを思い出しました。

どす黒いものは、本当にどす黒い気持ち悪いものにしか見えなくて、
それを決死の覚悟で食す池田さんの姿は、
逆に崇高なものに見えました。
この場面には必要不可欠なものだったと思います。
逆に、わーきゃー言いながら死体を解体する中山さんの姿には、
人間の小ささ、滑稽さが垣間見えて、
そんな場面なのに笑えちゃったりしたような…。

場面によって、小道具があることが効果的だったり、
無い方が効果的だったりするのかな。。。
何を伝えたいか、なのかな。。。

     

妙なところで語ってしまいました

ヘタをすると救いようがなくなりそうな作品だったのですが、
ラストにはちゃんと救いがありました。
繋がりそうで繋がらない、
会話になっていなさそうで会話になっている、
何とも詩的な…寺山をちょっと連想させるようなセリフを
朗々と…
「話す」「声を張り上げる」「語る」「伝える」
こういう場面ではどれが適当なのか、
私のボキャブラリーでは伝えきれないのですが。。。
舞台中央に手を繋いで真っ直ぐに立って
交互にセリフを発する2人(宮沢&松)の姿が圧巻でした

今回の舞台が火星だったせいもあると思うのですが、
前半の‘緊張’からラストの‘カタルシス’へ
という流れに、山海塾に似たものを感じました。
山海塾の前回公演も、天空を感じさせるセットだったからかなぁ。
あと、音楽とか?

            

カテコはクアドラプル(4回)が出たのですが、
飛び跳ねるように袖にハケていく
お松さんの姿がとってもキュートでした
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