2013年のアメリカ・カナダ合作映画「ホーンズ 容疑者と告白の角」。
青年イグ(ダニエル・ラドクリフ)は、最愛の恋人メリン(ジュノー・テンプル)を殺された
ばかりか、その殺人の容疑をかけられ、街中の人々から白い目で見られていた。
絶望的な日々を過ごしていたイグは、ある朝目を覚ますと、頭に人に真実を打ち明
けさせる「告白の力」を持った不思議な角が生えていた。イグは角の力を使い、恋人
殺しの真犯人を見つけようとする。
ファンタジー・サスペンス・コメディ・ラブストーリーといった感じで、いろんな要素が
てんこ盛りの作品。イグの恋人メリンが他殺体で発見される。イグはひどく悲しむが、
前の晩に飲食店で2人が口論をしていたところを目撃されており、イグに容疑がか
かる。友人である弁護士のお陰で釈放されたものの、街の人々は皆イグを犯人だと
決めつけ、イグはマスコミに追われる。そんな時、ある朝突然額の両側に角が生え
てくる。イグは混乱するが、不思議なことに、イグの角を見た者は普段は喋らないよ
うな本音を口にしてしまうのだ。自分はゲイだ、とか、自分は露出狂だ、とか。角の
役割を知ったイグは、角の力で恋人を殺した犯人を捜し始める。
一応サスペンスなのだが、所々でコミカルなシーンがあっておもしろい。パトカーに
乗った2人の男性警官が実はお互い好意を持っていたことがわかるシーンは笑え
た。イグには数人の幼なじみがいて、彼らと遊んだりいたずらをしたりする子供の
時の回想シーンが度々挟まれる。メリンとも子供の時に出会い、それからずっと愛
し合ってきたのだ。そのメリンを失ったイグの悲しみは深い。
それにしても角が生えるなんて斬新なアイデアだ。それにダニエル・ラドクリフに角
があっても違和感がないのが不思議。最後は真犯人はわかるけれど、イグはかわ
いそう。ダーク・ファンタジーでもあり、サスペンスフルでもあり、感動的でもある、な
かなかいい映画だった。
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青年イグ(ダニエル・ラドクリフ)は、最愛の恋人メリン(ジュノー・テンプル)を殺された
ばかりか、その殺人の容疑をかけられ、街中の人々から白い目で見られていた。
絶望的な日々を過ごしていたイグは、ある朝目を覚ますと、頭に人に真実を打ち明
けさせる「告白の力」を持った不思議な角が生えていた。イグは角の力を使い、恋人
殺しの真犯人を見つけようとする。
ファンタジー・サスペンス・コメディ・ラブストーリーといった感じで、いろんな要素が
てんこ盛りの作品。イグの恋人メリンが他殺体で発見される。イグはひどく悲しむが、
前の晩に飲食店で2人が口論をしていたところを目撃されており、イグに容疑がか
かる。友人である弁護士のお陰で釈放されたものの、街の人々は皆イグを犯人だと
決めつけ、イグはマスコミに追われる。そんな時、ある朝突然額の両側に角が生え
てくる。イグは混乱するが、不思議なことに、イグの角を見た者は普段は喋らないよ
うな本音を口にしてしまうのだ。自分はゲイだ、とか、自分は露出狂だ、とか。角の
役割を知ったイグは、角の力で恋人を殺した犯人を捜し始める。
一応サスペンスなのだが、所々でコミカルなシーンがあっておもしろい。パトカーに
乗った2人の男性警官が実はお互い好意を持っていたことがわかるシーンは笑え
た。イグには数人の幼なじみがいて、彼らと遊んだりいたずらをしたりする子供の
時の回想シーンが度々挟まれる。メリンとも子供の時に出会い、それからずっと愛
し合ってきたのだ。そのメリンを失ったイグの悲しみは深い。
それにしても角が生えるなんて斬新なアイデアだ。それにダニエル・ラドクリフに角
があっても違和感がないのが不思議。最後は真犯人はわかるけれど、イグはかわ
いそう。ダーク・ファンタジーでもあり、サスペンスフルでもあり、感動的でもある、な
かなかいい映画だった。
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