猫のひたい

杏子の映画日記
☆基本ネタバレはしません☆

ロード・トゥ・パーディション

2017-02-18 19:04:08 | 日記
2002年のアメリカ映画「ロード・トゥ・パーディション」。
1931年、イリノイ州ロックアイランドの町。良き夫であり2人の息子の良き父親
であるマイケル・サリヴァン(トム・ハンクス)には、アイルランド系マフィアの
幹部という裏の顔があった。マイケルはボスのジョン・ルーニー(ポール・ニュー
マン)から息子のように愛されていた。マイケルの2人の息子にも孫のように接す
るジョン。そんな父ジョンを実子コナー(ダニエル・クレイグ)は苦々しく思って
いた。ある日、組織の幹部会で父から激しく自分のミスを責められたコナーは、
父への恐れと、自分以上に父に愛されるサリヴァン一家への嫉妬と憎悪の念を抱
くようになり、マイケルの妻と次男を殺害。それを知ったマイケルは生き残った
長男と共にコナーへの復讐を決意する。

ハードボイルドながら、親子の愛を描いた物語でもあり、なかなかおもしろかっ
た。マフィアのボス・ジョンは出来の悪い息子コナーより、マイケルやその子供
たちを家族のようにかわいがっていた。しかしコナーがマイケルの妻と次男を殺
し、マイケルがコナーに復讐する立場になると、息子を選ぶ。この辺りやっぱり
父親なんだなあ、と思う。ダメ息子よりマイケルに目をかけていたのに。そして
ジョンはマイケルを抹殺すべく殺し屋(ジュード・ロウ)に依頼する。
悲しい物語だ。コナーがマイケルの妻子を殺しさえしなかったら、後に続く不幸
もなかったのに。マイケルは長男と車で逃げる。途中長男に車の運転を教えるの
だが、12歳の子供に運転させるなんてびっくりだ。そういう時代だったんだろう
なあ。息子はどうにか運転できるようになるから凄いが、あのアメリカのだだっ
広い1本道だったらできても不思議はないかもしれない。
マフィアの話だから人がたくさん死ぬのは仕方ない。黒いロングコートを着た男
たちの姿が決まっている。ポール・ニューマンはだいぶ年を取っているが、かっ
こいいなあ。ジュード・ロウのかっこよさとまた違う。年を取ってからの方がか
っこいい俳優って結構いる。アル・パチーノとかチャールトン・ヘストンとかダ
スティン・ホフマンとか。いやみんな若い時もかっこいいのだけれども。
ラストの海辺での長男の独白シーンが良かった。

アレルギー性皮膚炎が痒い~💦たまに出来るから辛い




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コメント (2)
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