はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

隠れた名所

2013-01-29 11:04:28 | Weblog
週末、ルーブル美術館へ。
なぜかいつも古代エジプト関連の展示の
ところばかりにたどりつき、
いつまでたっても全館制覇できる様子のない美術館。
今回は今まで行ったことのないリシュリュー翼へ。

ルーブルと言えばモナリザやミロのヴィーナスが
有名だけど、それ以外にも見ごたえのあるものは
沢山ある。今回たまたま発見したのが
リシュリュー翼の2階にあるナポレオン3世の居室。
ナポレオン3世は有名なナポレオン1世の甥っこで
パリの市街地の再開発・近代化をした人(、と今回知った)。

そんな彼がルーブルに住んでいた当時の居室を
そのまま見ることができる。
正確には居室群。大広間、食堂、サロン、など複数の部屋からなる。
写真は大広間をパノラマで撮ったもの。

豪華絢爛、ラグジュアリー、ゴージャス、
その他あらゆる同意語を具現化したらこうなりました、
というような空間。
これだけのためにルーブルに行っても後悔はしないぐらい
立派なものが、美術館の中で目立たない位置づけで
ひっそりとあることがすごい。
フランスに関して、日常生活では文句たらたらでも
やっぱり文化・歴史のある国だと実感する瞬間。

パリに観光で訪れた人で、郊外まで行かずとも
パリ市内で宮殿並の室内装飾を見たい人ならここは最適。
しかもヴェルサイユ宮殿とは比較にならない位空いていて
ゆったり見られる。

まだまだ私の知らないものが沢山ルーブルにはありそうな予感。