はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

本場ブルターニュをモーリシャスで

2016-05-31 10:39:10 | モーリシャス:食
ブルターニュはフランスの北西部にある地方。
かつては独立国だったが16世紀にフランスに併合された。
そんな背景もあってか、ブルターニュには独自の文化があり、
クレープも元はブルターニュの食べ物。

そんなブルターニュ出身の友人家族がうちに遊びに来た。
お招きした際に
「良かったらクレープつくってあげる。材料も道具も全部持っていくから。
お父さんに伝授されたプロ級のおいしいクレープなの。」
と言われた。人を招いたときに相手の方から「ごはんもってくる」
と言われたのは今回が初めて。でもとっても作りたそうだったので
お任せすることにした。
うちのHのクレープはかなりおいしいから、それよりしょぼくても
何にも言わないでおこう、と内心思いつつ。

そして当日、クレープ屋かと思うような、重くて大きいクレープ焼き器と
材料一式を持って友人がやってきた。

ブルターニュの人がクレープ焼き器を持ってるのって、大阪の人が
一家に一台たこ焼き器持っているのと似た感覚なんだろうな。

代々親から受け継がれたという、秘伝の方法で作るクレープ
(正確にはそば粉入りで塩味なのでガレット)。
なんだか、生地を広げる手つきもこなれている。
中の具はシンプル。子供用はハムとチーズ、
大人用はそれにマッシュルームのクリーム煮を追加。

結果、目から鱗の絶品クレープができた。
Hも自分のより数段上、と大絶賛。

モーリシャスで本場ブルターニュの絶品クレープに出会うとは。