はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

電話

2007-04-04 20:19:19 | Weblog
うちの電話はIP電話。

よって今までもかなり安くで国際電話がかけられていたが
契約内容の改正でついに日本までの国際電話は無料になった
(ただし固定電話のみ)。うれしい。

そこで気づいたのがまともな電話帳を持ってきていない、ってこと。
電話帳は持ってきているんだけどそこには住所とメールアドレス
と携帯が書いてあるだけで固定電話の番号が殆ど書いていない。

久しぶりに声きいてやってもいいよ、というかたは
私に電話番号をお知らせください。

こてこてのフランスのビジネスカルチャーって

2007-04-03 19:26:28 | Weblog
フランスのほうが日本よりも階層社会だ、保守的だ、
と仕事を通して思うことがしばしばある。

同じトピックで過去にも書いたような気もするけど
最近実感しているので再記載。

日本でもフランスでももちろん会社によるだろうけど。

昼食は職位別にとる。
秘書などのサポートの人と食事することもなければ、
逆に上司と食事することもない。
ビジネスランチが上司と食事をする唯一の機会。

上の職位の人は下の職位の人に対してえらそう。
下の職位の人でやたらとご機嫌とっている人を見かける。
下の職位の人が食い下がっているところとかはあまり見ない。
私がフランスでやっている・やった仕事は究極的には
「でなければならない」という部分が少ない仕事だから
まぁそれで回るんだろう。

上司が部下に何かを連絡するときに
「直接言ったほうが早いやん」と思うのに秘書だとか
中間の誰かに頼んで言葉を伝える、ということがしばしば行われる。

成果主義といいつつ評価の際に「前向き」とか「やる気がある」
とか「がんばっている」ことをプラスとして評価している気配がある。
そして「やる気」を表す方法として沢山の人が仕事がなくても長時間会社にいる。

それを見ながらさっさと帰る、長時間労働で有名なはずの日本人の私。


私は伝統的な日本企業では働けないだろうなぁと思っていたけど
もしかして、フランス色の強い会社もだめかも
とちょっと思ったりする、今日この頃。

エリート校をぶっつぶせ

2007-04-02 20:38:39 | Weblog
先日紹介した第三の大統領候補バイルーが
遊説中に「ENAをつぶす」といった。

ENA(国立行政学校)はグランゼコールの中でも最高峰。
(政治系のENAのほか理系、経済系のグランゼコールを
あわせた3つが頂点、とされている。)

ENAの卒業生が重要公職に占める割合は大きく
(ENAの卒業生の69%は公務員)
エリート主義なフランスを批判するための発言らしい。

フランスは数々問題を抱えているけれども
グランゼコールの教育の質は高く、世界にも誇れるものだと思う。
それをやめると大統領候補がいいだすとは驚いた。

教育改革をするのであればグランゼコールをつぶすのではなく
その他の大学の教育レベルを上げるべきだ。

日本の「ゆとりの教育」とそれが招いた結果を思い出す。