元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

わたしの“しっぽ”

2009-10-02 22:58:38 | 健康
犬は 今日のような雨の日でも、散歩に出かけるのは 嬉しそう。
帰宅すると、しっぽを挙げてフリフリフリ・・・

人間にも しっぽがあります。
尾骨です。
人間が四つ足動物から進化したときに残ったシッポの残存物のように言われることもあります。
しかし、カイロプラティクス理論の中で、“頭蓋仙骨システム”という言葉があり、大変重要な部位だと言われています。 

尾骨は仙骨とともに1分間に数回程度、こっくりこっくりと、うなづき運動をしているそうです。
このうなづき運動は 昔あった井戸のポンプのように、脳脊髄液を上に押し上げるはたらきをしている
・・・という説。
(脳脊髄液とは、ふつう髄液と呼ばれており、脳と脊髄を満たしている保護栄養液のことです。)

ちなみに・・・この仙腸関節は 機能解剖学教育の中では 動かない関節と教えられます。
しかし、臨床の中で様々な議論がある部位でもあります。
話せば長くなるので、ご興味がある方は こちらの方が詳しく書いていらっしゃるので、ご紹介させていただきます→http://www17.plala.or.jp/yoshioka-chiro/immovale.html


そんな難しい事もありますが、、、

今月は 尾骨をクローズアップしながら、姿勢やエクササイズのお話をしています。
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画像:情報処理推進機構 教育用画像素材集より


座ってストレッチをする時、自分の“しっぽ”を踏みつけたまま、一生懸命に身体を前に倒そうとする人がいます!?
しっぽ=尾骨は 背骨の一番したにある骨。
しっぽ(尾骨)を押さえたままで、背骨は前に倒れません。

何よりも、座るときに床に着く骨は お尻の左右にある座骨。
尾骨は 床から離れたところにあるべきなのです。
尾骨を付き、骨盤を寝かせた状態で座ると、腰椎にかなりの体重が乗り負担をかけてしまいます。

日常の中で座った時も、立った時も、尾骨を正しい位置を確かめましょう。
その時の骨盤の傾きや背骨の位置をキープすべき腹筋や背筋の緊張感(筋持久力)は 自分の背骨を守ることになるでしょう。

エクササイズをする時にも、スポーツで“かまえ”の姿勢をとるときも、ワンちゃんのように、しっぽをツン!と元気に挙げましょう。
それだけで、全身から出力するのパワーが変わってくるでしょう。

手先、足先をどう動かそうとも、しっぽを取られては 身動きが悪くなりますよ!!


姿勢new  
参考文献:ケンダル 筋:機能とテスト 姿勢と痛み

今日のゆうゆう体操でも、この画像を見ながら、自分の姿勢や“しっぽ”のタイプを再確認してただきました。

しっぽの位置だけでなく、首(頚椎)・股関節・膝関節のすべての重心位置も変わるので、それぞれの関節にも支障をきたします。

あなたは どのタイプ?

Aさんが 程よいしっぽの位置、
Bさんは 背骨の凹凸が大きすぎます。お腹もポッコリ!?
Cさん、Dさんのしっぽは 元気ないね~~~!

ホームページに10月教室の予定を更新しました!
御確認ください→http://www.kcc.zaq.ne.jp/cheers/


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