元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

素敵なヒップ

2009-07-16 22:57:02 | 健康
Kさんが・・・
「先生、、お尻にキュッ!と力が入るには どないしたらよろしいの??
歳とともに、お尻の筋肉が なくなってきましてん!?」

との御質問。

簡単なような、難しいような御質問です。

「背すじを伸ばして、お腹も 力をいれたら、お尻に力が入るんですか?」

・・・・・・・

ちょっと、ふざけて・・・
「力を入れよう!と念力かけるんです。そうしたら、キュッと硬くなりますよ!
 ほら!・・・片方ずつでも・・・ねっ。。」

「いや~!?!? お尻の筋肉って、片方ずつ、動きますの?? えっ!?
 どないしたら、よろしいの??」
・・・・・・・

ボディビルダーは 片方ずつの胸の筋肉(大胸筋)を自由自在にムキっ!と動かすことができます。
大胸筋だけではなく、色々な筋肉をムキっ!と意思通りに動かすことができるでしょう。
これは 筋力トレーニングの効果で、筋肉の神経支配が増大して、「動け!」と言う脳からの指令に反応しやすくなるのです。

そして、トレーニングによって、筋力が増加し、その筋肉独自の力がつくと・・・
例えば、2kgのお米を抱える時、上腕二頭筋の力が 強い人は 上腕二頭筋だけを使って、肘を曲げるだけでヒョイ!と持ち上げることができます。
(筋肉の孤立化)
しかし、上腕二頭筋の力がない人は 背中を反らして、背筋も使ったり、両方の手で抱えたり、他の筋肉も動員させて、なんとか2kgのお米を持ちます。
(代償運動)
その人の動作を見ていても、どのぐらいの筋力かを想定する事ができます。

エクササイズを行っていても、この代償運動が入らずに、目的とする筋肉だけを使えているか?という微妙な動きを修正することが大切になります。
ストレッチでも、硬い筋肉があれば、そこを代償するような動きが入ることがありますが、硬いは 硬いなりの可動範囲で、目的とする筋肉だけを孤立化することが大切です。

方法として、目的の筋肉が 動いてくれないので、筋肉のつながりを考えて、わざと、他の筋肉と同調することもありますが・・・
これも、意識的に その方法を取らなければ、意味がありません。

動かしたい筋肉だけを意思どおりに動かせるということは 後々トレーニングの効率も良くなりますし、スポーツなどの動作効率も良くなります。


さて、、難しくもあり、簡単でもある・・・

携帯電話の取扱説明書を熟知すれば、簡単に操作をしたり、思いどおり幅広く使いこなすことができるでしょう。
身体も同じく、身体の取扱説明書をみれば、簡単に操作できることが沢山あります。

「Kさんも 簡単に片方だけ、硬くできますよ!」

身体の取扱説明書“機能解剖学”の本には ・・・

大殿筋
 機能:股関節の伸展、股関節の外旋

と書いてあります。 その通りやってみれば、お尻にキュッ!と力が入ります。

立って、右脚を後ろに持ち上げる(股関節伸展) 
立って、右足の爪先を外に向ける(股関節を外に捻りながら)
右のお尻が キュッと硬くなりますよね。

実は ウエイトトレーニングやストレッチのポーズは この取扱説明書通りの機能に沿って、負荷をかけて、縮めたり伸ばしたりしているのです。
ヨーガのポーズは よく似ているけれど、この西洋医学の機能解剖学をベースにしたストレッチや筋トレとは異なります。
インドの古くから伝わる五千年の歴史、その根源は 「神と繋がる調和の心」だそうです。
ヨーガは インドへ修行に行ったことがないので、よく分かりませんが、インド5千年の歴史には大きな意味があるんでしょうね。
薬は 東洋医学の漢方が好きです。
ヨーガは なんで?!と、自分で消化できないので、しません。
瞑想は 好きです。

話は 飛びましたが・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「いやっ! ほんまや!! 先生、プ-ルの中で、この動きやってみます!」
と、Kさん。
素敵なヒップが 出来上がるかな~。 


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