元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

2007-03-17 23:57:09 | 健康
本日、新規のパーソナルトレーニングを行いました。
新規のクライアントの方には 健康評価のために問診を取ります。
その中に、運動制限が考えられる整形外科的疾患・呼吸循環器系疾患・冠動脈疾患のリスクファクター、その他既往歴、投薬についてのご質問を行います。
本日の新聞で、「日本動脈硬化学会は 脳梗塞や狭心症など動脈硬化性疾患の予防や治療に使う診療指針を4月に改定。
従来使っていた総コレステロール(220㎎/dl以上)にかわり「悪玉」と呼ばれるLDLコレステロール(140㎎/dl以上)を原則として判断基準にする」
と掲載されていました。
これは 安易な投薬治療を抑制するのが狙いだそうです。

実際、指導のなかで問診をしていると、このような数値で、本当に薬が必要なのかな?と疑問に思うことが多く、クライアントにお聞きすると、、、
「もう歳やからね…お医者さんに飲んでおいたら!?と言われて、ずっと飲んでるの。」
と、当然のようにお答えになられるので、そうなんかな~??と疑問を感じることがあります。

薬と運動の関係は 良く似た効果があります。
先日も 宝塚ゆうゆう体操で、途中で何度もトイレに行かれる方がいらっしゃいました。
その方は 便秘のためのお薬を飲まれているのです。
運動は 腸への刺激もあり、便秘を解消する効果があります。

糖尿病のお薬を飲まれている方へ…
運動は 血糖値を下げます。
継続的な運動は 糖代謝を良くし、コントロールしやすくなります。

降圧剤を飲まれている方へ…
運動中は 危険でない程度に血圧が上昇します。強すぎる運動、息を堪える運動は 血圧を急激に高く上昇させ、危険です。(ゴルフ中の急性心筋梗塞など・・・)
ちょうど良いレベルの運動を継続すると、血圧を安定させ、正常化させる効果があります。

コレステロール値が高い方へ
継続的な運動は 善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを抑えます。

変形性膝関節症の方へ
無理な負担をかけない運動は ヒアルロン酸注射と同じように、関節の動きを滑らかにします。
(今日のクライアントの方も、これまでにも 注射打っても効かない、、運動のほうが良いとの声を沢山聞きました。)
そして、膝を支える筋肉を強く、しなやかにすることで、痛みが軽減します。

という事で、トレーニングを継続している方の中では ドクターに運動を行っていることを伝えていただき、投薬についてのご相談を まめにしていただくことをお願いしています。

最近、お薬を頂く時、その薬についての詳しい説明がなされます。
必ず、副作用もあります。
運動は 副作用はありません。
指導内容が間違っていなければ…です。
間違わないよう、たくさんの効果が出せるよう、薬を研究するように、私たちトレーナー自身も勉強・研究を怠ることはできません。


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