脳の力、人間の力

「先生・・・今度、１人見学に来るからね。　
６０歳やねんけど、ものすごい太っているの。　
“あんた、そんなことではアカン！　運動しなさい！”って言うといたから。
６０過ぎてしまったら、もう遅いでしょ。
“今のうち”しとかな、“えらいこと”になるからね。　よろしく！！」

神戸ゆうゆう体操の影の大先生、Ｍさん・・・
“今のうち”という頃合い、“えらいこと”の現実味、そして７５才とは見えないハツラツとしたお姿は　私が言うより、説得力があり、たくさんの人に体操教室を紹介してくださっています。


神戸教室４２名、宝塚教室２６名・・・私ひとりで背負うには　大所帯となり、今日から　お手伝いさんに来てもらうことになりました。
さっそく、「えりちゃ～ん」と、可愛がっていただいております。
２０歳のえりちゃん…いてくれるだけで、いい感じ！？　
若葉のごとく、フレッシュ♪フレッシュ♪フレッシュ♪

えりちゃんは　皆さんの実年齢を聞いて、ビックリしていました。
運動刺激による、機能向上は　計り知れないものである事を私も実感しています。


昨夜、ＮＨＫにて、「復活した“脳の力”　テイラー博士からのメッセージ」という番組を見ました。

３７歳の若さで脳科学者が脳卒中になる。言葉を含め、すべての記憶を失ったところから、今は　自分の体験を含めた講演をこなすまでに。
その８年間のリハビリは　並大抵なものではなかったでしょう。
脳科学者であったことが潜在的にあり、自分を客観視し、その変化すら興味深く楽しんでいるかのようでもありました。
「失ったことで嘆くのではなく、変わったことで得ることができる」
と言う言葉が印象的でした。

そして・・・
「自分の脳を知ることで、自らをコントロールできる。
自分の脳に責任を持ち、自分らしく歩んでください。」
テイラー博士からのメッセージです。

脳だけでなく、身体のすべてを知りたいです。
学んでも、学んでも、人間の身体とは深いものなのですが・・・。